にゃみぁーあ
にゃあもはただの猫である。
黒い毛並みと赤龍のおじいさんに貰ったキラキラ光る赤い首輪が自慢のただの猫である。
「赤龍って喋るのね」
メルシアが何故かご主人の話をきいて
なんだか呆れたようにしていても
白い華にはとても喜んでいたし、幸せそうに見えた。
「みゃあう(にゃあも)」
余った鱗で作ったらしいマリーにゃんの首輪は
にゃあもの首輪とお揃いで
夫婦みたいだ、と何故かご主人が喜んでいた。
「にゃーう(これ、お土産)」
白い華は見つけられなかったけど
桃色の可愛らしい、いい匂いの小さな花はマリーにゃんの白い毛並みにとてもよく似合うと思ったから
摘んできた。
「みゃーうみゃあん?(あら、これ…)」
「にゃあう(マリーにゃんに似合うと思って)」
桃色の花を差し出せばマリーにゃんはそれをメルシアに自慢げに見せにいった。
「マリー、ピンガーなんて珍しいわね」
「にゃあもがなにか咥えてたから、持ち帰ったんだがにゃあももやるな」
「あら、にゃあもったらおしゃまさんね」
マリーにゃんは耳の後にそっとさしてもらって
にゃあもにありがとうの顔ぺろっとしてくれた。
「ピンガーなんて、マリーに赤ちゃんが見れるかしら」
「まだ早い気もするが」
ピンガーという花は告白に使われる花だとメルシアは説明してくれた
よく分からないけど、ご主人のからかったような笑いが少し恥ずかしかった。




