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Bird eleventh view [UNWAVERING SPIRIT]

手に淡く青に光る刃渡り10cmほどのナイフが現れる

体がそれを左目に刺せと自然と動く

少々気が引けたがここまで来て躊躇はしない

思いっきり刺す

背中が熱くなる

特に肩甲骨のあたりが最も熱い

背中にいわゆる猛禽類の翼が生える

根元から少しずつ

だが相手は待ってはくれない


「そんなの許すわけがないでしょう!!」


相手は全身が傷だらけのだが全身を黒い外套で包み直しこちらに攻撃を開始する

銃弾に貫かれたような小さな穴がいくつも空いている


きっとソーマが相手をしてくれていたのだろう

そういえばソウマはどこだ、さっきまであそこにいたはず


「CRIMSON BULLET ALL CONCENTRATION」


次の瞬間相手の周りに真紅の弾丸が降り注ぐ

だが全てあの外套に弾かれる

彼の弾丸は弾かれただけでは終わらない

次の瞬間弾丸は多種多様な変化を遂げる


爆ぜる物


もう一度立ち向かう物


大量の針を纏い周囲に漂う物


そして8割はソーマの元に戻っていく


そして大剣を形成する

ほんっと何でもありだなあいつ


ソーマのおかげで翼の形成が7割ほど完成した

「よし!!来いや!!真っ黒野郎!!」

「血気の勇というのはこのことか!!」

「何故そんな言葉を知っている」

「当たり前だよ...私は日本語を勉強しているからね」

「そうか...でも悪いな絶対ここでぶっ殺してやる」

やってやるUNAが敵だとしても

仲間を故意に傷つけるようなやつは許せない

まだ飛べはしないだろうが加速程度には使えるだろう

床を思い切り蹴飛ばす

それと同時に羽を前から後ろへ羽ばたかせる

とてつもない速度

自分でも反応しきれない速度で敵に突っ込む

相手の懐に潜り込む

だがそんな簡単には行かせてくれない

薄いが見える真っ黒が仕掛けた糸が

当たれば切れるそんな風に感じた

そしてあいつ自身の攻撃はまるで暴風のように連続で来る

そう「風」だ風なんて普通避けることなんてできない

だが相手が風のような攻撃なら

こちらはそれより強い風で受ければいい

自分に当たる致命傷になりかねない攻撃を槍の先端で的確に受け流す

いなしきれないものは腕で受ける

少しずつ進む

全身に大量の切り傷があるのがわかる

そんな傷も直ぐに分からなくなる程に次の傷ができる

自分でもおかしいと思う

こんな傷痛すぎて気が吹っ飛ぶはずなのに

今俺は目が冴えてる

まさに覚醒してるって感じだ 

さらに加速する

羽も血だらけになる

まだ3mはある 

だがこっちは槍だ

全身で行って1m

槍で1m

つまり後1.5mも進めば充分な攻撃が当たる

でもそれが効くかわからない

でもやるしかない

一気に突き抜ける

加速はそこを知らない

ひたすら早くなる

相手も俺も

体の全神経を腕に集中させる

一寸も狂わせない

心臓に一撃

それだけでいい

「おらあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!」

「なっっ...」

貫いた感触はあった

行ったはずだ

「ふぅ、危なかった」

「は?」

真っ黒がUNAの体を自らの体の前に掲げていた

つまり俺はUNAの右鎖骨の上を貫いていた

次の瞬間

翼を根元から切られる

もう


ダメだ


昔からそうだ

ゲームでも味方の役にも立てない

どんなに強くなっても一歩足りない


いやダメだな

これはゲームだが

でも


死んだら死ぬ


「もういい帰る、こんな奴らすぐ潰せる」

「...てよ」

「なんだよまだやるのか?」

翼はもうない

相手との距離は30m

ここであいつを倒すには...

「待てやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!」

もうこれしかない

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