売って、貰ってだけだからね
『ねぇ~ちょっと、聞いてる?ご飯いこうよ。若いよ。29歳だって。こんな感じの男の子達。ツバメ狩りじゃー』
携帯片手に、吠える亀岡。バー何だから、やめなさい。
本気?そんなの面倒なだけ。44歳のおばさんがなにを夢見てるんだか。
『町田、行くの?私は、パス』
『山口行かないなら、私も』
『2人共、いいの?こんな機会、そうそうないよ〜』
『だったら、1人で飲むよ。面倒だしね。マッチーと亀で行ってきな』
『怪しいな。さては、この前の従兄弟と飲むんだな?ずるいぞ、ずるい。私も従兄弟と飲みたーい』
亀が、大騒ぎ。
『それは、私も飲みたい。従兄弟、写真で見る限り、いい男っぽい。亀の飲み会なんかより、ずーと興味があるね』
コイツらどんだけ、飢えてるんだよ。智の写真なんか、見せるんじゃなかった。だけど、智とは、飲みたかったしな〜コイツら抜きで。亀は燻製ナッツをバクバク食いながら、スプリッツァーを飲んでる。
『45歳の中年のオッサンだよ。しかもバツイチホカホカ。そんなの彼氏になんか、なるわけないよね。わかるでしょ。バツイチになりたてだよ。無理無理』
『別に彼氏とかそんなんじゃなくて、ただ、飲みに行きたいだけだよねーマッチーw』
『そうそう。ぐっさんの従兄弟だから、いいんじゃないの。ねっ1回だけでいいから、飲もうよ。お願い』
マッチーも亀も、本気かよー本気でめんどくさいなー
『あれ、あげるから、小さいアームランプ。欲しがってたでしょ。あれでどう?』
亀の家にある、ランプ。あれは今、手に入らない。2万円くらいだったよな?欲しい。我が家に飾りたい。でもな…
『じゃー私のマホガニーデスクもあげるよ』
マッチーヾ(。>﹏<。)ノ゛✧*。あれは絶対欲しい。10万くらいするんじゃない?流石お嬢様。高いのに。
いかん。でも、欲しい(@@)
よし、智と飲むだけで、ランプとデスクをゲットだ。ひどいと思いますよね?ひどいんです。
『本当にくれるの?本気?ウソなし?それなら、連絡してみる』
電話をするけど、出ない。使えねーな、アイツ。
『連絡したけど、出ない。一応、来週土曜日で誘ってみるけど、いいよね?』
『いいよ〜』
2人ハモりやがって。
『年も1つ上ってのも、いいよね。ガツガツしてなさそうで、そこまで萎びてなさそうで』
マッチーなにを言ってるの?いきなり。ジントニック飲み干してもかっこよくないから。別れた旦那も1つ上だったから?それより、智とは、また…
『従兄弟何だから、本気でやめてよね。特に亀』
『なんで、私?普通にノムダケダヨー』
コイツ、やる気だ。何かをやる気だ。
『本気でそんな事するなら、やめる』
『ハイ、何もしません。誓って』
でも、亀は、モテるからな。智の方がグラッときちゃうかも?それは、詮無きこと。
智を売るみたいだけど…
いいや。取り敢えず、飲もう。もう1回明日、電話しよ
『すいませーん、モヒートおかわり』




