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世界が滅びかけたので竜は旅に出る  作者: 火川蓮
第五章

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Quiet talk 隠れ潜む視線

※番外編です

Side:迷宮の管理者


突如、ワタシが管理する迷宮が微かにざわめいた。

肌の上を虫が這い回る感覚――侵入者の接近を知らせる警告だ。

すぐさまモニターを出し、姿を確認する。


「ドラゴン……だと!?」


目の前には幼体と思われる竜と、漆黒の鱗を持つ子竜三匹。

ダンジョンコアの意思に従い、ワタシは排除を試みる。


だが――ゴブリンたちでは歯が立たず、ブレスで何度も焼き払われてしまう。

そして、彼らは衝撃的な行動を取った。


まるでこの迷宮を眼中にないかのように、フロアで寝始めたのだ。


「くっ……小癪な!!」


手駒のモンスターたちはすでに全滅。

あいつらが次のエリアに進まなければ、ワタシには何もできない。

歯を食いしばり、次のエリアに仕掛けを施す。


ワタシの意思が迷宮に広がる。コボルトたちは指示を理解していないが、それでも戦線を形成する。

――だが、あの生き物たちはただの獲物ではない。

幼体のドラゴン――この地では見たことのない存在だ。


その体から発せられる魔力は、過去に管理した小型モンスターとは桁違い。

まだ若いとはいえ、潜在的な危険性は無視できない。

子竜三匹もついている。未熟でブレスも頼りないが、まとまれば無視できぬ威圧感を放つ。


迷宮の一角で彼らの動きを観察する。

炎の吐き方、飛行の軌跡、動作の癖――すべて学習の痕跡だ。

面白い。経験不足でも、学習する意思が確かにある。


地面の配置を微かに変え、コボルトたちを誘導する。

炎が当たらぬよう動く敵――その反応を見て、迷宮の魔力を調整する。


この戦いは彼らにとって試練。

だが同時に、迷宮にとっても興味深い観察材料なのだ――。

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