泥沼の人狼ゲーム
皆さん、リッスンブールは覚えていますでしょうか。
私はふと思い出してこのネタを思い付きました。ご笑覧(?)下さい。
「とりあえず、レベルの低いやつで良いんじゃね?」
おぉ、勲章様が何か言ってる。というか、切り捨てる必要あるか?
「切り捨てる必要は?王様!」
「儂、キリの良い数じゃないと報償金とか計算できない!足し算三桁は無理ー!」
「おれ、掛け算は厳しいかなって感じだぜ!」
「ぐむむむむむ······」
いやいや、王様、ぐむむむむむ······じゃないですって。小学生に何で負けてるんすか。
アメリカ人でもそこまでいかないって!バカ度数!
「うぅ、俺、方程式とか習ったのに········話し出せない空気。」
うん、君は偉いよ、中学生。リッスンブールの王位と国際信濃学院大学の入学券をあげよう。
(どっちもない)
「とりあえず、最低値はユーマの2レベル、最高値はチアキ殿の28か。」
「もう追放は決まりじゃねーか?」
何で、小学生。お前は純粋で良いんだよ!?
「とりあえず、儂疲れたから、その話終わり、また明日の朝にするとしよう。」
王様は帰っていった。
だが、コソコソ話してる勇者がたくさんいる。
▼ ▼ ▼
「とりあえず、イケニエはユーマで良いとして、パーティ組もうぜ!賛成だろ?」
「いやだよ!」
「はぁ?大人の怖さ、見してやろうか!?」
「ごめんなさい!やめて!鞭は!」
うん、なんか盗聴の成果は、最悪の連中だと言うことだけわかった。
で、イケニエってなんっ··········ぶはっ!
「········??!?!!?!?!!??!!!?!!!!?!?!!?!?!」
声にならない悲鳴。痛みがエンドレス。痛い。とにかく頭が痛い。
傷痕の痛みって、こんなのか!?
体は、意志に反して動き出す。とにかく、アイツ(チアキ)が頭によぎって仕方ない。
「まて、イケニエって、殺人を犯して、追放って····▫▫·あ。」
今日からは、ニューユーマです。
「殺しますか。すべてはチアキ様の名の元に。」
いやだ、死にたくない。生きたい。生きたい。イキタイ。何で、何で、ナンデ。
思考がぐるぐる、もうなにも感じない。他人が俺の体で好き勝手にしているだけ。
あぁ、神様。俺にチャンスを。
▼ ▼ ▼
「被告人、ユーマの罪状は、殺人未遂と、国家転覆。よろしいか?」
「はい。よろしいです。私が羨ましくてやりました。責任を取って、首·········ぐっ!?」
くそ、死への猛反発で本体が活性化している。意識を乗っ取られる。まずい。追い出される。
くそ、首切る。ふざけやがって、ニセモノ、チアキ、許さナい、許サナい、許さなイ、ユルセナイ。
取り戻すぞ、主導権。
「はっ!操られていたんです!そこの勲章チームに!」
「俺らのことを疑うってのか?王様。」
「とんでもありません!勇者様。」
脅しか、洗脳だな。あの王様が抜け出すには、そりゃあ相当時間がかかる。
「ひとを殺そうとしたってことは、悪いことだー!ユーマー!死ねー!」
「反論の余地なし。だな。」
「まさか大人がそんなことするなんてね。小学生かよ。」
「こいつと一緒にするな!」
「もう、追放は決まったな。」
もう、皆して何なんだ·····ぐっ!胸が痛い。昨日まで、仲良かったはず。なのに。
一方的にチアキを信じて、俺を責め立てる。泣きたいのに、なかせてくれる相手すら
居ねぇや、これが、レベル2の男の末路ってか?笑えねぇ。
「被告人、ユーマは、勇者の肩書き剥奪、報償金、支援金0だ!名前を
勇者から、《狂虚言の追放者》とする!」
「いえーい!」
「万歳!」
「········」
俺、なにもしてないのに、なぜ、何故なのだ。あぁ、さすが愚鈍の国だな。終わってる。
どうせ、エルフの国や、ドワーフの国に行っても、門前払いだろうな。スパイとかかも
知れんし。
あぁ、世界は残酷だ。
あんなやつ、チアキが勲章なんてもらい、真の勇者なんてもてはやされている。
もう、ダメだ。
はい、追放系です。どうですか?




