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ドリームブレーカーとヤギどらごん  作者: ヤギどらごん応援隊員
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44話 モモカワキイコとヤギどらごん

よろしくお願いします


 インフルエンサーとして落ち目を感じていたモモカワキイコはエイプリルフール(4月1日)のSNS投稿に真剣だった。

おもしろくしようか、流行りに添ったものにするか、ネタに振切るか。


彼女は考えた末に次の文章を投稿した。


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

本日は日本全国☀晴れ模様ですが、翡翠色の雨が各地に降ります( ゜д゜)エッ! 折畳み傘があるとヤギどらごんちゃんと相合傘できますよ〜(*^^*)ヤッタネ

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


この投稿のいいね数は当日朝6時の時点で200だった。


その2時間後すべての天気予報が外れ、良く言えば翡翠色の雨が全国各地に降った。

モモカワキイコのエイプリルフールの投稿はニュースにも取り上げられ、いいね数は200万になった。


この日、コンビニでは折畳み傘が完売した店舗が多数。

そしてSNSサイトにヤギどらごんと折畳み傘に入ったという投稿が5000件超え。

これこそ嘘から出たまこと


そんな中、モモカワキイコは東京から離れた地元の公園にいた。こんな風に盛大にバズった時はフッ軽に新しい投稿をしたり、メディアに顔出ししたり、次に繋げる努力をしなければならないが彼女はそれを放棄した。


夢破れた少女は、誰もいない公園のベンチで折畳み傘をさしてただ雨が止むのを待っていた。彼女の隣にはヤギどらごんがただ身を寄せていた。



ありがとうございました

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