問題貴族時々現状確認
お久しぶりですm(_ _)m
長らくお待たせしました、なかなか本業の仕事が忙しくて次話の投稿が遅くなり御免なさいです
まだまだ不安定な状況ですが頑張って書きたいと思ってます!!
頑張らないと。
「なんですかこれは、材料が一般的な物で何でBランク武器なんですかそれに古代の製法だなんて」
鑑定を終えたシリルは今日一番驚きで叫ぶのであった
「普通に俺が制作した刀だよ、でも現在の作り方が違うので制作時間がかかる事と量産出来ない事が難点だな」
シリルは絶句しながら聖を見つめていた
「なるほどね、確かに普通の素材でBランクの武器を制作出来る事は驚異だね」
ディランは落ち着きながら考え出した
「制作方法を知る人が少ないから魔王の討伐に参加出来ないと考えた方がしっくりくるのかな?」
ディランの質問に
「ああ、俺もその考えで合っている思うよ、何せ俺が習得している制作方法は習得に凄く時間がかかる年単位でな」
「なるほどそれなら納得するしかないね」
「そうですね」
ディランとシリルは聖の言い訳に納得した
「納得してもらえて良かったよ」
「では本題を話そうか」
ディランが真面目な顔で現状確認を始めた
「ああ、今回の騒動の目星は付いているのか?」
「簡単だね、ある貴族が関わっている事は確かだ!!」
「マスター宜しいのですか?」
貴族が関わっている以上ある程度問題が多い案件の為シリルは確認する
「大丈夫だよ、さすがに今回の問題は貴族だからって許される事じゃない、それに原因解明はリシャス統治者:グレイ伯爵からも正式な通達があるのでギルドとしては調査と解決の義務がある」
「確かにそうですが、その調査に新人だけで行う事は変ですよね」
「そうだね、でも今現在調査を行う為の人員は後始末のせいで居ないし何より新人だからこそ偏見が無く調査が出来るはずだ実力も有るしね」
「・・・・」
ディランとシリルは聖をほっときながら検測を行いシリルが折れる
「分かりました、詳細の説明をお願いしますマスター」
「待たせてすまないね」
「いや大丈夫だ、何だか大変そうだな」
「それはしょうがないね、問題貴族が絡んでいるせいもあるが基本貴族はめんどくさいよ」
ディランは諦めてくれと言いたそうな顔で説明を再開する
「まず簡単にリシャスの現状から説明しよう」
リシャスの代表つまり統治者は中立国の為10年毎に4ヶ国、人族・ドワーフ族・エルフ族・獣人族の代表がローテンションで変わるようになっている
今の統治者は人族の貴族グレイ伯爵で王族派のとても優れた統治者である
問題を起こした貴族とは派閥が違う、そもそも人族の貴族には王族派と貴族派の二つの派閥が存在している
王族派
・現王の元優れた統治を行なっている貴族達の派閥である
貴族派
・現王の弟と差別主義の貴族が権力と財力で纏めている派閥 (バカ集団)
「まず問題を起こしたのは貴族派の貴族 ヴォフル子爵だね」
ディランは言いきった
「なぜだ?」
「まず君達が観たい紋章狼の横顔に二本双剣は間違い無くヴォフル子爵の紋章である事とエンペラーウルフが攻めて来る方向から逃げるように帰ってきた貴族もヴォフル子爵の馬車であった事が一番の理由だねそれと今ヴォフル子爵の跡取り問題で揉めている事が決定的だね」
「どう言う意味だ?」
「ヴォフル子爵には2人の息子が居るがその息子達に跡取りを決めるある課題が出されているだ!!」
「まさか、その条件とはエンペラーウルフのテイムなのか?」
呆れる口調で聖が質問すると
「そのまさかなんだな、そもそもヴォフル子爵の初代がエンペラーウルフをテイムしてその背に乗り双剣で戦乱を駆け抜けた英雄の1人なんだ、騎獣者のエリート貴族だっだんだがここ数十年の当主は才能に恵まれず没落傾向なんだその為強行手段に出たんだと思う」
「本当に迷惑な話しだな」
ますます呆れる聖であった
「それでエンペラーウルフの子供を誘拐したのはその兄弟のどちらになるのですか?」
ライアが呆れている聖の横で必要な質問をする
「そんな卑怯な事をするのは兄の方だろうな、弟の方は真面目にエンペラーウルフの親にボロボロになりながら何度も死闘を繰り返しているみたいだからね」
念話
聖「そうなのかノワール?」
ノ「そうだね弱いくせに何回も私に挑んで来た子供いたね」
聖「へ〜それはまた無謀な」
ノ「ま〜根性と頑丈な体はあったみたいなだね」
聖「へ〜、そう言えばどのタイミングで誘拐されたんだ?」
ノ「その糞真面目な小僧と闘っている時にだね」
聖「なるほどね」
「その兄の名前が ヴィル・グロ・ヴォフルだね今は確かだねリシャス北端の別宅に住んでいるはずだね」
「なるほど状況は分かったよ、とりあえずその屋敷から調べてみるよ」
「ああ宜しく頼むよ、シリル君アレをヒジリ君に渡してくれ」
「分かりました、ヒジリさん事らをお持ちください」
シリルが差し出して者は2つ調査依頼の書簡とギルドの紋章が刻まれたメダルだ
「これは?」
「書簡は統治者からの調査依頼でメダルはギルドマスターからの指名依頼の証だよこの2つがあれば大抵の場所の調査はできるはずだよ」
「分かった、有り難く使わせてもらう事にすすよ」
聖達は書簡とメダルを受け取りギルドマスターの部屋から出で行った
さて調査開始だな!!
調査開始です!!
果たして問題貴族はどんな男なんでしょう、お楽しみに
感想・評価・誤字への指摘がありました宜しくお願いします。
では次話でまたお会いしましょう。




