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45話 ハルナカエデとヤギどらごん

よろしくお願いします。


ヤギどらごんがリュックを背負っている。


周りを気にせず、そのヤギどらごんは一心不乱に走る。


走る理由はリュックを背負ってることと関係しているのだろうか。そのリュックの中身は何だろうか。


リュックヤギどらごんの噂は瞬く間に広まった。


見える人がそのヤギどらごんを見守る。ヤギどらごんはリュックを毎日背負っていた。人から与えられただろう物をヤギどらごんが長い期間身に着けるのはとても珍しい。


有志の人達が広大な範囲で記録し続けていた。ヤギどらごんが同じものを身に着けていたことに関して、観測史上最大日数の17日を記録した。


☆☆☆

ハルナカエデは放課後の帰り道で友人と夕焼け空を眺めていた。

ヤギどらごんが電柱の上に座っている。前に持ち替えたリュックを開けて、ヤギどらごんは中身を取り出している模様。そのリュックから綿のようなものが宙に舞う。その綿は光を纏って夕焼けに消えていく。


一体何人がその日その時間の光景を確認できただろうか。リュックの中には幸福があったのだ。






ありがとうございました。

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