鈍い奴
「ぎりぎり授業には間に合いそうだな」
「授業には間に合ったけど、この後葉子ちゃんの機嫌を損ねないように
気をつけろよ。彼女怒るととてつもなく怖いからな」
「どうしてだよ?」
「実はな・・・授業を出るように呼びに行ったんだが。こうも言われたんだ」
孝司は眉をグッと吊り上げて
「雅人に話があるからなるべく早く連れて来てね
遅れたらどうなるか・・・孝司くん分かるわよねぇ?」
変な声と気持ち悪さを除けば仕草は葉子に似てなくもない
もしこんな所を葉子に見られたらどうなるかわかったもんじゃない
もちろん孝司のみ話だが。
「早く連れてきてねって言う割にはさっきは暇人とか言って引き止めなかったか?」
「あれはだな忍ちゃんが1人で片付けると大変だろうと思って引き止めたんだ」
「まぁ怒られるのは孝司だし俺には関係ないけどな」
「っとそれはどうかな?じゃあ俺はこの辺で」
孝司は俺の後ろの方を気にしながらそう言ってさっさと自分のクラスの教室に入っていった
自分も教室に入り自分の席に座わった。
昼休みを終わりを告げるチャイムが鳴り午後の授業が始まった
そしてちらりと葉子のいる方を見ると黒板ではなく
窓の外を見ていた
葉子はどちらかというと真面目な方で
授業中に余所見などするような奴ではない
何かあったのだろうか
それに孝司の言っていた話を聞こうにも次の授業は移動教室で
移動する際に葉子は女友達に囲まれていて
近づきにくかったのだ、なので放課後に聞くことにした
「おーい葉子」
「あら、ちゃんと午後の授業に来たのね」
「同じクラスにいるんだから気づけよ」
俺は少し呆れながら言う
「いることよりも、いない事の方が多い人なんていても気づかないと思うわ
つまり存在感が薄いって事」
顔をフイっとそらしていいながら葉子は鞄の中に箱のような物を入れていた
それになんだか酷い言いようであるが昼に遅れたせいだろうか
「それより、話って何だよ?」
「その話はもういいのよ、もう昼に終わってしまったわ」
「じゃあわざわざ孝司に呼びに来させなくてもいいじゃないか」
「孝司君じゃないとダメなのよ私は色々といけない事情があるの」
「なんだよそのいけない事情って?
ただ呼びに行くのが面倒くさいだけだったんじゃないのか?」
「私が面倒くさいだけで孝司君に頼むと思うの?」
思いっきりその印象しかでてこないのはなぜなんだろう
「何その疑いの表情は?もう仕方ないわねそんなに疑うなら
軽く事情とやらを教えてあげる」
葉子は、はぁっとため息をついていくつか質問してきた
「じゃあ今日の昼に図書室にいたのは誰?」
「俺と孝司と後輩の景山さんだけど」
「そう正確にはあなたと景山さんね。だから私がいけなかったのわかった?」
余計に意味がわからなかった
景山さんと葉子は別に仲が悪いわけじゃないむしろいい方だ
前にいじめられている所を葉子が助けたこともあるらしい
それとも最近に喧嘩でもしたんだろうか
「何か景山さんと喧嘩でもしたのか葉子?」
「別に喧嘩なんてしてないわ忍ちゃんとはとても仲良しよ」
余計にますますわからなくなってしまった
「鈍い人・・・」
そういい残して葉子はさっさと教室から出て行ってしまった
相変わらず文才なくて困っている作者です
今回はもっと話があったんですけど
なぜか書いてるとき半分以上消えてしまって
書き直すはめになりました
保存はこまめにしましょうってことですね




