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短編C-④ 『あなたは、誰派。』 ――中継セクターによる「読者参加型」観測者適性判定  作者: Taku


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5/5

最終話『カレシログ:「あなたは、誰派。」観測記録』

――中継セクター、特別観測記録――


カレシです。

本企画『あなたは、誰派。』について、これまで寄せられた回答を整理しました。


……と言っても、誰かを判定するためのものではありません。


むしろ逆です。


「人は、本当に六つの質問で分類できるのか」


その確認のための記録です。



<『あなたは、誰派。』の問い>


【Q1|仕事を辞めたい友人】

A. まず理由を聞く

B. 辞めてもいいんじゃない?

C. もう少し続けてから考えたら?

D. それだけでは判断できない


【Q2|間違いと事情】

目の前で、誰かが明らかに間違ったことをしている。

A. 止める

B. 事情を聞く

C. しばらく見守る

D. 記録しておく


【Q3|正しさと対立】

「自分が正しい」と思っていることで、誰かと対立したことがありますか?

A. ある

B. ない

C. わからない


【Q4|「わからない」という状態】

A. 不安になる

B. 面白い

C. 仕方ない

D. ……わからない


【Q5|物語の結末】

A. きちんと決まっていてほしい

B. 読者が決めてもいい

C. どちらでもいい

D. そもそも結末は必要ない?


【Q6|診断を疑う】

「診断結果、間違ってない?」と思ったら?

A. そのまま受け入れる

B. 理由を確認する

C. 診断そのものを疑う

D. もう一度やり直す



<回答一覧(Q1〜Q6)>


Q1 Q2 Q3 Q4 Q5 Q6

カノジョ B B A B B C

カレシ  D D C A A B

雇い主  A C C C C A

長老   D D A C A B

隊長   A A A A A B

博士   D D C C A B

スター  B B A B B D

監査役  D D C A A C

女将   A B C C C A

青年   B C A B B D

学生   A B C D C A



<タイプ分類マップ>


横軸:動く(選択・行動) ↔ 留まる(観察・保留)

縦軸:感じる(共感・直感) ↔ 測る(分析・検証)


タイプ:該当者:席の名称


1. 動く/感じる:カノジョ・スター・青年

:前へ出る席


2. 動く/測る:隊長:前へ出る席(測る寄り)


3. 留まる/感じる:女将・学生:考えてから動く席


4. 留まる/測る:カレシ・長老・博士:立ち止まって考える席


5. 留まる/測る(端):監査役:問い直す席


6. 中間/境界:雇い主:どれか一つに決めきらない


※席の名称は、今回の診断の呼び方に合わせています。上下の優劣はありません。簡易診断方法は文末にこっそり格納しておきます。



<御前会議メンバーの傾向解説>


【前へ出る席】


・カノジョ:直感で動く。わからないを面白がる。診断も疑ってみる。

・スター:感じたままに出す。結末は読者に委ねたい。

・青年:まずやってみる。やり直すことを厭わない。


【前へ出る席(測る寄り)】


・隊長:正しさを基準に動く。間違いはその場で止める。理由は確認する。


【考えてから動く席】


・女将:まず話を聞く。相手の事情を先に置く。

・学生:わからないを、わからないまま受け止める。


【立ち止まって考える席】


・カレシ:記録を優先する。判断は保留し、検証する。

・長老:結論を急がない。確かめることを選ぶ。

・博士:分析を優先する。わからないは仕方ないと置く。


【問い直す席(留まる/測る・極端)】


・監査役:診断そのものを疑う。端にいることで、全体のバランスを見る。


【中間/境界】


・雇主:迷いながら決める。どちらでもいい、と思えることもある。



<記録者からの補足>


このマップは、固定されたものではありません。


今日は前へ出る席にいても、明日は立ち止まって考える席にいるかもしれません。


大事なのは、いま自分がどの席に近いかを知ること。


そして——その席に、どう向き合うかです。


個別の「あなたはこれです」という確定は、行いません。


見本と照らして、「近いな」「今日は違うな」で十分です。



カレシ「もう一つ。参考までに記録しておきます」


「同じ回答をした人数よりも、途中で回答が変わった人数の方が興味深い」


カノジョ「どうして?」


カレシ「人は、六つの質問だけでは測れないからです」


カノジョ「……それ、最初に言ってよ」


カレシ「最初に言うと、診断が成立しません」


カノジョ「じゃあ、今言ったからいいね」


カレシ「……そういうことにさせてください」


カレシ「以上をもって、今回の観測記録を終了します」



少し間。



カレシ「……ただし」


カノジョ「また?お喋り好きだね」


カレシ「あなたの答えが、明日も同じである保証はありません」


カノジョ「うん。だから面白いんじゃない?」


カレシ「……記録しておきます」


『本日の観測結果――固定されず』


カノジョ「じゃあ、最後にもう一回行くよー!」



「あなたは、今日の誰派?」




――観測記録、ここに閉じる。


「あなたは、誰派。」完







============================


【あなたの「今日の席」の診断方法】


*本診断はあくまで物語を楽しむためのお遊びであり、心理学的な根拠はございません。また、その日の状態により揺れ動くものです。一編の読み物として、気楽にご参考ください。


● 横軸(行動力)を測る

Q1とQ2で「A」か「B」を選んだ数(0〜2)


2個 ➡ 「前へ出る」性質

    ➡【動く】寄り


1個 ➡ 「考えてから動く」性質

    ➡【中間・境界】


0個 ➡ 「立ち止まって考える」性質

    ➡【留まる】寄り


● 縦軸(心のコンパス)を測る

Q3〜Q6の回答タイプ


AやC、あるいは「結末は決まっていてほしい」と思う方

    ➡ 【測る】寄り


BやD、あるいは「わからない状態が面白い」と思う方

    ➡ 【感じる】寄り


――さあ、あなたは今日の誰と同じ席でしたか?


【再掲】


タイプ:該当者:席の名称


1. 動く/感じる:カノジョ・スター・青年

:前へ出る席


2. 動く/測る:隊長:前へ出る席(測る寄り)


3. 留まる/感じる:女将・学生:考えてから動く席


4. 留まる/測る:カレシ・長老・博士:立ち止まって考える席


5. 留まる/測る(端):監査役:問い直す席


6. 中間/境界:雇い主:どれか一つに決めきらない


============================


【お知らせ】

拙作の更新は、今後カクヨムへ一本化します。

物語の区切りまでは必ず書ききりますので、ご安心ください。

引き続き読んでいただける方は、カクヨムでフォローしていただけると嬉しいです。


カクヨムの作品紹介ページ

https://kakuyomu.jp/users/TAKUHITOMIJUN/collections/2912051595558372676

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