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私が神様方と繋がるまで  作者: きみあきつき
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17 神様のお試し

 今日は『神様のお試し』について書こうと思う。

 多分こう言う事があるという情報を知らなければ、試されたとすら気付かないような些細な出来事だと思う。私も話を聞いてあれって試されてたのかな?もしかして今試されてるんじゃない?と気付く事が出来たくらいだ。

 試され事は人によって何が出されるか違うと思う。

 私の場合は「自分の心に正直になれるか」そして「勇気をもって人を助ける事が出来るか」だ。絶対の確信はないがこれだろうと思う。


 何故かその時の事をふと思い出し、文章として頭に流れてきた。こういう時は大体書いた方が良い事、書くべき事なんだろうと思っている。


 これはまだ神様と繋がる前の出来事だが、バスに乗っている時に揺れてお爺さんが倒れそうになった事があった。通常バスの後部座席に座る人は1段上に上がるようになっている。バスを降りようとしていたお爺さんは、気付かず出発してしまったバスの揺れでその段差に引っかかり後ろに倒れそうになったのだ。

 丁度近くに座っていた私は咄嗟に「大丈夫ですか!」っと声を上げた。それに気付いたバスの運転手さんがすぐに停止してくれたので事なきを得た。


 だがその事に私は後悔していた。声を上げるだけじゃなく、その後助けるために立ち上がるべきだったと。バスが動いていたので立ち上がるのは危ないとは思ったが、倒れないようにポールに必死に掴まって耐えていたお爺さんを助け起こすべきだったと目的地に着くまで反省していた。

 次に似たような事があったらもうちょっと勇気を出そうと思っていた。

 だがバスを降りる時に運転手さんから「ありがとうございました、助かりました」と言われてちょっとだけ救われる思いがした。


 そしてその時はすぐに訪れた。1~2週間後くらいだったと思う。


 車いすに乗っていたお爺さんが道路の真ん中を進んでいて、突然動かなくなってしまったのだ。

 最初は危ないな~と見ていたが、まさか道の真ん中で止まるとは思わなかった。後ろから車が来ていた事もあり、迷ったが声を掛ける事にした。正直他の人が声を掛けてくれるんじゃないかとちょっと様子見してしまった。

 結局は自分で「危ないですよ?どうしました?」と声を掛けた訳だが。

 お爺さんが止まってしまった理由は、どうやら鞄の中を確認していたからだ。私が歩み寄った事で慌てて鞄を閉めていたから間違いないだろう。


 そしてこの時、「あ、これもしかしてお試しだったかな?」と気付いたのだ。

 前回の反省を生かしてちゃんと声を掛ける事が出来るか、勇気を出せるかを試されていたんだと思う。


 因みにこの時は昼間で太陽が頭上に輝いていて、お爺さんが進もうとしていた方角には神社が真正面に見える位置だった。

 知らず見られているというプレッシャーも感じていたかもしれない。

お読みいただきありがとうございました。

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