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ダンジョンのある生活《スマホ片手にレベルアップ》  作者: 盾乃あに


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クロガネ


「ん、寝てしまったか……今何時だ?」


 スマホをみると三時間ほど経っている。


 宝箱を開けていないのに気がついて開けると金貨と巻物があった。

 早速スキルの鑑定で鑑定すると魔法のスクロールということがわかった。


 使い方はスクロールを広げればいいらしい。

 前に取った巻物もスクロールか。


 そういえばここから帰れるのかな?

 スマホに目をやると『階層転移』のアプリがインストールされていた。


 行ったことのある階層と俺の部屋だな。


 自分の部屋に帰りなんとか生還したなと一息つく。

 

「アシッドモスはヤバかったな。あれで中級火魔法が手に入らなかったらマジで死んでたからな」


 ヒントアプリに頼りきりもよくないな、これからは自分でも何か探さなきゃな。


 ヒントアプリで手に入った火魔法だから、もしかして他の魔法も同じように手に入るのかと思ってたけどそうはいかないみたいだしな。


「鑑定」

 マナブレスレット……一定期間体内のマナを減退させる。


 マジかよ!俺の魔力が弱いんじゃなくてこれのせいでファイヤーボールがなかなか上手くコントロールできなかったのか!


「鑑定」


 ヘルメスの指輪…素早さが上がる。


 おお!こういうのを待ってたよ!

「この指輪はつけておこう!あとは金貨か?何かに使えるんだろうがいまはいいか」


 ヒントアプリも実践で解除が多くなって来てるしダンジョン攻略するしかないかな?


 とりあえずビールに口をつけると疲れから直ぐに寝息を立ててしまう。


ーー


 一方その頃、クロガネ一尉達は順調に歩を進めていたはずだったが、


「クロガネ一尉!退却を!」

「くそ!こんなに豚が強いなんて!」

 4階層でオークと戦っておりクロガネのサーベルも折れて使い物にならなくなってしまっていた。


「クッ!退却だ!」

「退けぇ」

 4階層から逃げ帰るしかなかったクロガネはもう一度最初の手紙を読んでみる。


「ステータスとはなんだ?」


 最初に入ったものしか手に入らないのならば『進藤拓磨(シンドウタクマ)』と言う男が手掛かりになるはずだ。


「進藤拓磨をここに呼ぶんだ」

「一般人ですが?」

「それでもだ、何か手掛かりがあるに違いない」


 クロガネ一尉は沢拓磨に連絡を取るようにした。


ーー


 眠りこけていた俺は電話で起こされる。

「……はい?……そうですが?……いまですか?家にいます」

 通話を切ると目が覚めて来たタクマは自衛隊がここにくると言うことに焦って扉を閉めに行く。


「な、なんで今頃になって自衛隊が?」

 スマホが震えるとヒントアプリが通知して来た。


 ・仲間を増やす 0/1


「げ!なんでいまなんだよ」

 その時インターホンが鳴る。


「はぁーい!」

 出ると軍服を着たお姉さんが目の前に立っていた。


「クロガネ一尉だ。話を聞かせてくれないか?進藤拓磨殿」

「は、はいぃ」

 眼光鋭く見つめられたタクマは逆らえないと思ってしまった。


 ソファーに座るようにお願いしてコーヒーを淹れるとクロガネに差し出す。


「ありがとう、さてここに来たのはステータスとは何かしらないか?」

 ステータスとはなんぞや?と聞かれてもタクマにも分からない。


「ステータスは僕にも分かりかねますが」

「では何故、真人という男はこのような紙を残していったのだろうか?」

 俺も聞きたいよ。


「さぁ?それも俺には分からないですね」

「君は一般人だが、この手紙を最初に見た第一人者だ。教えて欲しい」

 クロガネの瞳からは逃れられそうにないので本当のことを喋る。


「じ、実はステータスというのは俺もよくわからないんですが、ゲームみたいな画面が出て来てレベルやスキルが出てくるんです」

 クロガネは大きな目をさらに見開いて、


「それだよ!それはどうやって手に入れればいいのだ?」

「わ、分かりませんが、俺のスマホに仲間を1人入れるというヒントが来ていて」


「なる!どうすればなれるんだ?」


『実績達成、クロガネにステータスを授与、以降ステータスはダンジョンに入ると誰にでもつけることができる』


 おっ!これで俺からは離れてくれるな!


「クロガネさん、今ならステータスを」

 もう見ているようだな。真剣な顔で宙を眺めている。


「このユニークとはなんだ?」

「クロガネさんのユニークはなんですか?」

「……他言無用でお願いする。電光石火だ」

「電光石火……たぶん技スキルだと思います」


「技スキル?こういう技があるのか?」

「多分ですけどね。あとこれからはダンジョンに入った人にステータスを付与できるらしいですけど」


「それは誠か?それなら早速ダンジョンに向かわねば!ありがとう拓磨殿」


「あ、こちらこそどうも」

 クロガネは勢いよく飛び出して行った。


「ふぅ、多分あってると思うけど…それより実績が解除されたから仲間になったってことなんだろうな」


 俺の他にもステータスを貰える人が出来てダンジョンを攻略してくれるならありがたいことだな。


「でも俺も鍵探さなきゃなんねぇからな。こんなゴツいのつけてたら仕事決まんねぇよな」


 左腕についてる腕輪を摩る。


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