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50話ツーナロとの苦しい日々
「ふふふ、はははは!!これは面白い。さすがは領主の令嬢殿。はっきり申される」
シゲノンは派手に笑った。
「こちらこそよろしく頼みますミトリア殿。しかしこれでは愚兄と婚約してるのが哀れでなりませんな」
眼鏡をなおしつつ関心して言う。
「いえ、そもそも大して会っていませんもの」
ミトリアはそう言う。
なにしろときたま会ったかといえば第一王子ツーナロはミトリアにこう振る舞うのだ。
「えと、あの・・・」
ただ茶を飲みにきたといえばしばらくなにもいわずやっと口を開く。
「あによ」
(うっざ、用あるなら言いなさいよ)
ミトリアは相当彼の振る舞いにいら立っている。これはいつも通りなのが余計いらだってる。
「なんでもない」
ツーナロは鋭い眼光におびえなにも言えなくなってしまう。
(やっぱこわいなあ・・・。なに考えてんだろ)
婚約者だからたまにきているが彼もまたそう思っていた。しかもあまり彼女に興味をもっていないのだ。
(はあ・・・まじでこの子なんなのよ・・・)
ミトリアも困惑して彼がなにを考えているかわからなくなっている。婚約者がこれではまったく面白くないし一緒にいたくなくなるも




