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ダンジョンのある生活《スマホ片手にレベルアップ》  作者: 盾乃あに


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10/25

ショップ


「オラオラオラ」


 拓磨が渡したダガーをうまく使いこなし敵を切り刻んでいく河合。


「クロガネ一尉の言ってたことがよくわかった」

 シュルンとダガーを腰に挿すとニヤリと笑って他のメンバーを見る。


「ヤベェって!早く他のみんなもこのくらいできなきゃな!あははは」


「こら、河合も調子に乗りすぎだ」


「さーせん」

 だが河合は笑いが止まらないようだ。


「このぉ、ただ拓磨に貰っただけだし、自慢すんなし」

「私は槍が「拓磨に頼るなし!」……でも要らないのもってるかもしれないですよ?」

 紫の言葉でみんな黙々とメッセージを作っている。


「俺ってやっぱ先を言ってるんだな!」

 笑いながら自分を褒める河合に顔を顰める立花達は、自分が欲しい武器を拓磨に要らないのはないか聞いてみようとしたところ。


「みんな金貨のことを忘れてないか?」

 クロガネが一言言うと、みんなショップを開く。


「ヤベェ!これ欲しい!」

「なにこれ?凄い」

「うおー!この大剣は欲しいですなぁ!」

「なんだこれ?バックも売ってるぞ?収納バック、最大量……これ凄い量入りますよ」


 みんなショップに釘付けになってしまった。


「金貨は保管してある、みんなが好きなものが買えるように頑張るぞ!」


「「「「「おうっ!」」」」」


ーー


 ここはどこなんだ?


 俺は自分がどこにいるのかわからなくなっていた。

 あたり一面が薄く水が張ってあるところにポツンと扉と自分がいるだけの世界。


 声を出すことも忘れて見入ってしまった。

 ザーっと水が引いていく。


「な、何だ何だ?」

 その水は大きさを変えてグネグネと動いたかと思ったら小さなスライムになった。


「おっ!可愛いじゃないか」

『キュッ』

「お!お前言葉がわかるのか?」

『キュキュッ!』


 しかし水面がスライムに変わるとは不思議だなぁ。


「なぁ、倒したくないから通してもらうことはできないかな?」

『キュッ!』

“ブォン”と次への階層への階段が現れた。


「お、良かったよ。お前空みたいな色してるな」

“ブブッ”

「なんだ?」

 スマホが鳴って取り出してみる。


『実績達成、テイムに成功しました。従魔休憩室がインストールされました』


 へ?いまのでテイムってことは従魔になったってことか?


「ソラでいいのか?」

『キュ』

 ソラは膝から肩に乗って外套のフードの中に入っている。


「あははは、そうか、俺にも仲間が増えたんだなぁ」

『キュッ!』


 一時間ほどそこでまったりしているとスマホが鳴ってメッセージが届いたようだ。


『拓磨殿、河合にダガーをありがとう。もし要らない武器があれば買い取るがどうだろうか?』


 現金でってことだろうな。

「いいですよっと、これでいいだろう」


 無職の俺だからちょっと高めに買い取ってくれるといいけどな。


 その日はソラと一緒に自宅に戻りビールを開けて乾杯した。


 ソラはなんでも食べるようで味の濃いものが好きなようだ。


 インターホンが鳴り、扉を開けるとクロガネさんと能勢さんの2人が立っていた。


「夜分遅くにすまんな」

「いいですよ、上がって下さい」

 ソラはいきなり見せると殺されるかもしれないため休憩室に入ってもらった。


「えーと、要らない武器ですよね」

「そうだな。それより先にこれを受け取ってくれるか」

 能勢さんがアタッシュケースに入ったお金を見せ閉めてから渡してくる。


「これは?」

「これは今までの借りだな。私の水龍剣と河合に渡したダガーの金額も入っている」

「こんなに沢山」

 一億はあるだろうな。


「これでも足りないくらいだ」

「わかりました、ありがたく受け取ります。そしてこれからは仲間として俺の使わない武器を俺からプレゼントしてもいいですか?」


 クロガネさんの顔が一瞬暗くなったが、頷き仲間として受け取ると言ってくれた。


「ヒントアプリのことは知ってますよね?それでプレゼント機能の実装があって、どうしても仲間にプレゼントしないといけなかったんですよ」


「そんなのがあるのか?だから河合にダガーを贈ったのか?」


「そうです。河合君はダガーを欲しがってたのを朝のメッセージで知っていたのでちょうどよく手に入ったダガーをプレゼントしたんですよ」


「何だそう言うことか」

「ダガーの他には何があるんですか?」


 俺は無限収納を見てみると結構あるな。


「弓、槍、大剣、大楯、メイス、がありますね」

「一応はみんなの希望を聞いてきたんだ」


 立花さんが弓、小坂さんが槍に大垣君が大剣か。


「能勢さんは何が必要ですか?」


「私は剣がいいと思うんだが」


「ならプレゼントでみんなに贈りますね」


「本当にいいのか?」

 クロガネさんが言うが、

「仲間なんですからこれくらいは大丈夫でしょ?あまりクレクレ言われても困りますけどね」


「あ、ああ、ありがとう」

 あと一つプレゼントをしないと実績達成にならないな。


 ショップを開いて見ると無限収納のようなバックが売っていたので、これをプレゼントすることにした。


「クロガネさんの欲しいバックはどれですか?」

「わ、わたしか?な、なぜそんなことを聞く」


「あー、プレゼントがあと一つで実績達成なんですよ。助けると思って選んで下さい」

「……実は欲しいと思ってたんだ、ありがとう」

「いいえ、どう致しまして、さぁ、選んでください」


 クロガネさんは黒いバックでおしゃれなバックを選んでくれた。


「では、プレゼントしますね」

「ぁ、ありがとう」

 クロガネさんは顔を赤くしてスマホを操作している。受け取ってくれたようだ。


『実績達成、ショップ機能拡大』


 おっ!ショップにも大量に新商品が並んでるな。


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