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イノウモノガタリ  作者: A.S
二年生編
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メモリーイズロスト

「よし、これで全員に伝え終わったかな。」

大井照が呟く。


(なんのことだか分からんが、ついでにユウラギに報告しておくか。)

学園内を誰にも気づかれないように移動する。

........といっても今学校にいる者など限られているのだが。


人気のなさそうな図書館で端末を取り出す。

正確に言えば、作り出す。

『異能力創造(クリエイト)』

自分が知覚で来ているものを作り出すことができる。

規模は決まっているが、それでも便利な能力である。


「実際に存在しないものも作れるからな。」

独り言を呟いた後に電話をかける。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

照からメールが来る。

(これで最後!全員に伝え終わったよ。)

俺は画面上に入力しながら、目の前の神社の鳥居に一礼してから足を踏み入れる。


手水舎で両手や口を洗った後に賽銭箱の前に立つ。

二拝二拍手一拝。

「玄武いるか」

俺が問うと何も答えずに御扉が開く。



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