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でかい!
「あちゃー。分が悪いかな?」
ゴブリンライダーたちがじりじりと距離を詰める。
「でも、ライター使わないとは言ってないもんね。」
全方向に向けてライターで火球ど飛ばす。なかなか目立ってしまうがしょうがない。
少し草むらを焼き、10mくらいの円を描く。
「ほらほら。おいでよ。」
周りにはゴブリンシャーマンはいない。
こちらに気づいた十数体のゴブリンライダーたちが向かってくる。ちょうどいい距離になったところで、
「はいドーン。」
周りに火炎放射器のように火を放つ。大丈夫。これ内側はもう焼いてるから俺には火が向かってこない。
後ろに逃げ始めたゴブリンライダーの背中を1匹づつ丁寧に打ち抜いてゆく。だいぶ楽だ。
さて、そろそろ...火の手が広がり、慌てたゴブリンシャーマンたちが水魔法をかける。その部分だけ火が消えるので、すぐさま火球を飛ばす。
あたりが焦げ臭くなったころ...
「グオオオオオ...」
「やっとお出ましか。」
怒り狂ったオークが姿を現す。部下がバンバン焼かれてるのを黙ってみてたくせに。今更なんだ。
でかい図体の割に割と臆病じゃないのか?
そんな心の中でついた悪態が聞こえたのか、オークがこちらに向かって走ってくる。
「まって...割とでかい...そして気持ち悪い!」
これは思いのほかのでかさだな。




