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崩壊世界を謳う錆猫  作者: 驕れる者は藁を掴まず
第1章:活動領域・冠東地方
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1-9_Side.星羅:一家の昼食

獅子王の外套に付いてた●●●の祝福の"異端の天命:邪神異端排除"っていう項目は、神の名の下に漆黒と純白と邪神関係者と邪神に対する特効を与える効果だけがあります。

星羅ちゃんは帰宅中に確認したということでここはどうか…

忘れててスミマセン。

家に帰ってきた僕は、手を綺麗にして、今日の成果を両親に見せに向かった。


「母さん、父さん!ただいま!」

「「おかえり〜、って、何そのマント!超可愛い!!!」」


あのさぁ…初仕事終えて帰ってきた息子に最初に言うのがそれって…めっちゃハモってるし。


「可愛い言うなし」

「「はうっ……(ハートを貫かれる音)」」


うん。逆効果。


「全くもう…」

「「ごめんごめん、星羅ちゃんが可愛くてつい」」


さっきから何なんだろう。これが夫婦の愛?いや違うなコレ。


マント(これ)は寧ろカッコいい系だと思うんだけどな…」

「「うん!何処かの国の王様みたいでかっこ可愛いよ!!」」


(やかま)しいわ。




ふぅ…やっと食事だ。おなかペコペコだよ。

こんなこと言ったらまた可愛いとか言われるから、口には出さないけどね。

あっあと、ちゃんと獅子王の外套は脱いで椅子に掛けてある。


(あなた見て!あの子今絶対「おなかペコペコ」って思ってるわ!)

(そうだな。きっとそうに違いない!可愛いなぁ!)

(そうね!星羅ちゃんはずっとずう〜っと可愛いわね!)


なんか2人とも見つめ合って、どうしたんだろ。


も、もしや、()()()()5()()()()()()()()とか考えてるのか…!?


そう、僕の家族は別に両親だけではない。

僕には19歳の姉と、10歳の弟と、5歳の妹が居る。

姉はまだ仕事で居なくて、妹は寝てる。弟は一緒に食事をしてるけど、無口なので僕が帰ってきた時から一言も喋っていない。


僕はその弟、光輝が、口数が少ないだけでちゃんと家族を愛していることを知っているし、母さんも父さんも姉さんも、きっと分かっているだろう。妹の明星(あきほ)ちゃんだってまだそういうのに疎いけど、光輝の家族愛は感じ取っているはずだ。


偶に家族の好きなところを(つぶや)いたり、家族に褒められるとほんの小さな声で褒め返したりしていることや、髪を(いじ)っている時は家族の良いところを考えてるってことも、兄さんは知ってるよ〜!


そんなことを考えていると、姉さんが帰ってきた。


姉さんは、というか僕以外の家族は、だけど、異能は発現していない。

なので、姉さんは人類領域で生産者として働いている。姉さんは異能はないけど、機械に関することには天賦の才を持っていて、その業界では「"機械の女王(マシン・クイーン)星奈(せいな)"」という異名で有名だ。

うちはある分野において優秀な家族ばかりで、父さんは「神の手の品種改良師ゴッドハンド・メンデル天河(てんが)」、光輝は「若すぎる天才医師(ジーニアス・ドクター)・光輝」という異名で知られている。

血筋ではないけど、母さんだって家の中では最強で、あらゆる家事を完璧以上に熟すことができる。

そんな家族の、幼き末っ子にはどんな才があるのか。それが桃金家の優秀っぷりを知る者たちの今一番の関心事だ。


閑話休題。


帰ってきた姉さんは、手を綺麗にするやいなや僕に抱きついてきた。


「星羅ちゃ〜〜〜ん!」

「ちょ、ちょっと姉さん!食事中なんだけど!」

「そんなのどうでもいいでしょ!ねえ、初めての迷宮(ダンジョン)怖くなかった?怪我とかない?というかそのマント戦利品?可愛い星羅ちゃんのことだから、それを着たらきっともっと可愛くなるよね!似合うんだろうな〜!」


ちょっ、あたってるよ!そっその、大きなお胸が、僕の腕に!

母さん!父さん!「あらあら、星奈ちゃんってば、星羅ちゃんのことが、大好きなのね〜!」「なあ夜乃(よるの)、2人があんまり仲良しで、姉弟で結婚でもしちゃったらどうしようか?」じゃないよ!助けなさい!助けなさいよ!


「ああもうっ、いい加減離れて!」

「ああん、星羅ちゃんのいけず〜!」


全くもう、僕だって男なんだから!


(美女の星奈姉ちゃんに抱きつかれた美少女な星羅兄ちゃんは、引き剥がそうとしてるように見せかけて抱き合ってるように見える…表情も満更でも無さそうだし、これが純愛ってやつなのかな。なんかこう、心が清らかになる…これがてぇてぇって感情…?)


ん?なんか光輝が髪を弄ってる。どんな家族のいいところを考えてるんだろ。


はぁ。少し疲れるけど、本当に良い家族だなぁ。これからもずっと一緒に過ごせるといいな。

光輝くんと明星ちゃんが、こんな家族の中にいて性癖がぐちゃぐちゃにならないか心配…

っていうか光輝くんはすでに扉が開かれてるし…


因みに、分かったと思いますが、母が夜乃(よるの)、父が天河(てんが)、ブラコン(シスコン?)姉が星奈(せいな)、弟が光輝(こうき)、妹が明星(あきほ)です。皆相思相愛です。

父40歳、母39歳、姉19歳、星羅ちゃん16歳、弟10歳、妹5歳。

父も母も若々しい外見で、肉体年齢は25ぐらい。

黒の災禍以降、肉体年齢が異常に若い人が爆発的に増えました。その原因は、伏字付きだけど1-3のあとがきから読み取れる、"黒の災禍以降増えたもの"です。ナニカが増えてしまったんですよ。(変な意味じゃありません)

それでも不老ではありませんので、80〜130歳ぐらいで老衰しきって亡くなります。

異能を持たない人が不老に至るのは、レベルが無い為とても困難ですが、二種類、正確に言うと三種類の方法があります。

この内の2つは、常人には永い時を生きるだけの精神力が無いためにいつか発狂します。

残りの1つは、ある程度才能と時間が必要になりますが、不老を得るに足る精神力も鍛えられます。

ただ、何事も例外は存在するもので、キチg…狂気的なまでの愛やら執着心やら信仰やらの情動を持つ頭のおk…狂人であれば、前者の方法を取っても問題ありません。

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