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生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる  作者: トーヤ


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ローストスネークとマドレーヌ〜アレクサンドリール

最近、僕の部屋狭くないかな?

ミゲルくんから、料理(お供え)が届く度に、みんな僕の部屋にやってくる。

少し前までだったら、考えられない光景だよね。


いつの間にかミゲルくんの料理をみんなで食べるのが、習慣になっている。

そもそも全員分を僕に送ってくれている。

バラバラに送るのが面倒だからって言われたけどね。

それもあって、僕の部屋に集まってるんだけどね。


みんなのことを呼んだから、そろそろ集まってくるんじゃないかな?


「たのもー」


って、アグニール?

たのもーはないんじゃないかな?

ギルド破りかなんかなの?

もっと普通に入って来てくれるかな?


「お腹空いた」


ルサウール?

挨拶とかはないのかな?


「お邪魔してもよろしいですか?」


あー、デメテールはちゃんとしてるよね。

怒ると怖いけど…。


「来た」


エンリール?

いや、確かにそうだろうけど、単語だけじゃなくて、もっと言葉繋ごう?



「アレクサンドリール様?今回はどんな料理ですの?」


デメテールが最初に口を開くとは思わなかったな。


「そうだ、ミゲルは何を送って来たんだ!?」


アグニールも興味津々だね。

早く食わせろって、顔してるね。


「甘味ある?」


ルサウールは、そこ大事なんだね。


「食べたい」


エンリールは、なんでも食べてみたいんだよね。

意外に食いしん坊で驚いたよね。


「今日のは、"ろーすとすねーく"と"まどれーぬ"という甘味らしいよ」


ルサウールが甘味!!と瞳をキラキラさせている。


「スネークってことは、フォレストスネークか?またカラアゲみたいな料理か!?」


アグニールの予想はハズレだね。

見た目からして全然違う食べ物だよね。


僕は山盛りになっている皿をそれぞれの前においた。


「これがろーすとすねーく?全然違った!」


アグニールがビックリしている。


「早く食べたい」


ルサウールがクンカクンカにおいを嗅いでるけど、

カラアゲみたいにインパクトのあるにおいはしないよね。


「すごく柔らかそうですね」


そうなんだよ!

デメテール!

スライスしてあるけど、ふんわりと盛り付けられてるからかな?

とても柔らかそうなんだよ。


「もう食べる?」


そうだね、エンリール。

もう食べようか。


「いただこうか」


みんなフォーク片手に頷いてる。

これはどんな味なのかな?


ひと口目で柔らかいのがわかったよ。

しかもしっかりと味もついてるじゃないか。

もっとあっさりした味かと思ってたんだけど、そんなことなかったよ。


「うめぇー!!!」

「ミゲルすごい」

「ミゲルちゃん、やるわね」

「おいしい」


あー、みんな。

そんなに焦って食べなくても良くないかな?

だれも取らないよ?


えっ?

焦ってない?手が止まらないだけ?

それは僕も同じなんだけどね?

でも、神様が食い散らかすわけにはいかないじゃないか。


ひたすらにろーすとすねーくを食べたよね。

美味しい。

本当に美味しいよ。


ふぅって、みんなと食べ終わりが同じで笑っちゃうよね。


「甘味はやく」


ルサウール?

すこし落ち着くとかしようか?


「アレクサンドリール様?甘味は?」


デメテールもなのかい?


「ぷりんみたいなやつか?」


なんだかんだ言っても、アグニールも甘味好きだよね。


ぷりんとは全然違うんだよね。

くっきーとも違うしね。


「はやく」


エンリールはこんな時でも単語だけなんだね。


「まどれーぬっていう、焼き菓子なんだって」


これこそが、僕が待ってたやつだよね。

膨らませる粉とこのまどれーぬの紙の型を渡してから、どんなのかずっと楽しみにしてたんだよ。


くっきーとは違ってふわふわだと言っていたんだよね。


確かに見た目は、違うよね。


「1人3個ずつだよ。えっと周りの紙は食べられないから剥がして食べるようにって、ミゲルくんが言っていたよ」


「「「「紙?」」」」


みんな手に持って、あちこち観察している。


「あっ、これか!?」


アグニールが、ぴろりと紙の型を剥く。

でそのままひと口で、半分くらいかぶりつく。


「なんだこれ、うめぇーーー!!!」


アグニールは何を食べても、同じような反応だね。

いや、本当に美味しいんだけどね。


「あら!これは美味しいわね。ふわふわしっとりね」


デメテールも小さめのひと口を食べてから絶賛だね。


「ふわふわうまうま」


ルサウール…。

ボロボロとこぼれてるよ?

せっかく作ってくれたんだから、ちゃんと食べなさいよ?


「美味しい」


うん。

本当に美味しいよね。

わかるよ。

エンリールは、ひとつしか食べないのかい?

あとでまた食べるの?

そうだね、僕もそうすればよかったな。

失敗しちゃったかな。


ミゲルくんは、本当にすごいね。

またレシピ本とか探して渡そうかな?

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。


引き続き他の作品共々よろしくお願いします!


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― 新着の感想 ―
神様家の食卓(笑) 更新ありがとうございます。 美味しいものは、3分の1~半分の量を食べたら、余韻で小休止して、残りを食べる派の花丸です。  個包装で3個あったら、2個はリスのように隠して、後でゆっ…
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