護身術
タケルは柔道部だ
柔道部の先輩と会話をしていた
先輩「護身術を習いたい?」
タケル「そうです 身を守れるような武術を習いたいです」
先輩「まぁ柔道も武術っちゃ武術だが護身術というのはな・・・
あ そうだ俺の知り合いに強い奴がいるから紹介してやるよ」
タケル「ありがとうございます」
先輩「お前も柔道はなかなかの腕前だがなぜ今になって護身術を?」
タケル「まぁ色々とありまして・・・」
先輩「よし ついてこい」
タケルと先輩は剣道部の部室へ向かった
先輩「おい佐藤 ちょっといいか」
佐藤「なんだ」
先輩「俺の後輩によ 護身術を学びてぇってやつがいるんだ ちょっと教えちゃってくれねぇか」
佐藤「剣道は護身術ではないと思うが・・・」
先輩「そこをなんとか 剣の腕前がありゃ身を守れるだろ」
タケル「お願いします 教えてください」
佐藤「しゃあねぇな」
先輩「よし次行くぞ」
タケル「この方だけじゃないんですか?」
先輩「いいからついてこい」
弓道部の部室へと向かった
先輩「おい山田 ちょっといいか」
山田「なんだい」
先輩「俺の先輩によ 護身術を学びてぇ奴がいるんだ ちょっと・・・」
山田「弓道は悪いが護身術ではない」
先輩「ちっ 頭固いやつだ ここは諦めて次行くぞ」
空手部の部室へと向かった
先輩「おい遠藤 ちょっといいか」
遠藤「佐藤から話は聞いている 俺のところに来たのは正しいな」
先輩「話が早くて助かった じゃあこいつを頼むぜ」
遠藤「俺は厳しいから覚悟しときなよ」
タケル「はい」
先輩「まだまだいくぞ」
タケルたちは様々な部へいった
明日から彼らに修行をつけてもらうことになった
タケル「お世話になった身でこういうのもなんですけど茶道部って護身術関係あります?」
先輩「あそこにいくとおいしい茶が飲めるからな 言い忘れていたが俺もお前に稽古をつけてやるからな」
タケル「先輩も・・・ですか?」
タケルは中学生だ
暴力団に立ち向かうのはどう考えたって無理だ
でも何もしないのは嫌だった
自分が今できることをやりつくそうと考えた
でも父のことを考えすぎると心がそれにとらわれて何もできなくなってしまうようでそれを紛らわすかのようにほかのことを考えた
(タケル「茶道部のお茶美味しかったな・・・」)
そのときだった
キィーッ!
車が前から向かってきた
もう避けようがない
ビリビリッ!
タケルは車に轢かれなかった
例の電気だった
電気によって車ははじかれた
車から運転手が出てきた
運転手「大丈夫かい君 怪我はない?」
タケル「大丈夫です」
運転手「よかった 車が何かにはじかれたような気がしたんだけど」
タケル「そんなことあるわけないですよ 怪我はないです さようなら」
タケルは電気のことを話すと面倒だと思ったのでそう言ってあとを去った
???「作戦はどうだった」
○○○「すいません 失敗しました」
???「ふん まぁいい」
○○○「ひとつ言っておきたいことがあります 標的にぶつかろうとした瞬間何かにはじかれたんです」
???「言い訳か」
○○○「違います 次こそは決めます もう一度チャンスをください」
???「必ず殺れ あいつに我々の恐怖を思い知らせるのだ」
○○○「わかりました」






