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第六百六十八話

 食い物による主張のぶつかり。

 つまりリアルガチである。


「レオ! 中島機撃墜!」


 イソノから通信が入った。

 うわー!

 イソノと一緒にエッジと戦ってた中島が撃墜された。


「倒したの誰ぇ!?」


 非常に残念な男であるが、あれでもうちのエースパイロットの一人。


「アリッサだ!」


「ついに覚醒したか!」


「わからん! エッジと組んで超高出力の超能力バンバン撃ってくる! ラターニアのミサイルより厄介だ! 近づけねえ!」


 あー……やべえ。

 ジェスターから賢者になったかも。

 俺がたまに発動するやつ。

 俺はまだ羽化してないけど、ありっさは羽化したかも。

 やべえぞ。

 上位の超能力撃ちまくりの砲台と化す。

 俺たちが少しずつ武芸を磨くのをドゴーンって追い抜いていく。

 戦いたくねえ……。


「ふひー……」


「レオくんなにかあったん?」


 リコちが語りかけてくる。

 なお鞭はブンブン振り回してる。


「中島がアリッサに撃墜された」


「……本当に?」


「おそらくアリッサはジェスターから賢者にクラスチェンジすることを選んだ」


 でもそれでいい。

 その選択は間違ってない。

 ジェスターは本来弱いもの。

 俺やタチアナが異常なのだ。

 すると間髪入れずローザリアから通信が飛んでくる。

 奥でローザリア帝国隊を指揮しながら様子をうかがってるシャーロットだ。


「ななななな、なんというもったいないことを! クロノス王はなにを考えておる!」


「賢者のこと?」


「そうだ! 貴重な道化を賢者などにしおって! あれは道化に常識の枷をつけ弱体化させる愚行だ! 大きな間違いだ!」


「俺もなんとなくそうかなーって思ってたのよ。でもさー、アリッサがそれを望んだんだからそれでいいんじゃね?」


 実際、ローテーション考えたら超能力バカスカ撃ってくれる支援機必要だし。

 タチアナと一緒に大量の浮遊砲台使ってくれるだけで戦闘が楽になる。

 一気に二軍クラスからローテーションから外せない一軍入りよ。

 弱体化っていうのも能力が評価できない状態なら一概にそうとも言えないわけでな。

 俺は頭が音ゲー勢なので賢者とは相性悪い。

 浮遊砲台使えないし。

 考えるより感覚で生きてるし。

 そもそも回復能力すら使いこなしてない。

 おそらくアリッサなら賢者を使いこなせるだろう。

 要するに本人の選択だよね。


「うーん、いいんじゃねえの?」


「だめだこいつ! なにも考えてない!」


 うん。人の人生だ。

 考えるだけムダなのだ。

 さーてリコちと戦おう。


「はいはーい。いくぞーい」


「ほーい」


 気の抜けたやりとりから一転。

 リコちの鞭が襲いかかる。

 避け……ふえーん!

 速すぎるよおおおおおおおおおッ!!!

 しかたないのでシールド展開。


「どりゃあああああああああああ!」


 標準機なのでバックラー。

 もっとデカいシールドが欲しい。

 鞭を反射神経でさばいていく……んだけど!

 標準機だから応答速度が遅い!

 何発かくらう。

 喰らうときは慣性移動に切り替えてるせいかダメージは極小!

 基本受けるときは風車の理論よ。

 機体にダメージ蓄積するけどね!

 するとバキンと音がした。

 あれ? とうとう俺の機体が壊れ……。

 とカメラを見たらリコちの機体の腕がちぎれて飛んでいくのが見えた。

 あ、やりやがった。


「ぐははははははは! ばかめー! 機体の限界を超えよったな!」


 俺は悪い顔でにじり寄っていく。


「れ、レオくんはなんで無事なの!」


「ぐはははははははははー! 俺が標準機を壊した回数を甘く見るなよ! 壊さぬように大事に扱ってくれたわー!」


「ぐ、喰らえ!」


 リコちが最後の抵抗とばかりに拳銃を展開。

 俺の方が早撃ちは得意だもんね~!

 はいばきゅん。

 リコちの機体に穴が空いた。

 機関部狙い撃ち。

 ふふーん、拙者、あやとりと早撃ちは得意なのだよ。


「ふえーん! 負けたー!」


「勝ちぴょん!」


 さーて……。


「愛する嫁たちよ! 敵勢力の掃討!」


「はいはい。かかって来てね!」


 メリッサがシーユン軍に襲いかかる。

 俺も加わり、クレアは援護。

 指揮官はレンが倒していく。


「つ、強すぎる!」


「て、敵は手負いだ! 一斉にかかれー!」


「ぬはははははははー!」


 メリッサと俺で成敗していく。

 冷静に考えたらさー。

 標準機なんだからボコボコにしてけばいいんだよね。

 なにやってくるか分かるし。

 リコちみたいに無茶しても壊れるだけだからね!

 警戒すべきは……。


「おまえじゃー!」


 スナイパーを撃つ。

 おし、当たった!

 そうだ。いままでゾーク戦に過剰適応した変態戦術がおかしかっただけだ。

 銃撃戦で倒せばいいのだ!


「はいドン!」


 中距離なら外すわけもない。

 だってカトリ先生みたいに認識できない動きで迫ってくるとかじゃないし。

 ビーム避けて……オラァ!

 遠距離の射撃手は潰した。

 あとは中距離だもんね!

 と思ったらここで鬼神国どもが最後の抵抗。

 武器を持って襲いかかってきた。


「ヒャッハー!」


「にゃはははははー!」


 メリッサと一緒に斬って斬って斬りまくる。

 スナイパーがいない標準機の群れなど恐れるに足りない。

 ぬははははははー!

 レンとクレアも援護してくれる。

 こうしてシーユン軍は壊滅したのであった。

 ヒャッハー!

 さーてイソノの援護に……。

 おう……エディしか残ってなかった。

 イソノ撃墜……。


「ふう、ふう、ふう……いまこそレオさんを超えるとき!」


 肩で息をするアリッサから通信。


「あ、あたい、病院行った方がいいと思うの! アリッサちゃん、完全に暴走状態だって! おいエッジ!」


「俺もそう言ったんですけど聞いてくれないんです……」


「喰らえ!」


 太陽フレアみたいなのが何本も迫ってくる。


「ドわあああああああああ」


 泣きながら回避。

 でも逃げながらライフルで反撃。

 だけど超能力のバリアで弾かれる。


「ちょ! 出力! 出力大きすぎ!」


「あはははははははははははは!」


 バンッと全方面からフレアが襲う!

 ちょ!

 人間の能力じゃねえ!


「ぴぎゃああああああああああああああ!」


 俺もメリッサもエディも逃げ回る。


「レオ! なんか良い手ないの!?」


「逃げるのに必死で思いつきません!」


「ふは、ふははははは!」


 完全にハイになったアリッサが立ち塞がった。

 おいおい……アリッサ倒した後にローザリアでしょ、そしてカトリ先生が控えてるなんて……。

 無理ゲーすぎるよぉ!

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― 新着の感想 ―
メリッサ出番少ないから、はじけ方が凄く成りそうですね〜。
>ふふーん、拙者、あやとりと早撃ちは得意なのだよ。 の、〇び太!? 寝るのも一瞬なのでは?
バカげた多様性こそがコチラの強みだからなぁ。
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