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生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる  作者: トーヤ


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余興という名の断罪〜アルサイジェス(第三王子)

国王陛下が王妃殿下の誕生日を言祝ぎながら、舞踏会開始の挨拶をしている。


国王陛下と王妃殿下が、ホールの中央で一曲踊られたあと、高位貴族から順に、王妃殿下へと挨拶が行われている。


下位貴族は、ダンスや貴族らしい会話を繰り広げている。


ご令嬢たちが、チラチラこちらを見ているのを感じてはいるが、全部気づかなかったことにする。



これから楽しい余興が始まる。


アンファール伯爵と夫人、嫡男とピッグ…じゃなくて、オーク…でもなくて、魔物…というよりは化け物だな、アレは。

同じ人族だとは到底思えない。


呪いが解呪出来て、本当に助かった。


舞踏会が始まった時点で、このホールからは誰も出られないようになっている。

リデル様が【施錠】の魔法をかけてくださっているはず。

俺たちが使う【キーロック】よりも強力な魔法らしい。


伯爵たちが王城に到着したあとは、アンファール伯爵王都邸は、騎士団によって包囲済み。


ほぼ王妃殿下への挨拶が終わった頃、国王陛下が立ち上がった。


「皆のもの、楽しんでおるだろうか?王妃の誕生の祝いの席ではあるが、アルサイジェスから重要な知らせがある」


国王陛下の言葉に、会場はザワザワした。


「まさか…ご婚約?」

「婚約者の発表かしら?」

「どなたが選ばれたのかしら?」


勝手に想像を膨らませてるなぁ。

うわー。

化け物がなぜか自信満々で、俺を見つめている。

怖いからやめてくれ。


「王妃殿下の祝いの席にお時間をいただき、申し訳ございません」


王妃殿下が、頷く。

次のセリフまでは台本通り。

あとは、出たとこ勝負にしかならない。

しかたない。

フォリー兄上もフォローして下さると言ってくださってたし、頑張るしかない。


「この国の王族である私、アルサイジェス・ラズリ・トライアングリカに対し、呪いをかけた不届きものがこの中にいる」


俺は、視線をぐるりと動かして、全員を視界に捉える。


「3日前に解呪出来たから良かったものの、解呪出来てなかったらと思うと、ゾッとするぞ?なぁ?アンファール伯爵?」


俺がそう言うと、全員の視線がアンファール伯爵に注がれる。


「なんのことやらわかりかねますが」


さすが面の皮が分厚いだけあるな?


「シラを切るか?ヤツを此処へ」


すでにザランデュエル様が、黒の呪術師を確保済みだったりする。


連れてこられた黒の呪術師は、憔悴しきっている。

そりゃそうだろう?

呪いが自分に返ってきちゃってるからな?

呪いがそのままの状態で返ってるのか、それとも、全然別のカタチになっているのかはわからないけど、何かしらのカタチで跳ね返っているはずだ。


あとで聞いた話だと、真実しか話せない呪い返しにあっていたらしい。

リデル様が帰る間際に教えて下さったよ。

真実しか話せないなら、すべてを詳らかにしてもらいたいものだね。


おっと、今はアンファールだったな。


一瞬表情を変えたが、すぐに戻る。

さすがタヌキだな。


「旦那様…」


黒の呪術師が、伯爵に向かって告げるが、


「貴様など知らん」


まぁ、拒絶するよな。


「お父様?なぜクロードちゃんのことを知らないっておっしゃるのですか?いつもお屋敷にいるではないですか」


あー、バカな子を持つと大変だな?

伯爵は、ワナワナと震えている。


「おまえは黙っていなさい!」

「びぇーーーーん。おどゔざまがおごっだぁぁぁ」


汚い泣き方だな。

さすが化け物だな。


「クリィチャ!いい加減にしなさいっ!」

「おどゔざまぁーアルサイジェスざまどげっごんーーー」


するわけねぇだろうが。


「いい加減にしてほしいのは、こちらなんだが?呪いで操ってそれと結婚させるつもりだったのか?虫唾が走る」


俺は、振り向いて言った。


「陛下、あとはお願いします」


国王陛下は、うむと頷いて、


「王族である我が息子に呪いをかけ、意のままに操ろうとしたなど言語道断。犯した罪の重さと大きさを知ると良い。そなたらは爵位剥奪の上、アンファール領主からの解任と私財没収とする。今後一切アンファールを名乗ることを禁止とする。新しいアンファール領主は改めて決定するものとする。そやつらを引っ捕らえよ。牢に入れておけ」


元アンファール伯爵は、座り込んで動けないままだな。


騎士団に連れて行かれた。

最後に悪あがきのひと暴れでもするかと思ったら、そのままズルズルと連れて行かれたな。

たぶん2度と牢から出てくることはないだろう。

不正だらけだからな。

今頃、王都邸もアンファール領都の屋敷も騎士団の手が入っていることだろう。


さて、ここに残ってる貴族の中で、アンファールに加担していた貴族家はどのくらいいるのかな?


どのくらいホコリが出るのか楽しみだな?

なっ?アンミュール伯爵?

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。


引き続き他の作品共々よろしくお願いします!


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更新ありがとうございます。 化け物女の父親は、悪い狸なのね~ 悪い狸は背中を焼き焼きしてから、辛子味噌を ごってり 塗るといいのね~  (by 昔の恐いバージョンのカチカチ山。幼女の頃から、こっちが好…
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