初代魔王
つまらなくてすいません
黒い空間に俺と銀髪グラマラス美女。
美女は白色のワンピースを着ている。
「なんでそれを知ってるんだ?」
この美女は俺のことを転生の勇者だといった。なぜ知っている?
アルマ以外知らない事実を。
「まあ落着け。わしにもいろいろあるのじゃ」
にやりと妖艶に笑う美女。
「攻撃してきたくせにか?」
「かかっ。あんなものが攻撃か?」
「俺みたいなか弱い人間には攻撃になるのさ」
「冗談はよせ。つまらんの」
「冗談に聞こえるか?」
「ああ」
妖艶に笑う美女。すさまじいほどにきれいだ
「わしに見とれとるのか?」
さっきと同じようににかかっと笑う。
そんな美女の様子を半眼でにらむように見つめていると。
「悪かったのつい興が乗ってしまったんじゃ、許してくれんか?」
申し訳なさそうな美女。
「別にいいさところで君はなんでこんなところにいるんだ?」
「おおっ!忘れるところじゃった」
忘れそうだったのかよ……
「わしは初代魔王じゃ」
ハイ?初代魔王だって。
「ちょっと待てウェイトウェイト」
「なんじゃ?」
「初代魔王とかおかしくないか?」
「まあそうじゃのう、じゃがのそれがおかしくないんじゃよ」
そこでいったん切ってためを作る。
「なんせわしは不死の魔王と呼ばれておる歴代最強の魔王、ギルメルア・ヴォン・グラスリアじゃからの」
はっはっはとでかい胸を張り上げて高笑いする魔王。
「王って男じゃないの?」
もっともな疑問です。今はどうでもいいことだけど。
「そんなこと気にするでない」
偉そうな魔王様。ムカッとした。
「そんな怖い顔するな、わしはお前にお願いをしに来たのじゃ」
「お願いだと?」
「ああ、わしはこの場所に封印されとってなそれを助けてほしいのじゃ」
真顔の美女。不謹慎だがどきりとする。
「別にいいけど。こっちにメリットは?」
「それならあるぞ。まず最初に魔王の儀式を全員死亡させずに攻略させよう」
確かにそれは素晴らしい。
「もう一つの前にわしをここから出す方法じゃが。おぬしわしと主従契約せよ」
「は?」
「間抜けな声を出すでない」
いやいやだってさ、いきなりこんな美女が主従契約とか言ってさ、びっくりだよ。
「別にかまわないが」
「おお、そうかそうかおぬしもわしの体には勝てんかったか」
「別にやめてもいいけどね」
なんでこんな偉そうなんだこいつ。いやまあ魔王って偉いと思うけど。
「そいな!殺生なことゆわないでくれ」
あわてていう魔王様。
「で俺はどうすればいいんだ?」
「うむそれはの、こうじゃ」
「むっ!」
いきなりふさがれる唇離そうにもがっちりと手でつかまれている。
「ふ、うん」
がっちりと三十秒くらい口づけをしてから解放される。
きっと銀髪魔王をにらみつけた。
「そう怖い顔するな、ほれこれで契約完了じゃ」
そういって右手の甲を見せてくるギルメルア。そこには赤色の魔法陣。
「じゃあよろしく頼むのご主人」
俺の意識は暗い闇におちた。
ぱちりと目を覚ますと召喚陣の上にいた。体の感じがおかしい。
そうだ武器はどこにあるんだ。キョロキョロとあたりを見回す。
あったしかも前とほぼ一緒だなんで?
転生してら違う体だし魔力も少し質が違うのになんで?
まあいいや。
「クロキ!」
バット飛びついてくる影。
「アルマ!」
俺はその人物の名前を呼んだ。
「よかったクロキ」
ギュッと抱きついてくるアルマ。
「あ、ああのあ、アルマさん?」
「私を心配させた罰だ」
なおもギュッとしてくるアルマを俺は両腕で抱きしめた。
「お暑いのお、ご主人」
後ろからの声。あ、忘れてた。
「おいおいご主人、口づけまでしたわれのことを忘れていたのか?」
悲しいのお、と首を振るギルメルア。
「口づけ?」
後ろからおびただしい量の闘気が流れてくるんだけど。
「アルマこれは、その」
「クロキ!」
「はい!」
「口づけとはあれか、接吻というやつか?」
怖い怖すぎるアルマさん。無意識でさん付けしてた。
「は、はい」
「そうか、そうかクロキ。私とおまえはそういう関係ではないがお前はそういうやつだったのか」
「待ってくれアルマ!誤解だ!」
「お前なんてしらん!」
走り去って行ってしまうアルマ。
「かかかっ。ドンマイご主人」
いい笑顔のギルメルア。
「ギルメルアてめえ」
「ギルメルア?」
ヴォルフさんが反応しているが無視。
せっかくいい感じでアルマとの距離を詰めてたのに。
「ギリアでよい。ご主人は我のご主人なのだからな」
「わかった」
そんなことよりアルマを追いかけるか。
「じゃあ俺行くから」
そんなことよりアルマを追いかけるかな。
「俺ちょっと言ってくるから」




