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ささやかな贈り物

うん、そう簡単には強くならない

ガチャンと扉の門が閉められた。そして、転移魔法みたいなのでなにもない荒野に

飛ばされる。


はぁ、なんで俺がこんな目に······というか、夜の砂漠って、ゾクゾクして怖い。

せめて、食べ物を·······ん?


「ひゅーーーーー!」


「······ギャーぁぁぁぁあ!?」


やべぇ、あれ絶対強いやつ。勝てっこない!死ぬ!逃げろ!


「きよよょょょょよ········」


駄目だ。あっちのほうが足早い。せっかく助かった命をここで浪費するのか?いや、ちがう。

俺はそんなの望んでいない。ならば·······


「必死に生き足掻くのが、弱小モブの生きざまだぁ!!」


カキーン!と、強い音がなる。俺、こんな剣速だっけ?いや、違う。ってことは·······


「ニセモノからの、ささやかな送り物。」


ニセモノにもすこし位は感謝しないとなと幽霊の方へ向かうと幽霊が消える。


《ユーマに82ダメージ!》


ぐっっっつ!痛い。目を瞑りたい。が、瞑ったら即死だ。


「もう、せめてもの攻撃だ!砂かけ!」


某モンスターのように命中率が下がってくれれば良いのだが。


《幽霊に0、0、0、0、0、0ダメージ!》


今、一瞬、赤く幽霊が光った。これで、大体の位置情報を把握できる。

というか、ログもアイツのゲームの情報を持った部下が入ってた効果かな。


ありがたい。と言うのは癪だが、感謝しないとな。もっとも、アイツがこんなん

しなかったら万事休すだったのに。


「!っ!っ!」


お前のせいだ!といわんばかりに魔法をーかけられ、体の感覚がグシャグシャになる。

だが·····


「砂の滞空時間、な、めん、な!」


砂は軽いので、ある程度滞空する。そして、幽霊は攻撃速度が化物レベルで高い。

それを逆手にとったのだ。


「ギシャー······」


HP 10/9と、HP 10/1。差は一見歴然に見える。だが、知識という武器を持っている。

人間はそうやって発展してきたのだ。


そして·······


「撃破だ。」


《レベルが5になりました。》


幽霊討伐成功。で、洞穴を見つけた。完璧かのように見えるが、腹が空いた。

傷は勇者の頭おかしい再生力でなんとかなるのだが、腹は満たせぬ。


空腹で死にそうだ。


「ぐわぁぁぃあぁ!」


あ、猪が倒れた。熊が貪り食う。食べるか?いや、さすがにそこまで落ちぶれたくはない。


▼ ▼ ▼


「腹減った~。」 


朝起きて一番がそれだ。相当腹が減っている。もう、限界だ。


「いただきます!」


バリボリムチャグヒャと品の欠片もないような食事をする。

血抜きしてないし、若干腐ってはいるが、いけるな!


▼ ▼ ▼


なんて考えてた自分が居た。なんだこれ、腹痛ってレベルじゃないぞ。


痛い痛い、だが、こいつを狩って、食べないと、死ぬ。それだけは勘弁だ。


あと·······喉乾いた。砂漠だけど、川は·····


▼ ▼ ▼


モンスターを倒しながら、進む。水ー?


あった。こんなご都合主義みたいなことあり得るのか?けど、なんか粘性少し高い気が。

大丈夫かな。


※粘性が高い水は、ほとんどの場合、バクテリア等微生物が大量発生している証拠です。

飲まないでください。


「うっ!?まずい!?」


《状態異常耐性Lv8 》をステータスポイントを犠牲にし、獲得しました。


「俺のステータスがー!けど、乗っ取られてた感覚が消え失せたな。」


レベル9までのステータスポイントが消滅しちゃった。てへっ!



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