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ダンジョンのある生活《スマホ片手にレベルアップ》  作者: 盾乃あに


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逮捕


「どうなってるんだ?他のクランの人間は?河合クランに入らないとダンジョンにはいけないだろう!」


 河合は焦っていた、十六夜と真希が抜けて、花京院兄妹だけでいまは回している状態だ。


 ほんとなら、ローラやグラマスクランの人間が入ってきているはずなのにあいつらは涼しい顔でノーと言う!


「またタクマが何かやっているのか?いやそれは問題じゃない、どこかに隠れてダンジョンを使ってるに違いない!」


 十六夜の代わりに忍びのユニークを持った九頭龍という男を呼ぶとローラやグラマスの動向を探れと言って送り出す。


 するとすぐに動向が明らかになった。


 ダンジョンがあるのだ、しかも自分の敷地内に!

 そんな強運があってたまるか!

 やはりタクマが怪しい!


 タクマに連絡を取ろうとするがやめた。


 河合は国を動かすつもりだった。


 ダンジョンを無許可で使用しているのは罪になる。これは立派な犯罪だ。


「あははは!これでどいつもこいつも河合クランに入らなくちゃいけない!あははは」


 と、ここまで読んでいる十六夜は静かに去り、ダンジョンを潰して回った。


 もちろん無料でだ。自分のレベル上げにもなるからだ。


 ほとぼりが冷めるまでこれでやり過ごすのだ。


「警察が家宅捜索しましたがダンジョンは見つかりませんでした」


「嘘だ!九頭龍に調べさせてちゃんと写真も証拠として提出しただろ!」


 河合は赤くなって怒り出した。


「しかし無いものはないのでこちらも動くことができないのです」


「そうか!これを察知して攻略したんだな!十六夜がどこかにいるんだ、あの野郎出て来い十六夜!九頭龍!探し出せ!」


 もうとっくにいるはずのない十六夜を探す九頭龍は本当に河合クランにいて大丈夫かと思った。


「くそ、タクマタクマタクマめぇぇぇ!」

 スマホに手をやるとタクマに電話をかける。


「はい、河合久しぶりだな」


「何が久しぶりだ!お前の仕業だろ!」


「なんのことだ?」


「ダンジョンを作れるな?お前なら可能だ!」


「さあな?」


「クソッ!お前なんか居なければ今頃俺は」


「金なんかいくらでもあるだろ?」


「お前にわかるか!地位や名誉を築くためにどれだけ苦労したかを!」


「そんなものクソ喰らえだな」


「いくらだ!いくらでお前は俺の仲間になってくれるんだ!」


「はぁ、金に興味はない、お前は上を望みすぎたんだ、下を見ろよ?お前も昔は」


「昔の話なんかして何になるんだ!なぁタクマ助けてくれよ!俺はこのままだと破滅するんだ」


「お前が助かる方法はひとつだけだ、河合クランを解散しろよ」


「ふざけるな!俺はもう少しでこの国の頂点に立つんだ!タクマ!頼むから!」


「ダメだ、お前は死者に顔向けできるのか?お前のクランのために死んでいった若い命に」


「あれは俺のせいじゃない!弱いのがいけないんだよ!しかもちゃんと葬式まで面倒見てやった」


「それじゃあ葬式してやればいいのかよ?そうじゃないだろ?お前は罰を受けないといけない」


「うそだろ!タクマたすけてくれよ!」


「じゃあな」



「タクマアァァァァァァァァ!!!」


「殺してやる!殺してやるよタクマ!」

「河合さん」

「九頭龍!タクマの居場所はわかってるだろうな」


「は、はい」

「いくぞ」


 車に乗り込む河合は瞳孔が開いて何かに取り憑かれたようになっていた。


 パーティーハウスに着いた河合はオートロックを破るとパーティーハウスに乗り込んだ。


「タクマアァァァァァァァァ!殺してやるよ!」


 拳銃からパンッパンッと乾いた音がする。


「危ねぇな、普通の人なら死んでるぞ?」

「何で生きてるんだ!死ねえぇぇ!!!」

 拳銃からはもうカチカチと弾がないのを伝えている。


「死なねぇよ、あとは任せるよ」

「はぁ?!何言ってんだ!お前を殺すって言ってるだろう」


「河合武文!現行犯で逮捕する!」

「ふっざけんな!テメェらなんかにカハッ!」

「情けだよ」

 タクマの拳が腹に当たっている。


「御協力感謝します」

「いや、いいです」


 河合武文、銃発砲法違反及び殺人未遂容疑で逮捕。


 日本中にこのことが知れ渡るのは時間の問題だった。

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