接続話1
この状況からすれば、アルンのプレゼントがこの段ボールの中身だということは容易に想像できる。
「この箱開けるのめちゃくちゃ嫌だな。」
俺が切実にそう思い、段ボールから離れようとすると、突然、体が段ボールの方を向いた。
俺は全く力を入れていないにもかかわらずだ。
「なんだよ、この無駄に高度な技術は!?」
そうは言っても俺にかかる力には抗えずに、ズルズルと引きずられていく。
ドアやドアの下の段差に足を引っ掛けても。
抵抗したが、結局、段ボールの前にたどり着いた。
『まあ、開けろ』ってことなんだろう、そう思い、俺は段ボールを開封した。
その中に入っていたのは・・・
大量の異世界モノのライトノベルだった。
その中には、再び手紙も同封されている。
「えーと、なになに?」
〜海斗へ〜
貴方に本を用意したわ。
と言ってもライトノベルなのだけれども。
貴方にとって有意義な情報も載っているかもしれないし、読んでみるのもいいかもしれないわね。
次に会うのは準備が出来てからになると思うわ。
〜アルン〜
気を使ってくれたのかもしれないな。
そのくせに逃げようとしていたのはすごく失礼な気がしたので、俺は今度アルンに会ったら謝っておこうと思った。
そして、俺はもらったライトノベルを手に取り、読み進め始めた。
読み始めてから、どれほどの時間が経っただろうか。
外が真っ暗になってきている。
そろそろ休憩しようか。と思ったその時、部屋の空間が歪みだす。
「なっ、なんだ!?」
その空間の中から出てきたのは、黒いベールに包まれた人のようなものだった。
「貴方の活躍を見ていたわ。素晴らしかった、この私が驚愕したという評価を下すまでにね。」
「お前は誰なんだ?突然現れて。」
「ああ、紹介が遅れたわ。少々興奮していたものだから。では、改めて。
私はカーミラ、《褒章》のカーミラよ。ある成果をあげた人に褒章を与えることが仕事。
だから今回、私は貴方に褒章を授けにきた、というわけ。」
「なるほど。」
「貴方の芯にあるものも捉えられたことだしね。では、今回は貴方に《■■》の称号を授けます。いろいろな効果もあるので是非有効活用してくださいね。それでは。ご機嫌よう。」
そう言い残し、カーミラは悠然と去っていった。
「一体なんだったんだ。」
カーミラの登場は俺に一抹の不安を与えたが、それを気にする暇もなく、アルンからの連絡が入ったのであった。
次のキャラまとめは全然まだまとまってないのでここまでしっかり読んでくださった人は見ないでください!




