最終話『カレシログ:「あなたは、誰派。」観測記録』
――中継セクター、特別観測記録――
カレシです。
本企画『あなたは、誰派。』について、これまで寄せられた回答を整理しました。
……と言っても、誰かを判定するためのものではありません。
むしろ逆です。
「人は、本当に六つの質問で分類できるのか」
その確認のための記録です。
<『あなたは、誰派。』の問い>
【Q1|仕事を辞めたい友人】
A. まず理由を聞く
B. 辞めてもいいんじゃない?
C. もう少し続けてから考えたら?
D. それだけでは判断できない
【Q2|間違いと事情】
目の前で、誰かが明らかに間違ったことをしている。
A. 止める
B. 事情を聞く
C. しばらく見守る
D. 記録しておく
【Q3|正しさと対立】
「自分が正しい」と思っていることで、誰かと対立したことがありますか?
A. ある
B. ない
C. わからない
【Q4|「わからない」という状態】
A. 不安になる
B. 面白い
C. 仕方ない
D. ……わからない
【Q5|物語の結末】
A. きちんと決まっていてほしい
B. 読者が決めてもいい
C. どちらでもいい
D. そもそも結末は必要ない?
【Q6|診断を疑う】
「診断結果、間違ってない?」と思ったら?
A. そのまま受け入れる
B. 理由を確認する
C. 診断そのものを疑う
D. もう一度やり直す
<回答一覧(Q1〜Q6)>
Q1 Q2 Q3 Q4 Q5 Q6
カノジョ B B A B B C
カレシ D D C A A B
雇い主 A C C C C A
長老 D D A C A B
隊長 A A A A A B
博士 D D C C A B
スター B B A B B D
監査役 D D C A A C
女将 A B C C C A
青年 B C A B B D
学生 A B C D C A
<タイプ分類マップ>
横軸:動く(選択・行動) ↔ 留まる(観察・保留)
縦軸:感じる(共感・直感) ↔ 測る(分析・検証)
タイプ:該当者:席の名称
1. 動く/感じる:カノジョ・スター・青年
:前へ出る席
2. 動く/測る:隊長:前へ出る席(測る寄り)
3. 留まる/感じる:女将・学生:考えてから動く席
4. 留まる/測る:カレシ・長老・博士:立ち止まって考える席
5. 留まる/測る(端):監査役:問い直す席
6. 中間/境界:雇い主:どれか一つに決めきらない
※席の名称は、今回の診断の呼び方に合わせています。上下の優劣はありません。簡易診断方法は文末にこっそり格納しておきます。
<御前会議メンバーの傾向解説>
【前へ出る席】
・カノジョ:直感で動く。わからないを面白がる。診断も疑ってみる。
・スター:感じたままに出す。結末は読者に委ねたい。
・青年:まずやってみる。やり直すことを厭わない。
【前へ出る席(測る寄り)】
・隊長:正しさを基準に動く。間違いはその場で止める。理由は確認する。
【考えてから動く席】
・女将:まず話を聞く。相手の事情を先に置く。
・学生:わからないを、わからないまま受け止める。
【立ち止まって考える席】
・カレシ:記録を優先する。判断は保留し、検証する。
・長老:結論を急がない。確かめることを選ぶ。
・博士:分析を優先する。わからないは仕方ないと置く。
【問い直す席(留まる/測る・極端)】
・監査役:診断そのものを疑う。端にいることで、全体のバランスを見る。
【中間/境界】
・雇主:迷いながら決める。どちらでもいい、と思えることもある。
<記録者からの補足>
このマップは、固定されたものではありません。
今日は前へ出る席にいても、明日は立ち止まって考える席にいるかもしれません。
大事なのは、いま自分がどの席に近いかを知ること。
そして——その席に、どう向き合うかです。
個別の「あなたはこれです」という確定は、行いません。
見本と照らして、「近いな」「今日は違うな」で十分です。
カレシ「もう一つ。参考までに記録しておきます」
「同じ回答をした人数よりも、途中で回答が変わった人数の方が興味深い」
カノジョ「どうして?」
カレシ「人は、六つの質問だけでは測れないからです」
カノジョ「……それ、最初に言ってよ」
カレシ「最初に言うと、診断が成立しません」
カノジョ「じゃあ、今言ったからいいね」
カレシ「……そういうことにさせてください」
カレシ「以上をもって、今回の観測記録を終了します」
少し間。
カレシ「……ただし」
カノジョ「また?お喋り好きだね」
カレシ「あなたの答えが、明日も同じである保証はありません」
カノジョ「うん。だから面白いんじゃない?」
カレシ「……記録しておきます」
『本日の観測結果――固定されず』
カノジョ「じゃあ、最後にもう一回行くよー!」
「あなたは、今日の誰派?」
――観測記録、ここに閉じる。
「あなたは、誰派。」完
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【あなたの「今日の席」の診断方法】
*本診断はあくまで物語を楽しむためのお遊びであり、心理学的な根拠はございません。また、その日の状態により揺れ動くものです。一編の読み物として、気楽にご参考ください。
● 横軸(行動力)を測る
Q1とQ2で「A」か「B」を選んだ数(0〜2)
2個 ➡ 「前へ出る」性質
➡【動く】寄り
1個 ➡ 「考えてから動く」性質
➡【中間・境界】
0個 ➡ 「立ち止まって考える」性質
➡【留まる】寄り
● 縦軸(心のコンパス)を測る
Q3〜Q6の回答タイプ
AやC、あるいは「結末は決まっていてほしい」と思う方
➡ 【測る】寄り
BやD、あるいは「わからない状態が面白い」と思う方
➡ 【感じる】寄り
――さあ、あなたは今日の誰と同じ席でしたか?
【再掲】
タイプ:該当者:席の名称
1. 動く/感じる:カノジョ・スター・青年
:前へ出る席
2. 動く/測る:隊長:前へ出る席(測る寄り)
3. 留まる/感じる:女将・学生:考えてから動く席
4. 留まる/測る:カレシ・長老・博士:立ち止まって考える席
5. 留まる/測る(端):監査役:問い直す席
6. 中間/境界:雇い主:どれか一つに決めきらない
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【お知らせ】
拙作の更新は、今後カクヨムへ一本化します。
物語の区切りまでは必ず書ききりますので、ご安心ください。
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