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第六百六十六話

 さーて、異種剣術戦一般参加のトーナメントはサリアが優勝。

 大王の威厳は守られた。なお病院送り。

 帝国剣術の部では西条くんは負傷により辞退。エディが優勝した。

 ……いやね、たしかに西条くんを病院送りにしたことは失敗だった。

 そりゃね、西条くんに手加減するって手は。いや無理だな。

 あのレベルの使い手だと手加減したらこちらが危ない。俺が大怪我する。

 そもそも手を抜いたら士道不覚悟で怒られる。

 西条くんに絶交されるかもしれない。

 結局、俺か西条くんは病院送りの運命だったと思う。

 銀河帝国人めんどくさ!

 なお女子の部であるが、レンは「ぜったい出ない!」とゴネたため欠席。

 なので異種剣術戦はリコちの圧倒的優勝。

 帝国剣術はメリッサのこれまた圧倒的優勝である。

 女子の部は二人が蹂躙するだけのひどい試合であった。

 次回から二人はエキシビションのラスボス枠に移動することにする。

 そして三日後、西条くんに参加許可が出たところで、人型戦闘機の試合である。

 こっちはバトルロイヤル方式。

 いちいちトーナメントやってられないよねー。

 場所が宇宙空間だし。

 実質、俺VSみんなという壮絶な鬼ごっこである。

 バカなのかな?

 ルールは前回の専用機破壊を教訓として各国の全員標準機。

 クロノスは銀河帝国の標準機の自国生産モデル。

 ゾーク戦争後の量産機なので性能は高い。

 マニュアル操作も可能だ。

 ローカライズ翻訳は完璧。

 ……と言っても緊急時にコンソールからの修復モードで復旧する訓練なんて死ぬほどやってる。

 ローカライズなくても問題ない。

 カラーリングだけは自由にしていいんだって。

 だから俺は。


『みなさんの足クロノス交通』


 路面電車の会社に。


『ハー婆ちゃんの台所』


 ハーさんの店に。


『皆様の総合商社カミシログループ』


 うちの会社に……。


「カワゴン通運」


 ……海賊ギルドの広告に。

 スポンサーの広告だらけにしてやった!

 クレアなんてプロレス団体の広告だらけだ。

 銀河帝国代表の西条くんは宇宙港やアマダ警備の広告を機体に貼り付けてた。

 広告だらけの俺たちの姿を見て、レプシトールは即座にマネをした。

 レプシトールの選手団も広告だらけ。

 うーん、やっぱりレプシトール人って企業統治がひどすぎただけで、俺たちと相性いいよね。

 他の国……どん引き。

 鬼神国すら「……いいのそれ?」と本気でどん引きしてた。

 太極国は「ぜったいマネしませんからね!」とシーユンに怒られるレベル。

 ラターニアなんかは「さすがに……無理です……」と本当に心の底からどん引きされた。

 なんでだろうね?

 ということで発進。

 もうね、銀河帝国勢&クロノス勢は目立つ。

 敵チームが群がってくる。


「クソ! レオ、他の連中倒すまで共闘だ!」


 イソノと共闘。

 イソノは嫁さんの実家に「え? 出ないの?」って言われて参戦。

 そのときにレイモンドさんの話をしたら「あ、う、うん……そういうのよく聞くよね……大丈夫。娘にはちゃんと言っておくから」と言われたらしい。

 嫁さんの実家と仲が良くて素晴らしい。

 相変わらずイソノは薙刀とライフル。

 俺の苦手なレンジを埋めてくれるだろう。


「ふははははははははははー!」


 プロレスは別枠として久しぶりに大暴れできる。

 イソノ張り切りまくってる。

 ビュンビュンビームが飛んでくるがお構いなし。


「ボコボコにしたる!」


 まずはラターニアをターゲットにする。

 ラターニアが蹴散らされていく。

 それもそのはず。

 ラターニア軍は艦隊戦優位の戦術だ。

 人型戦闘機はそれほど強くない。

 その空気感を読まずにイソノが暴れ回る。

 だけどラターニアもさすがのもの。

 太極国と事前に作戦を練って自らをおとりにして誘い出したのだ。

 ラターニア軍の後方から太極国の軍団がやって来る。


「もう仕方ありませんね!」


 西条くんが俺たちに合流してくれた。

 そしてここに裏切者が現われる。

 突如出現する浮遊砲台の数々。

 あー! てめ!


「にゃはははははははは! 兄貴たち覚悟しろ!」


 あー、てめ!

 タチアナ裏切りやがったな!

 タチアナが俺たちに一斉射撃。

 ドバカの攻撃に俺たちは逃げ回る。

 本気で逃げ回る。


「くくく、レオ様! これぞ戦略!」


 あー、シーユンから通信!

 クッソ、シーユンの策謀にはめられた!

 もしかしてシーユンって嫁ちゃんから策謀を学んだんじゃ……。


「これだけじゃありませんよ!」


 浮遊砲台が増える。

 タチアナじゃない!

 ま、まさか!


「エッジイイイイイイイイイイイイイイイイイ!」


 もう俺は後半、「ウキイイイイイイイイイイッ!」と叫んでた。


「レオさん……決着をつけよう」


 まさかの敵に回ったのは原作主人公。

 そして……さらなる浮遊砲台追加……アリッサだ。

 か、完全に……俺たちレイドボス扱いだ……。

 どうやっても無理ぃ!


「イソノ! タチアナ潰すぞ!」


 涙声でイソノに指示を出す。


「了解!」


 俺たちの有利な条件は一つ。

 タチアナたちも標準機。

 浮遊砲台も専用機ほどの数じゃない。


「あ、来やがった! 兄貴のバカ!」


「るせえええええええええええええ!」


 タチアナを追って駆け抜ける。

 標準機でも戦えるもんねー!

 すると想像外の人物が邪魔してくる。


「レオ陛下! お覚悟!」


「お兄ちゃんんんんんんん!」


 シーユンのお兄ちゃんが立ち塞がる。

 ふええええええええええええん!

 太極国のエースパイロットだ。


「イソノ!」


「浮遊砲台で手一杯だ!」


「西条くん!」


「太極国近衛騎士と戦闘中!」


 俺……大ピンチ!

 ふ、普通に不利な状況すぎる!


「お兄ちゃんお覚悟!」


 斬りかかる。

 だがお兄ちゃんにいなされる。


(シーユン)は渡さん!」


「お兄ちゃん! 目的がバグってる!」


「うるさい!」


 剣を振り回してくる。

 クソ! 速い!

 で、乱戦になった所で、やって来た一団。

 レプシトールじゃん……。

 しかもニンジャ隊。


「いたぞ! お館様を倒せ!」


「やっぱり結託してた!」


「うきいいいいいいいいいい!」


 大ピンチ。

 ここで負けるじゃん。

 カトリ先生に見つかるじゃん。

 死ぬほど稽古させられるじゃん。

 ……待てよ。


「仕掛け人はカトリ先生! あんたかー!」


「ぐはははははははははー! ようやく気づいたかこの間抜け!」


「さあさあさあ! この包囲網を突破してみろおおおおおおおおおッ!!!」


「あー! おっさん前回負けたのネに持ってやがったな!」


「当たり前じゃぶぁーか! おら、全員倒してみろよ!」


「ぴぎゃあああああああああああああああ!」


 あまりのピンチに猿になる俺。

 ところがそこに救いの神が現われるのだ。


「まーったく、隊長はあたしがいないとだめだな~」


 メリッサたん……。


「しかたないわねえ。こっちに味方するわ」


 クレア様!


「まーったく、人類どもは……仕方ありませんね」


 レン!

 嫁たちが助けに来てくれたのだ。

羅刹の銀河②4/20発売です!

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― 新着の感想 ―
最終回直前の胸熱展開かな?
そう言えばイザーク君いるのかなあ?
機体制限無し何でもあり(つまりただの戦争)なら王様勝てる気がするな
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