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メカナイズド・ハート 101話

投稿が1日遅れました。申し訳ないです。

今までエネルギーを維持しながら緩やかに上昇していたベル機が急に、突き上げるような鋭い急上昇を始めすさまじい勢いでエネルギーを燃やしながら上昇しているのが見える。


「どういうつもりだ?」


自ら格闘戦にも回避にも離脱にも必要なエネルギーをすさまじい勢いで失っていくのをみて、ベルが何をやっているのか理解できなかった。しかし、ルーカスの機体はぐんぐんとおかしな動きをするベル機に近づいていく。決断には数秒も避けない。


「くそッ!!罠だとしても食い破ってやる。」


ルーカスは無駄に動いて自らを不安にさせるだけの脳内のシナプスのケツを蹴り上げて、無駄な動きなく緩やかな降下を始めて、エネルギーを失い切ったベル機に向けて突っ込んでいく。


その瞬間ベル機から細かい閃光と光の筋を4本視認する。


直後に、先ほど発射しておいた対ポッド用ミサイルが全機撃墜されたのを確認する。


「やっぱりな。」


そう思い、直後に口にしながらも気にせず機体を降下させていく。


機体の速度は急速に高まり、一方でベル機はいまだエネルギーを失い続ける。両機の速度差が差に広まりルーカスから見てベルはほとんど静止しているようにも見える。


ここだな。


ずっと打ちたい欲求を耐えてきて見つけた絶好のタイミング、ベル機が完全に失速するタイミングで照準を合わせてミサイルのシーカーを起動し、ベル機が惜しみなく発する赤外線反応に向けてロックし一度に8発発射する。残りは2発だ。


一撃でポッドを戦闘不能にできる赤外線誘導対ポッドミサイルはわずかな間、甲高い音を立てながらロックしたのち、射出されると若干上下左右に揺れながらもまっすぐと目標に向けて飛んでいく。


命中の直前にルーカスの目の前でスクリーンに複数の熱源が新たに現れる。


先ほど発射したミサイルのケツから出るブースター炎の熱ではない。フレアだろう。


小さな金属管の中に含まれている化学物質が起こす化学反応により、数秒だけ数千度近い灼熱が発生し赤外線誘導のシーカーを混乱させる。


チッ


ルーカスは発射したミサイルが敵機に命中しなかったことを確認した時にはすでに120mm砲の有効射程内に捉えていた。120mm砲の引き金を引くとすさまじい勢いで光の筋が右腕部から現れる。


光の筋はほぼ静止状態のベルに向けて発射されるが、ほぼ同時にベル機もまた光の筋を発して攻撃してくる。


両機の発砲した砲弾は、互いが左腕部で構えるシールドごと互いの左腕部を吹き飛ばす。


しかし、本体をとらえて互いの機体を破壊しきることができる前に、相互の速度差が大きすぎて通り過ぎてしまう。


本来はシールドだけでも一般的な120mm砲の直撃を数発は防げるように設計されているが、相対速度が速すぎたため、速度エネルギーが互いが発射した砲弾の破壊力を高める。


結果として両機はシールドを一撃で吹き飛ばされ、残りの左腕部も大打撃を受ける。

このような壊滅的な損害をさけるために、両機ともに細かいロールと旋回、推進方向の上げ下げを行った。


しかし、結果は平等ではない。回避に使用できるエネルギーに大きな開きがあったために、共に左腕部を吹き飛ばされたものの、ルーカス機は左腕部の先の部分だけが吹き飛ばされかろうじて原型を保ち、操縦にほとんど影響が発生していないのに対して、ベル機の方は白い軌跡をなくなった左腕部の根元から垂れ流している。

すこし多めの文字数で投稿させていただきました。

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