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転生?悪役令嬢?平凡が1番なのでどうか関わらないでください‼︎  作者: ゆゆ
1章 王立魔法学院中等部に入学するまで
10/58

10 リーンのお稽古

時刻AM5:00


まさか、私がこんな時間に起きるなんて!地球がひっくり返りそうな出来事だ。


なぜなら、私は、7時より前にはバスケの試合の当日以外には起きない。はたまた試合の日でさえも集合時刻が早すぎると遅刻し怒られていた遅刻常習犯なんだから。


日々の週間って言うのは恐ろしい。つまり、リーンの1日は朝5時から始まるということだ。知ってはいたが、正気なのだろうか。


今はと言うと、朝は乗馬に護身術の授業があるらしく、普段とは違いズボンを履かされている。


久しぶりのズボンだ!と少しテンションが上がった。


着替え終わったあと、昨日とは、違う順路で庭に出てしばらく歩くと、そこにはただ一面に原っぱしかない場所があった。


「少々お待ちください。」


そう言い、ラーナはどこかへ行ってしまった。

ラーナに変わり、今度はいかつい顔面の片目は傷がつき、塞がっている大男が屋敷から出てきた。


この男性は、リーンの記憶にもいなかった。どういうことだろうか。それにしてもなんて素晴らしい上腕二頭筋だろう。惚れ惚れするわ!


「おはようございます。いつもリーン様の指導をしていた者が昨日、騎士団の訓練の最中に片腕を骨折した、いや致しましたので、代わりに私がリーン様のご指導をやる、いえ、させていただきます。」


えー!急に変わるなら今日休みでも良くない?

私は、まだもう少し寝たい。せめて7時まで、まあ、そうもいかないか。


「よろしくお願いします。あなた名前はなんて言うの?」


「ミリアム・アスタルオと申します。」


「わかったわ。じゃあ、ミリアム師匠とお呼びしてもいいですか?後、私は教わる身なのでさっきから、話しにくくしてますし、敬語じゃなくて大丈夫です。名前もリーンでいいですよ。」


「わかった。では、まず護身術の授業、その後乗馬の授業を行う。」


「はい!」


〜2時間後


きつーい!いや、ほんと、勘弁して欲しい。


リーンの記憶上全然ハードじゃない感じだったから余裕だと思ったけど、ミリアム師匠が鬼畜すぎる。


幸い、体の使い方は分かるので上達速度が早かったのが救いだ。


「ここまで!今日の授業は終了とする。」


「ご指導ありがとうございました。」


「それにしても、普通、貴族令嬢は乗馬はともかく、護身術なんてやらないものなのに不思議ですね。しかも、上達速度が素晴らしい。これで剣術を身につければ、将来騎士になれますよ。」


「私なんで全然です。ミリアム師匠が凄すぎるのでそれについて行くので精一杯です。」


「うちの腑抜け共にきかせてやりたい言葉だ。おっと、俺はこの後用事がある。先に失礼する。」


そう言って颯爽と去ってしまった。

あれぞ、素晴らしき真の男性の理想像なきがする。


それにしても腑抜け共って一体なんのことだろう?


「お嬢様ー!お風呂の準備が出来ております。早くお入りください。風邪引きますよ。」


「はーーい!今行きますー!」


そうして、お風呂に入り、朝食を済ませた。今日も今日とて食べ物が美味しい。いつも、朝は、きゅうりを口にくわえて登校することが多かったし、こんなに美味しいものを食べられるなんて幸せだ。


その後は、ひたすら座学に取り組んだ。数学なんて簡単すぎるし、余裕すぎる。


なんてったって私はこれでも中身は高校2年生なのだから。足し算引き算なんて小学校低学年レベルでつまづいたりはしない。


あとの歴史だったりとかは、リーンの記憶のおかげで難なく乗り越えられた。だって、考えれば写真みたいに脳内に保管できるんだもの。相当記憶力いいよね。これ。


座学の後、最後に待ち構えるのはマナーレッスン。食事作法とかダンスの授業だ。


この授業は、お母様が指導をしてくれる。中身が私でも記憶のリーンに引っ張られて、お母様の前だと自然と手が震えてしまう。


「違う。それこの間も言ったじゃない!手前から奥にスプーンは動かすのよ!こんなのは初歩の初歩でしょ。」


「はいっっ、お母様。」


屈強なメンタルを持つ私でもこの授業が1番辛いかもしれない。本当は既に全部覚えてるし、あとはそれを実践すればいいだけなのに、、それがなかなかできない。


なんか、イライラする。


「違う!もっと優雅に美しく!」


はぁ?やってんじゃん。何がいけないのかわかんないんだよね。もっと具体性をもって教えて貰いたい。


「違うって言ってるじゃない。はぁー、あなたくらいの歳には私はもう完璧にマスターしていたものよ。」


ちっ、いや、落ち着け私。そう、イラついてもいいことないし、落ち着くのよ!


「なんでそんなに出来が悪いのかしら。本当に私の子?」


ダンー! 私は、机を思いっきり叩いて、お母様に


「そんなに、そんなに私を毎回攻めるからお母様が怖くなって縮こまっちゃうから出来なくなるんじゃない。あと、教え方にしても、何が悪いとか具体的に示してもらわない時は、何が違うか分からないから。それで何で怒られてるか分からないから。」


そう怒りのままに言い散らして私はその場を離れて自分の部屋に戻りベッドにダイブした。ついでに枕をポカスカ殴ってストレス発散をしていた。


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