表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドリームブレーカーとヤギどらごん  作者: ヤギどらごん応援隊員
65/134

閑話休題 どうでもいい

よろしくお願いいたします。


 その日は惨めだった。

アパートに帰って、電気が点かずポストを確認したら電気の契約切れになっていた。すぐ調べて電話するも3日後の8月1日から通電とのこと。明日分の着替えを持ち、宿泊可能な漫画喫茶へ行くことにする。


 漫画喫茶へ行く前にコインランドリーで洗濯。その間、近くのチェーン店で和風ハンバーグ定食と卵焼きを注文した。

こういう時は腹を満たすことで幸福感を取り戻す。カウンター席で1人食事中、隣のおじさんが盛大にくしゃみをして(手で抑えない)私の目の前の料理に飛沫がかかった。その時点でハンバーグ2口目。卵焼きの半分以上が手付かず。私は食べられずに店を出た。コインランドリーに戻り洗濯物を乾燥機へ移す。12分100円。この時間はコインランドリー内で待つことにした。部屋は暖かい。汗ばむ。でも何もしたくない考えたくない気分。乾燥したものを丁寧に畳み、宿泊地へ移動。


 スマホを充電して、明日が来ないことを願い寝る。口の中は最後に飲んだオレンジジュースの甘味がする。クーラーを効かせた鍵付きの部屋で目を瞑り静かに過ごす。明日も変わらず仕事だ。


「何もありませんでしたよ」って顔をして出社するのだ。因果応報かもしれないけど決壊しそうだよ。自分が壊れる前に世界が壊れることを願う私は悪人さ。


ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ