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1話 プロローグ

初めてラノベを描いてみました。

大変に拙い表現しかできておらず、申し訳なく思います。

なんでも慣れればましになる!と信じています。


 私はマライヤ、25歳、歌って踊れる吟遊詩人だ。

 私が小さいころは、魔物など普通にいたらしく、危険で生きるのも大変だったらしい。

 しかし、一人の天才魔導科学者の登場により、銃などの兵器の開発が進み、魔物は倒されていき、やがて絶滅した。


 そして、国により絶滅宣言がされた。


 次に、各地に点在するダンジョンも、国の部隊により全て踏破され、安全宣言されている。


 その後に、魔物やダンジョンの発生原因も特定された、 魔素溜まりが原因であることがわかった。

 魔素は、魔晄炉などの動力源にされ魔物は発生しなくなった。


 安全になったことにより、冒険者たちへの依頼も激減し、冒険者達の仕事がなくなってしまった。

 冒険者は依頼が減ったことにより生活できなくなり、廃業者が増え、街の仕事に馴染めない奴らは、盗賊などに成り代わった。


 それらは、即座に国により討伐隊が組まれ、全て処刑されていった。


 そして、現在…。

 私は何とか生活できる程度の収入があり、定期収入でないため、その日暮らしだ。

 今は酒場での仕事が終わり、借りている自宅に帰り、就職情報誌を読んでいる。


「はぁ、今は何とか生活できるけど、収入は安定しないわ。 どこか演劇師団に入れないかしら?」


 募集しているところはあるが、私のような吟遊詩人は不要らしい。 踊りをアピールするが、求められているのは大道芸が多い。

 今のような流れの仕事では、若いうちしか受け入れて貰えないだろう。


 ふと外を見ると雨が降っていた。

 私はシャワーを浴び、眠る事にした。



 気がつくと真っ白な、何もない場所で眠っていた。

 周りを見回しても何もない。それどころか白い空間が、どこまでも広がっている。


「誰かいませんか!」


 歩いてみるが、どこまでも白いので進んでいる気がしない。

 私は怖くなり座り込んでしまった。

 よく考えてみると、私は仕事から帰ってシャワーを浴び眠った筈だ。 ベッドで…。


「これは夢ね、早く目が覚めないかしら…。」


 ふと、何か気配を感じ振り返ると、薄い白い衣を羽織った、綺麗な女性が立っていた。 金色の瞳に金色の髪で、姿はどこかで見たことがあるような人物だ。


「だれ?」

「私はエリス。 この世界の管理者よ。」

「はぁ。」


 思い出した!教会で祀っている神様と姿が一緒で名前も同じ、管理者って・・・。

 私は神様を夢に呼んで、何を夢見てるんだろう。


「あら、夢じゃ無いわよ。」


 夢の中で夢じゃないって言われても、わからないわね。


「それもそうね、夢と思っていても問題ないから説明するわね。」


 真っ白だった空間に椅子が出てきた。


「少し長くなるから座って。」


 私は座るように言われたので腰掛けた。


「まず、あなたの世界は途中・・まで魔素の循環に成功して安心な世界になったわ。」

「ただ、魔素を使い尽くして、枯渇させてしまうと、世界はゆっくりと滅びてしまうのよ。」


 私の住んでいる街や畑の映像が流れている。

 そこでは、早送りのように時間が進んでいき、だんだんと農作物が育たなくなり、雨が多く降り、巨大な竜巻や台風が襲ってくるようになっいた。


 最初は魔法で防いでいた災害も、個人の魔法では限定的で、効果が行き届かなくなり、やがて対処ができなくなっている。


 魔晄炉は燃料となる魔素が減っていき、どんどん動かなくなっていった。

 やがて停止してエネルギー不足になり、街を守るように張っていた結界も、魔力不足によりひびが入り砕け、街は自然災害に蹂躙されていった。


 森は育たなくなり、どんどん木々が枯れていく。

 やがて虫など生き物すらいなくなり、砂漠になっていった。

 砂漠化が進行すると草木が育ちくくなっていき、気温も上昇し、建物も壊れていった。

 そんな環境なので、人は病気になりやすくなる。


「最終的に生物は全ていなくなり、機械も砂へと変わっていき、完全に砂漠化して星が、世界が滅んでいくの。」

「そんな! では私達はどうすればよかったの?」


 エリス神は私をじっと見ている。


「そうね、魔物討伐とダンジョン踏破まではよかったのだけど、その後の魔晄炉はダメね。」

「一基だけならよかったのでけど、たくさん作ったのはダメね。」

「それでね、あなたにはやって欲しいことがあるのよ。」

「やって欲しいこと?」

「これから送る世界が滅びないように魔素溜まりの魔素を散らすようにして循環させて欲しいのよ。」

「無理よ、私は生活するのがやっとの一般市民よ。 それに魔素溜まりって見えないわ。」

「見るんじゃなく感じるのよ。 不安に感じたり、怖いと思う場所が大体そうよ。 心霊スポットもそうね。」


 次々と映像が流れていく。


「言い忘れてたけど、あなたはもう、元の世界に戻れないわよ。」

「そんなこと無いんじゃない? 起きるだけでしょ。」

「その問答はいいわ。 じゃあ送るわよ。」



◇◇◇◇◇

 真っ暗だ。 どこだここは?

 目を開けると知らない天井だった。


 えっ? 何ここ?

 本当に送られたの?

 僕はどうなったんだ?


 ベッドに寝ていたようで、体を起こして周りを見てみると、メイドが部屋の手入れをしていた。

 そのメイドが僕の姿を見てびっくりして水差しを落としていた。


「メロディ様! アイディ様が起きました!」


 走って部屋を出ていってしまった。


「今、アイディって呼んでたよな。」


 少し思い出そうとすると、ひどい頭痛に襲われた。


「痛い、イタタタタッ!」


 ベッドから落ち、転げ回るとそのまま意識を失った。


 また白い空間だ。

 目の前にエリス神が立っている。

 私は頭を押さえ転げ回っている。


「もう痛くないでしょ。 いつまでやってるの?」


 確かに痛くない。

 えーと、やっぱりさっきのは夢の続き?


「夢じゃ無いわよ。」

「あなたは世界の崩壊に巻き込まれて体を失ったのよ。」

「だから、新しい体を用意して転生させたんだもの。」


 女神様は私の現状を説明してくれた。

 前の世界は、もう手遅れで滅んでしまったようだ。

 回収できた魂は、神様が別の世界に流転させいった。


 今、この体がいる世界はほっとくと、どんどん世界のリソースを消費して枯渇してしまうようだ。

 枯渇するとどうなるかって? 前に見たとおり世界が崩壊していくらしい。


 なので、本当は転生した後にすぐに枯渇しないように、循環させるように働きかけてほしいようだ。


「循環させるには具体的にどうすればよいのですか?」


 女神様は僕をじっと見つめている。

 この体に馴染んでいくと、心も男になっていく。ホルモンバランスが男だからだ。


「そうね、知識をあげるからまずは、死なないように生きる事。 余裕が出来てきたら、魔物を沢山討伐する事、強ければ強い程良いわ、あいつら勝手に溜め込んでやがるから。 その他は人を無闇に殺さない事、でも犯罪者は仕方がないわ。」

「あとは…、まあ私たちを感じるようにして生活する事、お祈りしてね。 まあ、こんなもんかな?」


 いつのまにか正座しており、話を聞いているが魔物討伐とか全く自信がない。 とりあえず手を挙げて質問しよう。


「女神様、何点か質問してもいいでしょうか?」

「えぇ、どうぞ。」

「先ほど貰えると言っていた知識はどのようなものでしょうか?」


 女神様は僕が瞬きした瞬間に、スーツ姿に変わっていた。しかも眼鏡をかけて、指し棒を持っていた。

 ホワイトボードが、地面から生えてきたと思ったら、ペンが走り色々と書かれていく。


 どうやらこの体は、5歳まで存在を薄められた状態で、神様よろしくのAI? 人工知能? 神工知能により育てていたようだ。


 なんで5歳かと言うと、それ以上育ってしまうと、存在を忘れられてしまい、死んでしまうようだ。


 今回は、ギリギリのようだ。

 枯渇する原因などは、貰う知識に入れてくれるらしい。


「もう、良さそうですね。」

「それでは良い人生を~。」


 そういうと、柏手を打った…。

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