13頁:Town to go angel
ふーはははっ!!どうだ!楽しめ!!
…思い上がってしまってすいません。本当にすいません。何様だよって感じですよね本当にすいません私なんかがこんなに上から目線で言える立場じゃないのにすいませんすいません!!
❅…†…❅
「さむっ…春なのにぃ…」
中央都市を離れ、名無しの森を超えると『天使の帰る町』と言う場所へと向かう。そこの街の森の中に彼女が待っているからだ。
その彼女とはとても美しく残忍である。
通勤人の群れとすれ違い、ふと彼は思う。
(忙しそぉ…何かオレ、悪口言ってるみたぁい?…だとしたらやぁめよぉ…彼女、こう言うのきらぁだしぃ。)
そう、ここの住人はいつも忙しそうで、楽しそうだ。
彼もその一人になりつつあるが、全く気付いていないところが彼らしい。
お伽噺の街がそのまま再現されたかのような街並みに彼は口元を綻ばせ、黒い瞳には優しさがこもる。
自転車を漕ぎ立ちし、長い…と言うか、長すぎる道を延々と渡る。
漕いでも道は続く。
漕いで、足を休めて、漕いで。
漕いで、足を休めて、漕いで。
……そしてまだまだ漕ぐ。
(はぁ、はぁ。)
息が切れてきて、疲れがドッと押し寄せる。
(彼女のところにつぅいたぁら、回復してもらぁお…)
森への道は長がすぎる。風に吹かれて凍えてしまう。真っ黒な髪が揺れ斜めにあったはずの髪は、彼の視界に入ってしまう。
「っち…」
そのことに彼はひどく不機嫌になる。
(……髪の毛、染めようとぉしてもぉ、何故か他のぉ色に染まらなぁいんだよねぇ……あの愚兄と同じ色じゃないってだぁけが取り柄なんだけどぉ……髪長さはぁこのままの方が彼女も俺も好きだしぃ…どぉしようもないんだよねぇ…)
「…っはぁ…さむい…」
長い道には黄色の煉瓦が続いてる。そうして道は何処までも続く…。
❅…†…❅
そうしてようやく、お目当ての場所へと着く。
まるで古き良きヨーロッパのお伽噺のお城がそのまま飛び出したかのような見た目だ。
「ルイ…」
そうして彼女の名を声にしようとする…が、三階の窓から聞こえてくる声で遮られてしまったり。
「主っー!それに触らないで下さいぃっ!!」
パキーンッ!!
「!!主!怪我はないですか!?………良かった……主に怪我があったら…俺、正気でいられません…」
「...お前だけ、違うと思う。」
「黙れ水色狸。」
「…殴るぞ、ボケ。私は猫だ。」
「あ、主は念のため、先に部屋へと戻って下さい。」
一見すると、逆ハーレムが起こっているように見えるが、ここの屋敷にはメイドが三人、女門番一人、執事が一人、男性のコックが一人しかいないので、正しくはハーレム状態だ。そんな状態を見て彼、グリフォン・マッドは溜め息をつき、年代物の帽子を深くかぶる。まるでその笑みを見せないかのように……。
(ねむ…)
欠伸を噛みしめてるだけでした。
「ふあ…んー…?…ああ、お帰り~ぐりー君門は開いてるぜ?さっさと通りな。」
「だぁれがぁぐりー君なのぉ?次それ言ったらマジでぶっ」
やけに早口になりながら物騒な事を言う前にと門番、メイラ・リヴェは遮り、早く入るようにと急かす。
(まったく、物騒極まりないぜ…)
いつも門番の仕事を寝ながらやっているメイラでも流石に物騒な物は嫌らしい。……物騒な仕事だが。
❅…†…❅
グリフォンは慣れた足取りで、先程の城とは近くにあるが、別に塔にある彼女の部屋へと向かう。
この塔は『月知恵の塔』と呼ばれる実に怪しげな塔…世界の中心に建てられている塔。更に言うとこの塔はすべての記録する知恵…本があり、凄すぎる塔であり、持ち主にしか開けられないようになっており、かなり深不思議なのだが…
開けられるものが…一人屋上の部屋に居る。その少女が『Lewis・Carol』と言う。
「…疲れた。」
そう言い、目の前の扉のドアノブに手を…
「うひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
「…うぅんぅ?」
おけなかった。奇声が聞こえてきたからだ。
「…愚兄ぃ?…はははぁー…まさかねえ…」
グリフォンは焦った。愚兄こと、ブラッド・マッドがいると言う事に。
そう、彼はこの地球上最も嫌っているのは血狂いなのだ。
幼い頃に植付けられたトラウマ諸共血狂いはトラブルメイカーなのだ。
血狂い、それは食人鬼でもあったり。かなりグロテスクな存在。
できれば関わりたくない存在トップワン。
(……どうしようどうしようどうしよう!!!もうやだあいつきてんの?もうまじやだきえていい?にげていい?アレにかかわるとかマジ嫌だあれほんときらいこあいしもうやだ)
そして内心途轍もなく焦った。
「ふー…あとでぇルイスちゃんにぃ怒らぁれぇるぅからぁ…入ろぉ。」
字面で分かるように途轍もなく嫌がってるが、行くしかない。
がちゃ…
❅…†…❅
――春の暖かな日差しが降り注ぐ。
高く白い天井には染みひとつなく。
南の壁には大きな透明のガラス窓。
掃除は細かい所まで行き届いており、埃や指紋は一切見当たらない。
内側に少しだけ開けられた窓から、暖かな微風が室内に吹き込むと、窓を覆う白いレースのカーテンがゆらゆらと揺れる。
窓のすぐ外には、瑞々しい青葉を茂らせる木が一本。
風が吹くたびに動く葉っぱやカーテンが、窓ガラスを通る午後の陽光を通したり、さえぎったり。 すると、白い壁やベージュ色の毛深い絨毯の上に、複雑な陰影を描く。
ラジオから鳴り響く不気味なワルツの音楽が重なり、まるで光と影の妖精達が楽しげに歌い踊っているかのよう。室内には本棚や大小様々なぬいぐるみ、ソファー等があるが、それでも全く窮屈さを感じない程に広い。
その真ん中の大きなソファに寝っ転がっている少女…
彼女が翼人であり、
この世界の神、ルイス・キャロル
パッと見た感じでは、それはもう小学生。
声からして若々しく、しかし甲高い声ではなく心癒される。
澄んだ可愛らしい声は、何時までも聞いていたくなる。
こんな声で何か歌でも唄ってくれた日には…
…たとえ全銀河系を巻き込んだ宇宙戦争であろうと、あっという間に終結してしまう自信がある。
――「天使癒声」とでも名付けようか。 特殊能力の類ではないかと思う。
髪は白金色で、とても綺麗な色なのだが、この世界では白髪はありえないので、なんでも、外出時はウィッグを被ってるらしい。
そして頭には…くるんっとしたアホ毛。
頬はわずかながら微かに高揚しており、むすっとした唇はまるでサクランボのように赤い。
眼には包帯が巻かれており本人曰く、ぼやけて見えるからまだ外せないんだとか
可愛らしさと綺麗さが混在していて、人形のように…と言うか、動かないでいたらほぼ人形だと、見間違えてしまいそうな程美しい。翼をだしたらまんまの天使。
背はなぜか、142㎝。
黒いセーターのカットソーを少しまくっており、
深緋色と黒色のデニムホットパンツにノースリーブの黒色猫耳パーカー。
袖あたりが赤、青、黄色の薔薇を散りばめ、手には黒の手袋がはめられている。 心配しそうなまでに細い手足はオーバーニーソックスを身に着け、黒のブーツが彼女の趣味を少なからずあらわしている。
見える肌の色はとても病弱的なまでに白い肌。
そして、胸は……。
む、胸は…………。
――――すまん。 無理なので詳細な描写は謹んで辞退します。
と言うか、万が一にも描写を書いてしまったら『ぶちころー★』されますので。
と、とにかく!彼女はまさに!
聖母より生を受け! 地上に舞い降りた最後の天使(神様ですけど)!!
まさしくスイートプリティーエンジェル!!
その瞳は100万ボルト、効果は抜群!。
「…ん……遅い。」
「ごっめぇーんぅ♪てへぺろー☆」
「HAHAHAHA!ルイスぅずっと待ってたんですよ?」
「うっせぇのぉ。」
(態度違い過ぎでしょ…)
彼女はそう思うしかなかった。兄弟とは言え、そこまで嫌う物かと言いたくなるのも事実だ。
「あと、僕の事をルイス、って呼ばないでってば。せめてスノウにしてよー(棒」
「しろぉくぅんのじょうほぉ持ってきたよぉ!」
「最初からそう言えばいいものの……まあ、その、何と言うか、あ、ありがとうです……?」
「むふふー!クーツンデレー!」
「消えて…くれるかな?」
にこっとした笑顔だが背後に黒いオーラが出てるので静かにしようと心に決めたグリフォン。
ちなみに、その傍にいた血狂いは物凄い冷や汗を掻いて、今にも倒れそうなほど顔が蒼くなっている。
「…どうでもいいとして……白兎の情報……教えて。」
「えっと、…――――――――――」
すいませetc...
はい、どうも復活しました。どうしでした?初第三者視点。
お気に召したのならそれは御光栄です。
それと、『Town to go angel』は『天使の帰る町』、です。
Google翻訳っていいですね。




