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吸血魔法少女は異世界で楽しく生きる!  作者: もなかラテ
第1章 異世界に馴染もう
8/11

7話 新天地へ

お待たせしました、第7話です。

スタンピードから1日経って町に日常が戻ってきた頃、私はギルドマスターに呼び出された。


「ギルドマスター、ソーカさんをお連れしました。」


「…入れ。」


「失礼します。」


「それでは私はこれで。」


そう言って私を案内した人は戻って行った。


「本日はどのような要件でしょうか?」


「そんな堅くなくていいぞ、そんなことしなくたって誰も気にしねぇよ。」


「わかっ…た。じゃあ少し崩させてもらうよ。それで、何の用?」


「呼んだ理由は二つある。一つ目はお前のランクについてだ。お前の実力はEランクとは不釣り合いだ。俺の権限であげられるCランクまで上げさせてもらう。」


Cランクか……。流石に上げすぎじゃない?


「Cランクは上げすぎじゃない?Dとかでもいいと思うけど。」


「何言ってんだ。スタンピードの魔物の群れを一人で抑えられるようなやつがDランクな訳ないだろ。むしろCでも全然足りないぞ。ここから先は試験とかが色々あるから俺個人で上げるのは無理だったがな。」


ちょっと減らしただけで別に魔物を抑えてはないんだけど。そのくらいの実力はあるだろうと思われてるのかな?……まぁあのくらいなら普通にできるだろうけどさ。


「だとしてもこんな実績もない子供をCランクまで上げちゃっていいの?」


「スタンピードを抑えるなんて言う大それた働きをしたんだ。防衛で活躍したってことにしてしっかり記録してあるよ。それにスタンピードの前兆に関する情報を届けてくれたってだけでも十分実績だ。お前のとこのパーティメンバーも全員Dランクに昇格だよ。」


ここまで考えてくれてるところに拒否するのは失礼だよね。もらえるものはもらっておこう。


「そこまで言うならわかったよ。」


「で、だ。二つ目の用なんだが。ソーカ、お前王都に行ってみないか?」


「王都?」


「ああ、そうだ。お前の実力だとこの町は勿体無い。Cランクにもなったんだしそろそろ大きいところに行った方がいいんじゃないか?」


「いや、でも。」


「それにな、俺は最近たまにお前の様子を見てたんだがあのパーティにいるお前は楽しそうなんだが逆に少しつまらなそうにも見えたんだ。俺の気のせいかもしれんがな。お前のやりたいことはここで冒険者やることじゃないだろ?」


確かに、私の目標はこの世界を遊び尽くすこと。あとは神のお願いを達成すること。正直これはそれっぽいこと言って正当化しようとしただけな気もするけど。とにかく私のやりたいことはこの町で達成できるようなことではない。そろそろ潮時……かな。


「…そうだね。私はこの世界をもっと見て回りたい。王都、行ってみようかな。」


「そうか。じゃあついでと言っちゃなんだがこの手紙を王都のギルドマスターに届けてくれないか?」


「わかった。」


「それとあいつらのことは任せろ。しっかり見守っといてやるから。」


「…頼んだよ。」




「くっ、俺は認めないぞ!」


「落ち着いて、マックス。」


「うぅ。ソーカ、もっと一緒に冒険者やろうよ!」


「ミリー、ごめん。」


「あんだけ毎日ずっとやってたのに急にいなくなるなんて、絶対、絶対に許さないぞ!」


「ほら、落ち着いてって。たまには戻ってくるんだよね?」


「うん、そのつもり。」


「元気でね。」


「そっちこそ。」


「「またね(な)。」」



パーティメンバーに別れを告げた後、私はすぐに王都に向かって出発していた。


王都まで行く街道は森を迂回して通っている。私が最初にいた森とは逆方向だ。そのまま街道を進むと遠回りなので森を突っ切ることにした。ちなみに元いた町から王都までは馬車で2週間近くかかるらしい。



森に入った。森の中は人の目がなくて割と自重しないで動けるからいいね。ちょっとスピード上げようかな。うん、いい感じ。今の速さは……大体時速15kmくらいかな。




出発してから5日がたった。途中でちょくちょく魔物に出会したりしたけどちょっと威圧して逃がしておいた。あと1,2日くらいで王都につきそうかな。


思ったより早くつきそうだしちょっと寄り道しちゃおうかな。こっちの方に行くといいことがあると私の勘が告げている。


と言うことでその方角にとにかく走って行く。


「キャァァァ!」


……悲鳴?あんまりいいことではない気がするけど…、とりあえず行ってみよう。

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