イラストレーターに描いてもらうワクワク感について
トルツメしたり、ところどころ描き直しをして、作品を磨き上げてゆく作業を繰り返す日々。物語自体は後半まで描き進めたものの、未完で気が遠くなる。
そんな夜、ベッドで寝転んでいると雲雀沢さんからメールが届いた。
もう20時だよ、まだ会社にいるのかな。
ちょっと心配になる。
わたしもそのくらいまで車両所にいる日もあり、分野は違えど残業のしんどさはある程度理解しているつもり。
しかしごめんなさい、時間より気になってしまうのはメールのタイトル。
『まるたんやんま先生より赤松晴雲イラストラフ案が届きました!』
わたしが生み出したキャラクターのイラスト!
まるたんやんま先生はご存じ舞ちゃんであるが、イラスト版権は出版社との契約であるため、出版社を通じて原作者に送付される。これは相手が友人であっても同様である。
プレゼントに結ばれたリボンを解くように本文中のリンクをそっとタップ。包装紙を綺麗に剥がすように恐る恐るファイルを解凍。その手順がなかなか厳重である。現時点でイラストはまだ機密事項なのだ。
手こずりながらもどうにか開くとそこは、尊さの小箱だった。
「しゅごい、イメージ通り」
『Five Lives!』の主人公、赤松晴雲、穏やか晴れやか、どこか仔犬っぽいイメージが見事にイラスト化されている!
「うほぉ……ふぉおおお……」
興奮して鼻息ゴリラ。
メールには続きがあった。
『他の4人も間もなく上げられるそうです!』
楽しみが増えてゆく!
イラストレーターさんにイラストを描いてもらう楽しみが!
ワクワクして今夜は眠れそうにない!




