一言
兄貴の車の中。
兄貴の嫁さん、子供達と話して15分くらいで、実家到着。
1年ぶりの実家。緑のもみじが綺麗だな。
可愛い甥っ子が走ってる。
『尚斗!でっかくなったな〜』
『あっ智だ。お小遣いちょうだい』
何?前言撤回。どういう教育してるんだ、妹よ
『後でな。お兄ちゃんは?』
『ケチ、ケチ、ケチ〜』
走っり去る。
はぁー。ため息だ。兄貴が後ろで笑ってる。
取り敢えず、タバコ吸ったら、家に入るかな。
妹の旦那が、タバコ吸ってた?
『智さん、久しぶりです。挨拶遅れちゃって、スイマセン』
和也さんも元気そうでなりよりだよ
妹の旦那。義理の弟。石川和也さん。俺の1つ年上。
建設関係の営業をしてる。
『別に大丈夫ですよ。タバコ、復活したの?前は、禁煙中だったような?』
『禁煙失敗。仕事のストレスで、また、仲間入りですw』
『禁煙するだけ、偉いよ。俺なんて、したことないから』
2人共〜お茶入ったよーと母親の声が聴こえる。
『智さん、行きましょうか』
家に入る。
兄貴が手招きしてる。なんだよ?
『智から、報告があります』
は?何してくてんのじゃーヽ(`Д´)ノ頭おかしいだろ。
はぁ~。どっちにしても、言わないとな。
『俺、年明けに離婚した。以上』
『ばば、おせんべい食べていい?』
尚斗を今では、ないぞ。
『ばば?』
母親は、俺を見つめながら、頷いてる。
決して、俺に対してでは、ない。目がそう語ってる。
喜ぶ、尚斗。バリバリ煎餅を食べてる。
『はぁー、そうなんだ。別れたなら、しょうがないよね。別に私達に、何かあるわけ?ないよね。ないでしょ(ー_ー)!!』妹がどうでもよさそうに、言い放つ。
沈黙が続く。妹の旦那が、気を利かせて、兄貴の子供達も連れて、コンビニ行くって、出て行った。
別にいいのに。そっちがよくないか。
『はぁ~離婚したのは、分かリました。それで、今後は、1人で生活できるの?貯金は?家のローンだって、あるでしょ?浮気じゃないでしょうね?変な事、考えてないでしょうね?』
矢継ぎ早に、母親から質問が飛んできた。
『智が浮気?ありえねー。そんなの出来るわけないよ。お母さん。だってコイツは、性格悪いし、へなちょこだし。私も離婚するね。それで』
『うるさい。黙れ』
いつも穏やかな、親父が大声で言った。
『智の人生だ。余計な事だ。自分で考えた、結果がこれだ。家族だからって、とやかく言うな』
妹も流石に黙る。母親が1番驚いている。
親父が大声、始めてかも?ってくらい聞いた事がない。
『博、お前もだぞ。』
親父が兄貴にも、念押し。
『お風呂の準備してくる』
母親が立つ。兄貴夫婦と妹は、別の会話を始める。
子供の塾が、あーだ、こーだ。PTAがどーだ。
学校の先生がなにやら。
『おい、タバコ吸いに行くぞ』
俺と親父は、外に出る。
そして、一言。
『 』




