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ダンジョンのある生活《スマホ片手にレベルアップ》  作者: 盾乃あに


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2/25

引っ越した先に



「はぁ、なんであるんだよ」

 としゃがみ込み頭を抱える。


 不思議なもんだな。

 俺はこれを攻略しないといけないらしい。


 荷物をあらかた片付けてソファーに座ってビールを飲む。スマホにはヒントアプリが起動してある。

 

 ・呪文を書き写す 0/1

 ・腕立て 0/100

  腹筋 0/100

  スクワット 0/100

 ・毒を飲む 1/100

 

 三つのヒントが書いてあるが毒を飲むが一になっている。


 酒か?


 さすがに2本目を飲み切ると数字が増えたので毒とは酒も含まれるようだ。


 あと呪文を書き写すのはなんて書いてあるかわからないからメモアプリにコピペしたら達成になった。


 ステータスには生活魔法というものが増えている。


「クリーン」


 汗の粒なのか汚れなのかがパラパラと床に落ちる。

 掃除機で吸わないといけないな。


 俺は掃除をし終わり、ちょっと酔った勢いもあるだろうが扉を開けて中に入る。

 バッグを背負い、カーゴパンツにブーツを履いてるから、まぁ、少しは動けるだろ。

 剣は警察に没収されたからな。


 歩いて行くとスライムがいたのでサクッと倒して行く。

 石ころも拾うのを忘れないようにして、どんどん進んで行くとスケルトンが出て来た。


「ウオッ!!って、骸骨くらいじゃそこまでビビんねーよ!」


 ブーツで粉砕すると石コロもスライムのより少し大きくなっているようだ。

 ようやく武器(鉄の剣)を手に入れたな。


「ったく、なんで俺なんだよ!」

 スケルトンを斬りながら進んで行くと門があった。


「ん?門?一丁前にボスなんかがいるのか?」


 門を開けるとゴブリンと言う緑色の小人が剣を持って立っていた。


「お前はちゃんと戦うんだな!よし!」

 少し酔って気持ちのいい俺は構えて斬りかかる。


 ゴブリンは何も出来ずに剣を残して消えてしまった。


 スマホが鳴るので見てみると、


『実績達成、1階層のボス撃破ボーナスとしてマップアプリをインストール』


「ちっ!嫌味なスマホだな」

 落ちている剣を片手に持つと宝箱があることに気づく。


「おっ!これはなんなんだ?」

 開けてみるとよくある液体の入った瓶と巻物が出て来た。これがポーションという物であって欲しい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 進藤 拓磨(シンドウ タクマ)  25歳

 レベル7

 スキル 身体強化、初級剣術 生活魔法

 ユニークスキル スマホ(マップ、ヒント)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「まぁ、まだまだいけるだろ」

 俺は2階層に足を踏み入れる。


「んなっ!」

 そこは草原になっており、空もある。


“チッ!”

「イタッ!」


 素早いスピードで俺の頬を傷つけたのはツノの生えたウサギだった。


「このやろう!」

 と剣で薙ぎ払う。

『ピィ!』


 すぐにウサギは倒したがドロップというのかそれはウサギ肉に石コロだった。とりあえず剣2本をベルトに差し、ウサギ肉をバッグに入れる。


 どこからくるかわからないウサギを警戒しながら歩いていると今度は“ドッドドッド”という音と共に猪が向かってくるので少し体を逸らして剣で一太刀入れると猪肉と石コロに変化した。


 酔いも覚めて来て俺は何をやってるんだと思いながらもここまで来たら2階層のボスを倒してやるという気持ちが芽生える。


 ウサギと猪はもうたくさんなので来ないで欲しいが、よくエンカウントするもんだな。

「てやっ!」

 これで死体が残ったらこんな風に戦えないと思う。


 2階層の扉を発見して、開くとゴブリンが2体になっている……いや、よくみると装備をちゃんとしているな。

 戦士と魔法使いのようだ。


「ウォォオォォ!」

 まずは魔法使いだろ!

『グェッ!』


 連携されないように魔法使いからやっつけると、戦士はどうってことなかった。


 またスマホが鳴り、『実績達成、初心者装備をプレゼント』


「は?」

 目の前には俺にピッタリな革の鎧が入っていた。

 左胸を大きく隠すように革が張ってある。剣を固定する部分もついていたのでそれなりに重宝するだろう。


 宝箱にはまた液体の入った瓶と腕につけるタイプの盾が入っていた。


 何階層まであるんだ?

「なんかこのままズルズルと降りていかないといけない気がするなぁ」


 ここまで来て帰るのもどうかと思ったのでレベルを上げるために3階層まで歩を進める。


 ようやくまともなダンジョン っぽい石造りのところに入っていくと、ここはゴブリンが多いようで倒しても倒してもどこからともなく湧いてくる。


「くっ!この!だぁ!」

 剣を振り、斬り込み、刺してゴブリンを倒して行く。


 しつこいっての!ある程度間引いたら2階層に避難する。


 腹が減ったが何も持って来ていないのでウサギ肉を取り出して生活魔法のトーチでよく炙って食べる。

美味っ(うまっ)!」


 その辺の枯れ木を集めて焚き火をし、ウサギ肉を焼いて食べる。


 これは病みつきになりそうだな。


 猪の肉も焼いてみたがこれもクセがあるが美味い。

「出来れば塩が欲しい所だな」

 まぁ、二階層は食事に困らないな。


 腹が膨れたので腹ごなしに三階層に足を踏み入れゴブリンを倒して行く。


 弓使いなんかのゴブリンも出て来て危ないので一旦退却する。

 来た道を戻るついでにウサギと猪を狩ってバックに入れておく。


 部屋に戻ると一息ついてコーヒーを飲む。


「ふぅ、やるか」

 ヒントアプリの筋トレをこなして、達成すると身体強化Lv2になった。

 軽く腕を振るとブォンと音がするほどのスピードだったのでよろけてしまったがこれは使えるな。


 ヒントアプリはなるべくやって行く方針に切り替えていく。


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