ヤンキー
「そこのお兄さん〜」
男が話しかけてくる。
男の服装は黒いパーカーを深く被り、顔は見えない。
夏の季節外れの服装。
そもそも、ここはビーチなのだから、
場違いと言っても合っているだろう。
「あ゛ぁ...お前誰だよ?」
「僕が誰かなんてどうでもいいじゃないですか。
......そ・れ・よ・り・も。あそこの女の子が呼んでましたよぉ〜。もちろん赤面でね!」
パーカーを被った男は、「あっち」と言いながら、指を指す。
その先には、銀髪の......はっきり言って
”ド”が付くレベルでタイプの少女がいた。
背格好的に高校生だろうか?
「ありがとな......アンちゃん」
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「よっ!明護」「えっ....誰?」
男は、「忘れとるんかい?」と言いながら、
「獲物見~っけ 黒髪かぁ」俺を見ながら男は笑いながら言う。
そこで、思い出す。
去年の海での出来事と、入学式の出来事を。
「子育て島!」「児島じゃぼけ」
「そうとも言うよね」「いや、そうしか言わんわ!」
「そういえば、お前の彼女、なんかヤンキーぽい奴に話しかけられとったけど、
そのヤンキー知り合いか?」
「彼女.......玲のことか。」
ふん、と鼻で笑う。
「いや、あいつは俺の彼女じゃ...ないよな?」
「知るか。ってか速く行かへんとあかんとちゃうんか?」
「そうだった。ありがとなっ!」と伝えて、焼きそばを置いていく。
「おうよ、頑張れよっ!」と言いながら、すでに容器を開けている。
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「離してください。」
「何言ってんだ嬢ちゃん。自分から誘っておいてそれはないだろ〜」
男が腕をしっかりと掴んでいる。
確かに、髪を染めていてヤンキーって感じはする。
即座に俺が間に入る。
「大丈夫か?玲」「は、はい。」
「おい、邪魔すんなよっ」また強引に玲の手を掴もうとしてくる。
「刑法第三十六条.......」「なに言ってんだよ。アンちゃん?」
「急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、
やむを得ずにした行為は、罰しない。」
男の顔は、青ざめていく。
続けて、と間を取り
「第二百十三条 現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを逮捕することができる。」
「なに出鱈目なこと言ってるんだ?俺は、この子が誘ってるって言ってるから来ただけで.......」
「生憎と、俺は警察なんでね。
まだ卵の段階だけど。だから俺の言ってる刑法は間違ってない。」
「それに、法律は知らなかっただけじゃ済まないんだぜ。」と告げるので合った。
体調悪いです。
部活の土日の応援で喉がめっちゃ痛い。
まじで、声も枯れに枯れてるし。




