↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
逆張り斜に構え少女が最弱種族と最弱役職を組み合わせた結果、強くなってしまった話  作者: 倉石 雨


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
7/48

7.朝、学校

透華は重い瞼を開ける。


最初に飛び込んできたのは、カーテンの隙間から差した日光だった。


ぴぇ…


咄嗟に身体を起こし、デジタル時計を見る。


そこには5時50分と書かれていた。


…6時20分までに家を出ないと。


透華はそれなりに遠くの高校に通っていた。


『___貞永被告は、『ジルコニア』内にてインフルエンサー『アカルミ』として不当に搾取を行っていた______次のニュースです___首相は内閣改造を行い、第2次改造内閣を本日始動しました___特にデジタル方面に重点が置かれており、国際事業となっている『ジルコニア』の日本国内における監督を強化するものと___』


テレビで適当にニュースを流し見しながら、歯を磨き、片手でポットに水を入れ、ボタンを押した後、食パンを焼く。


いつもは2倍の時間があるため、それよりも少し早いペースでルーティーンをこなす。


顔を洗い、髪をヘアアイロンで伸ばす。


1度落ち着き、軽くインスタントコーヒーとトーストを朝食に摂る。


そして焦りつつ、制服のブレザーに袖を通し、鞄にヘッドホンとスマホ、そして昨日の勉強道具を詰めて家を出た。



結論から言うと、ギリギリ電車に乗れた。


ガランとした車内を見回し、ヘッドホンを取りだす。そのままスマホで音楽を流し、ボーッとする。


電車は廃れた。今どきは特型自動二輪車…いわゆる『ミクバ』というものが歩道を走り回り、高校生や社会人はこれに乗って高校や職場に行くのだ。


ただ、透華は違った。

逆張りで『ミクバ』を買わなかったのだ。

いわく『社会人になるにあたって、電車通勤に今のうちに慣れておいた方が良い』だとか。

社会人すら『ミクバ』を使っているのに、彼女は何を言っているのだろうか。


結果、1時間に1回しか来ない不便な電車に乗る羽目になって、他の人よりも登校時間が1時間近く早くなってしまっている。


数駅ほど通過し、電光掲示板を見て『伊藤高校前』という駅名を確認した後、席を立った。


ヘッドホンを外し、電車から降りる。


そのまま自分のクラスの教室まで歩いて、自分の席に座り、へたり込む。


「うう…眠い…」


そう口に出す。


それもそのはず。

彼女が昨日寝たのは夜中の24時辺り。


5時間ほどしか睡眠が摂れていないのだ。



「おはよ!」

ベルカ……の中身、錦田美鈴が教室に来たのはライカが来てから20分経った後のことだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。