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ダンジョンのある生活《スマホ片手にレベルアップ》  作者: 盾乃あに


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7/28

月のレリーフ


 夜は酷かったな。


 クロガネに付き合っていたら朝四時までダンジョンだったからな。

 これからまたダンジョンに潜るんだから凄い体力だな。


「と言っても俺も寝てたからなぁ」

 眠くて簡易テントで寝ていたら、四時に起こされたんだよな。


 トーストを焼いてジャムをたっぷりと付けて食べながらテレビをつける。


 ダンジョンに比べるとなんて事ないニュースを見て、とりあえず30階層までは行こうと決めているので支度をする。


 26階層、ミノタウロスが彷徨いているが、ミスリルの剣で真っ二つだ。ミノの肉と魔石を収納して先に進む。

 ステータスは、


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 進藤 拓磨(シンドウ タクマ)  25歳

 レベル63

 スキル 上級剣術 初級槍術 身体強化LvMAX 生活魔法 中級火魔法 中級風魔法 中級水魔法 初級土魔法 初級雷魔法 鑑定 無限収納

 ユニークスキル スマホ(マップ、ヒント、階層転移、ショップ)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 まぁまぁの上がり具合だな。


 ヒントアプリは、

 ・モンスターを10000匹倒す 547/10000

 ・30階層のボスの撃破  0/1

 ・腕立て、腹筋、スクワットを百回、一ヶ月 3/30

 ・月のレリーフの獲得 0/1

 

 こんな感じだ。

 なかなかヒントアプリも鬼畜仕様になって来たような気がする。


 ミノタウロスはこちらを見つけると突進してくるので軽くあしらっている。

 やはり、レベルを上げるのが一番効率がいいのだろうな。


 それにしても何階層まであるんだろう?

先に潜ってるはずの真人という人物は生きているのだろうか?


 まぁ、俺もユニークがスマホじゃなかったら7階層あたりをウロウロするだけだっただろうけどね。


 26階層のボスはデカいミノタウロスで迫力があったが結局は同じような動きだから、動きを合わせて斬ればなんて事なかった。


 月のレリーフと魔石をドロップした。


『実績達成、月のレリーフがダンジョンに夜をもたらします。スキル・夜目獲得』


 夜をもたらすって何のことだ?


 まぁ、いいか。

 宝箱には水龍剣というのと金貨が入っていた。

 ミスリルソードよりかっこいいが、性能的にはミスリルソードの方が上なので死蔵だな。


 それよりも夜だな。敵も眠るのか?それとも夜行性のモンスターが現れるのかな?



「やっと夜だな!待っていたぞ!」

 クロガネが夜になりやってきた。


「いや、待ってたのはこっちですよ、目が血走ってますけど寝てないんですか?」

「仮眠はとったがあまりにも興奮していて眠くないんだ」

 いやいや、どんだけだよこの人……


「寝た方がいいですよ?夜が来るらしいので」

「何が夜が来るのだ?意味がわからぬが」


「あぁ、今日、月のレリーフというのを拾ったらダンジョンにも夜が来るということだったので一応は注意した方がいいんじゃないかと」


「夜行性のモンスターか?初めて対峙するなぁ!」


 あー!この人はもう。

「なら今日はどこから行きますか?」

「10階層から頼む」

「はーい」


 ダンジョンは静かなもんで夜が来たのは本当らしい。

「うわっ!ゾンビじゃないか」

「ウオッ!ファイアーショット」


「これはただ事ではないぞ?昼と夜で変わるなんて聞いてない」

「いや、いったでしょ?気をつけていきますよって」


「クッ!せっかくいい穴場を見つけたと思ったらこれでは倒せないではないか!」

「あれ?クロガネさんは魔法は?」

「使えないぞ!教えてくれるか?」

「あー、とりあえずこれをコピペしてください」

 俺は呪文をクロガネさんのスマホに送信する。


「何だこれは?」

「初級火魔法の呪文ですね」

 メモアプリにコピペしたが効果がなかったみたいだ。


「んじゃ、俺の手を持ってみてください」

「な、何をするんだ?」

「魔力を直接送ってみますから」

「そ、それなら」

 クロガネさんは俺の手を握る。


「アッ!アァ!」


「大丈夫ですか?」

「だ、大丈夫だ!アッ!」

「これが魔力ですけど何か感じましたか?」

「あぁ、これが魔力というものか!承知した!ファイアーショット」

 ブワッと火が走り辺りが明るくなる。


「で、出来たぞ!ありがとう拓磨殿」


「あはは、これくらいでよければ教えていきますよ」

「かたじけない!それ、ファイアーショット」

 片っ端からゾンビに魔法をぶちかましているがパタリと倒れてしまった。


 魔力切れらしい。


「すぐ調子に乗るからですよ。今日はこの辺で終わりにしましょう」

「すー、すー、」

「寝不足もあって寝てるな」


 自宅に戻ってベッドに寝かせると、俺はソファーでビールを飲み始める。


「何とか今日も無事終わりそうだな」


 とチャイムが鳴る。


「はーい」

「こちらにクロガネ一尉がいらっしゃるか?」

 茶髪の短髪でいかにも真面目そうな男性が立っていた。


「はい、今寝てますけど」

「少し入っていいでしょうか?私はクロガネ一尉の部下で能勢忠輔(ノセ タダスケ)と言うものです」


「はいどうぞ」

 能勢さんに上がってもらうと、クロガネ一尉を見た能勢さんは、はぁぁとため息を吐いている。


「うちの上司が大変ご迷惑をかけまして申し訳ない」

「そんなことないですよ、まぁ、寝不足だったようですが」


「その、クロガネとは男女の関係?」

「違いますよ、ダンジョン関係です」


「えっ?男女関係ですか?」

「ダンジョンの関係です」


「あはは、ダンジョンですか、失礼しました。沢さんがダンジョンに関係しているんですか?」


 能勢さんが率直に聞いてくるので、こちらも言わざる得ないな。



「実は…」

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