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突然ですが。
目が覚めたら森でした。
そう、森でした。
見渡す限り森森森森。
なんか、地球の森より瑞々しいぞ!!
それになんか視界が高い気がするのは気のせいだろうか。
とりあえず近くの葉に手を伸ばし…………
ん?
視界に入る白銀の鱗。
「鱗!?!」
うわっ声も低くなってる……魅惑の低音ボイスだよこれ
じゃなくて!
この、鋭い爪、白銀の鱗………
おっと丁度いいところに湖発見!!
そこに映るのは、日に当たってキラキラと光輝く白銀の鱗に、瑠璃のような純粋な蒼い目を持った、
ドラゴンでした。
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「ドラゴン、だな」
水面に映るドラゴンは同じような動きをする。
まさかの竜転生!!!
こいつぁ驚いた!!!!
身体を用意してあると言っていたけどまさかのドラゴンすか!!!!
確かにイケメンっすよ!!!!
にしてもドラゴンとか強いよな既にチートか。
ステータスとか無いのかな???
『ありますよ』
ファッ!?!頭の中に声が響いたよ!?!
『ワタシはフェル様の"全知"より生まれました。人工知能を持ったヘルプ機能のようなモノです』
人工知能を持ったヘルプ機能!?!!
つ、つまりなに!?!!
『わからないことはワタシに聞いて下さい。情報を表示します。そして、ステータスと唱えればステータスが表示されます』
人工知能を持ったヘルプ機能………もう人工知能だからアイちゃんでいいや機械的な女性の声だし。
とりあえずアイちゃんの言った通りにしてみよう。
「ステータス!」