集結? 生徒会会議!
学校の一室、生徒会議室に集まる五人ーー
今日は、新生徒会の一回目の会議の日でした。
今回参加するメンバー全員が入って来たところで、本日の司会進行者であり、新生徒会長の倉石瑞稀が、黒板に文字を書きました。
『生徒会長・ 倉石瑞稀』
『マスコット・ ミウミウ』
「本日は後残りの枠を決めたいと、思います!」
「倉石さん、お待ち下さい。 なぜ私の役割はマスコットなんでしょうか?」
「⋯⋯あれ? どうしたの、ミウミウ? さん付けなんてして? ⋯⋯瑞稀って呼んでよ! 口調もいつも通りのお嬢様でいいからね?」
「⋯⋯え。 それは⋯⋯」
口ごもる美羽。 どうやら、瑞稀の課題はこの場で、美羽に笑顔になってもらうことの様ですね?
瑞稀はメガネをくいっとすると、会話を再開しました。
「まず初めに、書記を任命します! ワルザべスさんでお願いします!」
「え! 私? 本当に? 倉石会長、ありがとうございます!」
発言したのは、左目に眼帯、右腕に包帯を巻いた女子高生ーー田中幸子でした。
彼女の姿を見た美羽は、顔を顰めます。
「⋯⋯倉石さん。 なんであの中ニ病を採用するのですか?」
「え? 知らないの? 彼女は世界グローバル書記コンテストで一位の実力者ですよ」
「なんですか? 初耳ですよ、そんなコンテスト⋯⋯」
「ふむ、⋯⋯心配するな、櫻井! 我のスキルを披露してやろう!」
そういうと幸子は、黒板に文字を書き込んでいきました。
理想学園・エターナルパーフェクト
『信仰者・倉石瑞稀』
『供物・ミウミウ』
『奏者・ワルザベス』
「うむ、完璧だな!」
「はい! 完璧ですね、さすがです! さて続いては⋯⋯」
「異議ありですわ! 勝手に私を供物にしないでくださいませ! 信仰者と奏者ってどういう役割なんですの? 後、エターナルパーフェクトってなんですの?」
美羽が、連続で質問を投下しました。 瑞稀はそんな彼女に、やんわりと伝えます。
「もう、ミウミウ! ⋯⋯細かいことを気にしたら、キリがないよ?」
「瑞稀! おかしいと認めているのですわね!」
「⋯⋯ふふ。 櫻井美羽⋯⋯お嬢様キャラか。 素晴らしいですね」
「⋯⋯は!」
美羽はしまったと言うような表情をしました。 そんな彼女に、幸子は優しく話しかけます。
「お嬢様キャラは、いいものですからね~ うん、その髪も染めたのかな?」
「⋯⋯いいえ。 この髪は地毛です⋯⋯」
「なんと地毛! ⋯⋯それで? 口調はどうしたんですか?」
「口調は、その⋯⋯頑張って敬語口調を保っていますが、緊張すると英語になったり、お嬢様口調になります⋯⋯」
「なんですって! もったいない! 君のアイデンティティは素晴らしいですよ? ⋯⋯二人も、そう思いますよね?」
幸子が残りの二人に振るとニコニコしながら頷きました。
「ね? えっと、ミウミウだったっけ? よろしく頼むぞ!」
「みなさん! こちらこそよろしく、お願いしますわ!」
その様子を見て、感動する瑞稀でした。
「⋯⋯でも! 生徒会の構成については、疑問がありますわ! 私はビシビシ指摘していきますわね!」
美羽が鼻息荒く、興奮する様子を見て、みんなが苦笑いするのでした。




