表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界間バトル〜知恵と力と能力で頂点を目指せ!〜  作者: こうめいくん
2章.異世界の一日
60/118

21.武具屋

次に俺が向かったのは、武具屋だ。



武具というので少し本筋から離れている気もするのだが、通りすがりの何人かの冒険者(のように見えた)に尋ねたところ、



「動きやすい普段着なら、武具屋がおすすめです。デザインに工夫を凝らしたのもありますし、街中で何かに襲われたとしても、武具屋の服なら安心ですし。」



ついでに服屋のことも聞いてみると、



実体験なんだけどね、と断りを入れた後に、



「あの服屋は貴族しかいないし、貴族たちがパーティーの時に着るドレスとかしか売ってないから、もしお金を持ってたとしても普段着には向かないと思うよ。特にあそこは成金の貴族が多いし、無駄にプライドが高いから行かない方がいいよ。」



と教えてくれたが、案の定悪評が流れてきた。



こんな訳でおすすめされた武具屋に向かったのだった。















五分としないうちに武具屋に着いた。この武具屋は冒険者っぽい服装の人が沢山いる区域の中でもど真ん中に位置しているので、人気店だという予想だ。さらには、他の店は露店なのにも関わらず、この店だけはかなり広い敷地の店舗を構えていたのだ。



中に入ってみると、いきなり声がかけられた。



「おう、お前さんは見たことない顔だな。初めてか?」



声がした横を見てみると、無精髭を蓄えた色黒の小さい男からのものだった。



「はい、そうです。」



俺がそう答えると、



「だめだだめだ、そんなんじゃ。冒険者にはなれやしねえ。その敬語をやめろ。舐められたら、冒険者なんてやってらんねえからな。」



一理あるな、そう俺は感じたので、



「これでいいか?」



そう敬語をやめて返事をすると、



「おう、よくなったぞ。紹介がまだだったな。儂はドワーフのゴッゾ。今はドワーフの本業の鍛治をやっておるが、これでも昔は冒険者だった。いろいろと初めはわからないこともあるだろうが、聞きたいことがあれば、ギルドか儂に聞くといい。」



意外と優しい人なのかもしれないな。



「ありがとう。早速、聞きたいんだけど身軽な服はこの店には売ってる?」



「ああ、儂が作ったのではないが、知り合いから仕入れたものなら、奥の方にあるはずじゃ。見てくるといいぞ。」




そう言われたので、俺はその店の奥に向かって歩いていくのだった。




























店の奥に行くまでにも、沢山の日本では見ることが出来なかったであろう実剣や大槌、短剣などが置かれてあった。



無造作に置かれているものと丁寧に置かれているものとの差は俺にはわからなかった。



もちろん、俺が向かった服のコーナーは貰い物だからか、全て丁寧に陳列されていた。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ