12 魔王
魔王はマリエール達に降参するように促した。フレスミーの加護を得たマリエール達は無敵だ。魔王討伐を宣言した。
12 魔王
魔王の周りには沢山の魔獣がいる。こっちにも沢山のアンドロイドがいる。魔力増えた分アンドロイドが素早く沢山製造できる。最後に魔王が残った。魔王が念話を送ってきた。
「あなた方は中々強いですね。でも私には敵いませんよ。何しろ私は不死身ですからね。諦めて降参しなさい。命まで取りませんよ。」
「生憎我々には神獣フレスミーの加護があります。知恵も能力もあなたより上です。かんねんしなさい。これまでしてきた悪行を懺悔してあの世に行きなさい。」
マリエールとアンドロイドは魔王に攻撃魔法を集中させた。魔王の身体は串刺しになった。当然生きているはずもない。マリエールとアンドロイドは一斉に、
「ホーリーライト」
と唱えて魔王を収納した。魔石は取り出しエルフの里長に見せた。巨大な魔石に圧倒されたようだ。里長は、
「これが魔王の魔石。これ程大きな魔石を見たのは生まれ始めてだ。魔王の魔石とみて間違いないだろう。」
「約束は果たしました。妖精女王のところに案内して下さい。」
「約束は違えぬ。約束通り妖精女王のところに案内する。」
エルフの里にいる妖精女王。共に神秘的で眩いばかりだ。マリエールが案内されたのは長い洞窟だ。妖精や精霊が光りを放って暗くない。妖精女王がいる場所は洞窟の一番奥の池のある場所だ。妖精女王もまた念話だ。
「始めましてかしら。あなたの事は妖精を通じて良く知っているから知り合いみたいなものよ。」
「妖精女王様、始めまして。私にとっては始めての出会いです。魔王討伐の恩賞としてエルフの里長にあなたを紹介していただきました。世界の不思議を探求する者です。」
「妖精女王なんてそんな大それた者じゃないわ。数千年生きたただの妖精のお婆ちゃんよ。ただ妖精女王が普通の妖精よりも優れたところは各地の妖精のから寄せられた情報が集積される事だけよ。ほとんどの情報はただの世間話よ。あなたの喜びそうな情報は、えぇと、宇宙人がこの星にやって来た事かしら。2000年くらい前までは宇宙人がこの星に訪れる事は極普通にあったわ、人間が文字を作って記録に残し始めてからピタリと止んだわ。交流会という組織が歴史のある恒星間移動のできない星への接触を禁止しているからよ。ただ交流会の統括という人が人間の立ち寄らないところに交流会規則が守られているかどうか時々訪れるわ。場所も決まっているわ。そうね。私の知識をあなたに上げましょう。」
神獣フレスミーの加護に加えてマリエール達は何千年に渡る妖精女王の知識を得た。それによって交流会統括者の基地の位置が判った。ここからそれ程遠くない位置だ。妖精女王とエルフの里長にお礼を言ってエルフの里を後にした。エルフの里長にはクッキーを渡した。当然向かうのは交流会統括者の基地だ。見知らぬ不思議に宇宙人ほど相応しいものはない。妖精女王の知識によると交流会統括者は50年から100年おきに数日滞在するだけだ。本人会うのは無理だろう。せめて記録ぐらい見たい物だ。
妖精女王に2000年以上昔は極普通に宇宙人が訪れていた事聞いた。2000年ほど昔に人間が文字を作って記録に残すようになってピタリと止んだ。




