42話(最終章):アゾレス諸島への旅行
最初に、アゾレス諸島の最大の島で「緑の島」の愛称を持つサン・ミゲル島のポンタ・デルカーダの空港へ到着し、タクシーでサン・ミゲル島西部へ。島を象徴する雄大なクレーターレイク、セーテ・シダデス周辺でを約2時間にわたり、散策して、ポンタ・デルカーダのホテルに入った。2日目は、タクシーで地熱地帯フルネス谷へ行き、フルナス湖周辺で、約4時間の散策、、その後、噴気孔などを見学し、テラ・ノストラ公園へ。美しい庭園を見学し、野趣あふれる露天温泉を楽しむ。その後、昨日と同じ、ポンタ・デルカーダのホテルに戻り、宿泊する。
3日目は、国内線で、ファイアル島のオルタへ。到着後、島の中央部にあるクレーターへ向かい、クレーターの一周を約4時間ハイキングする。その後、隣のピコ島のピコ山の優美な山容を堪能しながら、オルタへ戻り、船フェリーで隣の島ピコ島のマダレーナへ向かい、マダレーナのホテルに宿泊する。4日目は、午前、ポルトガル最高峰ピコ山を展望しながら、ピコ島を約3時間のハイキング。午後、世界遺産登録のブドウ園を約1時間ウォーキングして、昨日と同じホテルに宿泊。
5日目は、フェリーでサン・ジョルジ島へ渡り、3時間かけて歩き、風光明媚な海岸線をハイキング、断崖につけられた好展望のトレイルを辿り、「ファジャンス」と呼ばれる独特の地形を眺望する。その晩は、 サン・ジョルジ島のヴェーラスのホテルに宿泊。5日目は、サン・ジョルジ島のヴェーラスから飛行機に乗り、サンミゲル島のポンタ・デルカーダへ。さらに飛行機を乗り継いで3月9日にリスボンに帰って来た。この旅行で、日本からマドリッドへ14時間、スペインを観光して、飛行機で80分でポルトガル。
これで来るルートが体力的には楽なのがわかり、このルートを利用することを考えた。21世紀に入り、世界は、経済最優先で、利益第一主義、効率性の追求によって、富めるものは、もっと、豊に、貧しい人達の人口は増え、アメリカの中間層さえ減って、少しの富裕層と、大多数が下層、貧しい者になってしまった。インターネットの世界的普及で
フェイスブック、ユーチューブ、インスタグラムで有名人が現れ、お金を稼ぐ人が増えた。また、日本では若者達が、ラインで繋がって、メールに対して、すぐ返信しないと、仲間はずれになってしまい、老若男女が、いつ何時でも、スマートフォンの画面を見ている。
こんな現状を見て、石津健之助は、我々は、こんな社会を望んじゃいない。もっと、ゆっくりと生きて、きれいな花や素晴らしい自然を癒やされながら、ゆっくりを老後を過ごしたい。そう言う意味で、治安の良さ、魅せられて、ゆっくりとした時間の流れを感じられるポルトガルに郷愁を覚えて、訪れるようになり、いつの日にか、時間に追われて、忙しく、競争にあけくれる、現代社会が、近いうちに、人情味のある平和で長生きできる世界になって欲しいと、祈わずにはいられなくなった。(終了)
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