↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『貢いで貢いで貢いだ先に何がありますか? ~エリザが再起を遂げるまで~』  作者: 蒼


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/44

1. エリザが金づるになるまで。

全44話です。

10月で走り切ります。

毎日1〜2話更新します。

エリザの成長を最後まで是非ご覧ください。

(お母様なら許してくれるわよね……)

亡くなった母の部屋にあるジュエリーケースをそっと開く。


バンッ。


ドアが勢いよく開く。


ツカツカツカツカ。

足音が近づく。


パンッ。

「このバカ娘。お前はなんてことをしたんだ」

不意の平手にエリザの身体がよろめき、頬がじんと熱を持った。


✥✥✥✥


エリザ・ロズウェルが10歳の時、母親は亡くなった。


それから3年。 


父親は、あまりに落ち込むエリザの話し相手にと、3歳年上の伯爵子息ダミアン・ベルクールを紹介した。

エリザはすっかりダミアンを気に入った。


「誕生日プレゼント。受け取って貰える?」

綺麗にラッピングされた箱を開けると、年齢には似つかわしくない、少々高価なカフスボタンが入っていた。


「良いのかい? こんなに高価なものを」

「大丈夫。お母様が、私が好きに使って良いわよってお金を遺して下さったのがあるから」


これが悪かった。


ベルクール伯爵家に金がないわけではなかった。

だが、両親は息子に金を掛けようとはしなかった。

与えられるのは、最低限の服や身の回りの物だけ。


成長期のダミアンの服は、すぐに身体に合わなくなった。

袖も、裾も、少しずつ足りなくなる。

それがダミアンは嫌で仕方がなかった。


いずれ伯爵家を継ぐ身だ。

サロンにも出る。付き合いもある。


まして彼は、自分の容姿が人より優れていることを知っていた。


そして、ダミアンはエリザに婚約を申し込んだ。

※本作は西洋風の異世界を舞台としたフィクションです。実在の時代・地域・文化・風習等を忠実に再現したものではありません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。