8 複製
マリエールとアンドロイド達は複製の魔法を手にして複製しまくった。その中で一番優れた物を複製して販売した。
8 複製
マリエールやアンドロイド達は様々な物を複製した。島の様々な金属や宝石、砂糖、王都の様々な店を回って様々な物を複製した。その中で最高な物を大量に量産して販売した。何時しかマリエール商会の商品はブランド商品になった。
アダマンタイト、オリハルコン、ヒヒイロカネ、ミスティル銀は加工され国軍や王宮魔導師に売られるようになった。アダマンタイトやヒヒイロカネは剣として少尉以上の軍人や近衛兵に支給された。オリハルコンの盾は近衛兵に支給された。ミスティル銀の杖は王宮魔導師に支給された。一般の軍人には10%クロム鋼の剣が支給された。チタン合金の鎧兜は広く一般に利用された。領軍や冒険者にも広く広まった。
マリエールはアンドロイドのシオンと会話している。シオンは、
「ちょっと儲け過ぎですよ。元手いらずのボロ儲け。開いた口がふさがりませんよ。」
「とは言え正真正銘のアダマンタイトやオリハルコンだ。性能だって確認しただろう。」
「それはそうですが、他の武器業者が黙っちゃいないですね。」
「これ以上顧客を増やさないようにするか。」
「いっそ在庫がありませんというか。」
「売れ過ぎるのも困ったもんだ。」
武器の問題は顧客を増やさない事と在庫不足している事で何とか乗り切った。
問題はその後だった。それなりの価格にしたがマリエール商会のジュエリーが売れ過ぎるのだ。ブリリアントカットのダイアモンドの指輪、アレキサンドリアのブローチ、真珠のネックレスどれも最高級品だ。最初は王宮に出入りしなかった。マリエール商会の店頭に並べるだけだった。マリエール商会を訪れた貴族が言い振らした。
「私のジュエリー最高。」
見て聞いて探す。そのジュエリーはマリエール商会の物だった。噂は広がる。王宮の貴族は騒ぐ。遂にマリエー商会は王宮の出入りを許される事になった。ブリリアントカットはまだこの世界には存在していないはず。アレキサンドリアを未発見のはずだ。真珠のネックレスは価格が馬鹿高い。良心が咎める。馬鹿高い値段は設定できない。これも顧客を増やさない事。在庫不足している事で何とか乗り切った。
何についてもマリエール商会の品物は最高級だと評判が立った。事実最高の物しか扱ってない。
商工会議所が仲裁に入った。他の業者は、
「マリエール商会は利益を独占しています。公正に利益を分配するべきです。」
「マリエール商会は利益を独占するつもりはありません。いい方法があったら教えてください。」
「適正価格で取り引きして下さい。」
「適正価格を教えて下さい。」
「現在の倍額でどうでしょうか。」
「判りました。王宮への納品価格は現在の倍額にしましょう。一ヶ月後から価格を倍額にする旨を伝えて実行しましょう。」
商工会議所もこの案を承認して実行する事になった。
マリエールとアンドロイド達は、王宮に納品する価格は今迄の倍額にする旨を伝えた。逆に言えばマリエール商会の店頭で買えば今迄通りの値段で買えると言う事だ。マリエール商会の物を買うなら今迄の倍額を払うかマリエール商会の店頭で買うかだ。
何時の間にかマリエール商会の商品は最高級品だと言われるようになった。事実最高級品だ。他の業者も黙ってはいない。




