↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
逆張り斜に構え少女が最弱種族と最弱役職を組み合わせた結果、強くなってしまった話  作者: 倉石 雨


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
30/44

30.屋敷が欲しい

「何それ!?」

ベルカはライカの説明を聞いて、驚いた。


ベルカは考えた。

『もしかして…ライカが人外寄りの思考になり始めたから、いちいち指を鳴らさなくても『通常攻撃』を繰り出す『イメージ』ができて、結果的にノーモーションで動ける…とか?』


ベルカもベルカなりにライカのことを調べていたのだ。


「…どう?」

ライカは明らかに褒めて欲しそうに、上目遣いでベルカを見てくる。


「天才だよ!ライカ」


ベルカがそう言って撫でると、ライカは満足そうな顔を少しした後、またスンとした。


「…別に?」


透華らしい…うん?ライカは透華の本当の姿…みたいな感じなのかな?


もしかすると、本質は変わらず、性格だけ変わってるとか?


だとすれば…


「……長い」


ベルカはライカにそう言われ、咄嗟に手を離す。


「ご、ごめん」


「屋敷、見に行こ?」


ライカはそう言って歩き出した。



ジルコニアには様々な不動産屋がある。

その多くが引退したプレイヤーのかつて住んでいた家を売っており、ライカとベルカはそういう不動産屋のうちの一件に来ていた。


「…決闘大会で優勝したんですけど…その報酬金で買うのに、ちょうど良いくらいの屋敷ってありますか?」


ライカはオーナーを見上げながら、そう聞いた。

オーナーは無表情で見つめてくるライカに若干怯みつつ、答えた。


「あ〜…一応…幾らかの選択肢は出せますよ」


「じゃあ、見せてください」


オーナーは3枚の紙を出した。


「まず、こちらから。かの有名な『タシタ氏』が作った量産邸宅で、流通量の多さから、その大きさに比して安くお売りできます。ウチの看板商品ですね」


…これは…ないな。

ライカはそう思った。

決して、人気なのが気に入らない訳ではない。

決して、有名そうなブランドが気に入らないわけでない。


「次はこちら。この価格帯で一般的な邸宅になります。企業が設計したものになりますので、信頼性は高いと思います」


なーんか…気に入らない。

ライカはそう思った。

決して、企業が作ったものと聞いてつまらなさそうと思ったわけではない。


「最後に…これは…出すのもおこがましいとは思うのですが、かつて、ベータテストの際、ダンジョンのように扱われていた『β-13』城が一応購入することはでき…」


ライカは目を輝かせ、口を開いた。


「それで」


「あ…え?いやいや!かなり保存状態が悪いので、おすすめできませんよ!?」


「…だから、それで」


ベータテスト時代からの歴史を持つお城…良いじゃん。

ライカはそう思った。

決して、逆張りではない。


斯くして、彼女は城を1つ手に入れた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。