13話 デリアベルの異変
このまま進む異世界転生なんて100回以上見たことありますよね
そんなふうにならないように頑張ります
絶対予想できないような意味のわからない話にできるように頑張ります。
執筆の調子が悪かったのでところどころ変になっている気がします。
後ほど修正をかけさせてもらいます。
そもそも文章を書くのが下手くそなので他の場所も修正かけようと思っています
俺はシュトラウスといっしょに検問の列に並んでいる。
検問の列は受付の列と比べるとありえないほど時間がかかっている。
デリアベルやパーティーの検問はここまで厳重なのか...
と思い知らされた。
おそらく検問を通るのに1人5分近くはかかっているのではないだろうか。
隣の検問の列が空いていたのでシュトラウスとの話を終えて隣の検問に並び直そうか考えていたのだが何組かのお坊ちゃま王様と欲張りマダムのお嬢様みたいな中年ペアがすぐにその検問の列に並び始めてしまったので俺はまたシュトラウスと長話をすることになってしまった。
この世界には5000を超える国があるとか
いろいろな言語や種族があるとか諸々
なんとか前にいた3人の検問が終わり俺とシュトラウスの番がやってきた。
気づいたら話をしているうちに俺の前をシュトラウスにゆずってしまっていた。
「帝王シュトラウス様ですね」
「ああ」
「頼む」
検問の検査はあまりにも厳重だった。
まずは招待状のチェック
次にポストに届けられた魔王、帝王、神帝認定証
その他諸々、様々な認定証や許可証を見せられていた。
そして次は身体検査
魔素量、パワー、スキル検査を行うそうだ。
いや
魔素量とパワー測る機械あるのかよ
しかもスキルもわかるのか
すごいなその機械
とは思ったのだが
ん?
注射?
何で測るのなんかに注射を使うんだ?
それに5000国以上
今いる数2000に見合わないぞ
それ以外にもいろいろな矛盾が俺の頭をよぎった。
「これは...」
その時俺の中には1つの嫌な予感が舞い降りてきた。
「では測りますね」
「はい」
受付はシュトラウスの右腕に注射を刺そうとしていた。
「ちょっと待ったぁ」
シュトラウスの右腕に注射針が刺さる直前、俺はなんとか彼を引き止めることができた。
「すいません」
「先譲ります」
俺は強引に後ろの王族に列を譲り一度列を離れた。
「どうしたのでしょうか」
疑いの目を向けた怖い顔をしたウエイトレスが俺の目の前にいる。
やっぱりだ
なんでそんな顔をするのか俺はすでにわかっている。
「すいません」
「こいつが隠していた隠し事を今思い出しまして」
「友達として説教をしようかと...」
「そうか」
ウエイトレスは冷たい目を下に下げてすぐさまに魔法通話をしようとしていた。
やばい!
焦った俺はすぐさまスキル「小説家」を使った。
スキル「小説家」
やばい
スキルを停止したせいでシュトラウスに理由を説明する暇もなかった。
とにかく今は魔法通話を無効化させるためのスキルを作らないといけない。
焦った俺は高速で頭を回転させることに集中した。
1秒でも0.1秒でも早く
なるべく早くここから脱出する方法と魔法を無効化する方法を考える。
何か、
何かを生み出さないといけない
その瞬間だった
ん?
時間が?
止まった...
使用した瞬間
時間が止まったのだ。
なんで時間が止まったんだ?
あ
そうだった。
今まで人前で使用していなかったから忘れていた。
スキル「小説家」を使用するとき時間が止まるのだ。
俺も含めて全員が止まっている。
ただ俺だけ思考を回転させることができるのだ。
これはラッキーだ。
さすが
忘れていてもここで気付けるのはもはやすごい。
これこそシュトラウスが言ってた才能かもしれない。
それに...
これは使えるかもしれない。
ここで注目するのは時間が停止しているなか俺だけが考え続けられる点についてだ。
時間停止中にこの時間が停止していることについての原因を見つけスキル「小説家」で時間を停止しながらも俺が指定した人間が移動することができるスキルを作ることができたらここから脱出することができるかもしれないからだ。
ただ1つ懸念点がある。
ここにはおそらくとてつもなく強い強者が多数いるだろう。
今は大丈夫だとしても借りにここから時間が再開した場合、そういう強い奴らならすぐにこのスキルの仕組みについて理解し使用者の俺を探してくるだろう。
それまでに俺は作った時間を停止しながらも指定した人間が移動することができるスキルを作動するしかない。
もしそのようなスキルがすでに存在する場合
最悪の場合それに気づいた強者はすぐにそのスキルを使用し俺が分析する暇も与えずにすぐに俺を特定するだろう。
それにウエイトレスの魔法通話も阻止しないといけない。
どっちにしろスキルや魔法を無効化するためのスキルも作っておかないといけないだろう。
これは時間が再開してから俺がスキルを使用するまでの時間勝負だ。
時間が停止してからしばらく立った。
止まっている時間を贅沢に使わせてもらった俺はとても高度なスキルを構築することができた。
これで俺以上の強者がいたとしてもある程度の時間は稼げるだろう。
これからの流れはこうだ。
まず俺がスキル「小説家」の使用を解く。
すると今まで止められていた時間が再開する。
時間が始まった瞬間
俺の前にいるウエイトレスは魔法通話で仲間に情報を伝えようとするだろう。
そして時間を止まっていることに感づいた強者は俺を逃さないために俺の目の前に現れるか、時間を停止させてくるかも知れない。
ここの2つの役割をこなすのが新しいスキル
スキル「無効化」だ。
時間が始まった瞬間
スキル「無効化」を使用し魔法通話を阻止
そして時間停止のスキルをかけられないように常に自分に対する無効化をするスキル「無効化」を発動し続ける。
次に役に立つのが今回の時間停止で最も作るのに苦労したスキル。
スキル「時間停止」だ。
うまくスキル「小説家」使用中の時間停止ができている原因を突き止めることができた。
そのためそれ自体をスキル「時間停止」として分けることができた。
ここまでは簡単だったのだが...
一番難しかったのはスキル「時間停止」を作動している間に指定した人間を行動できるようにする方法だ。
それを突き止めてスキル「時間停止」に含めるのが難しかった。
とにかくスキル「時間停止」では時間停止中も指定された人のみ動くことができるというわけだ。
そしてすぐさまここを脱出しないといけないのだが...
ここから脱出するのは意外と難しい。
まずここの敷地は想像よりずいぶん広い。
もしこの敷地全体に結界が張られている場合。
この広大な敷地を逃げるのには時間がかかる。
それに忘れてはいけないのは階数もだ。
ここはエレベーターで約600m上がった場所
下に降りるまでも時間がかかる。
そしてこの建物の構造
もし内側からの脱出が困難になるよう設計されている場合
ここからの脱出は不可能になる。
最も重要なのは時間の問題
もし誰かが無効化するスキルや魔法を持っていてスキル「時間停止」から逃れられた場合
油断していると最悪な状況になる。
そこで使うべきスキルがある。
スキル「ジャンパー」だ。
俺は時間を止めた瞬間すぐさまスキル「ジャンパー」で移動するしかない。
もし結界によってスキル「ジャンパー」が使用できなかった場合
その場合は詰みだ。
誰にもスキル「時間停止」を無効化されてないのを願うしかない。
こうして俺とシュトラウスのデリアベル脱出大作戦が開始した。
スキル「小説家」を解き時間を再開する。
俺は覚悟を決め、つばをごくんと飲み込んだ。
行くぞ
解除
時間が始まった。
ウエイトレスが魔法通話を行おうとしている。
スキル「無効化」
まずはウエイトレスの魔法通話をスキル「無効化」で消す。
ここでウエイトレスも察するかも知れない。
俺はシュトラウスといっしょにすぐさまに検問の角に隠れウエイトレスからすぐに見つからないようにする。
それと同時に俺はスキル「無効化」を常に起動するように設定した。
そして最後にスキル「時間停止」を使用する。
スキル「時間停止」
これである程度の人が俺を監視することができなくなった。
ここからは勘づいて無効化したやつがここに現れる前に逃げる時間勝負。
「行くぞ」
俺はシュトラウスといっしょにすぐさまにトイレに駆け込んだ。
一番奥にある広い個室に隠れる。
シュトラウスは俺の顔を見て混乱している。
「おい」
「何が起きてんだよノヴァ」
「話は後だ」
「とりあえず今危ないことになっているということは理解しとけ」
「おお、わかった」
俺は今すぐシュトラウスといっしょにここから脱出しないといけない。
シュトラウスに状況を説明するのはもう少し後だ。
ただ1つ聞いておきたいことがある。
「お前帝王だよな」
「ああ」
「魔王の頃にデリアベルに参加したことはないのか?」
「ああ」
「ないよ」
シュトラウスはそう言った。
やはりそうだと思っていたのだがなぜなんだ?
「なぜだ」
「デリアベルは全員が集まるものじゃないのか」
「そう思うだろ」
シュトラウスはニヤッとした顔をする。
「デリアベルに参加する条件を満たしている人なんてこの世界にはたくさんいる」
「それにデリアベルが開催されるのは5年に1度」
デリアベルとは全員が集まるものではないらしい。
しかも5年に1度とは...
以外だ。
もう少し高頻度であると思っていたのだが...
おそらく俺が魔王になってからデリアベルが開催されるまでが短かったから俺が新しい魔王になったから開催されたのではないかという考えや高頻度で開催されるのではないかという考えを思い込んでしまったのだろう。
ちなみにシュトラウスはとても長寿な一族と自称しているためデリアベルに招待される前に魔王から帝王になってしまうそうだ。
「そう疑問に思うのも当然だ」
「デリアベルについて最近知った人は知らなくても当然だ」
どうやらそういうことらしい。
ただもう一つ疑問がある。
「魔王になりたてのときはデリアベルに必ず出席しないといけないんじゃないのか」
そう
それならすでにデリアベルに1度出席しているはずなのだ。
「ああ」
「そうしないといけないんだが...」
「サボった」
マジかよ
全然真面目じゃねぇじゃん
まあ
それといいながら奇跡でもある
これであいつがデリアベルによってビリアス教会に操られていないということがわかった。
「わかった」
「信じていいな」
「ああ」
「ここを脱出するぞ」
シュトラウスは頷く
こうしてシュトラウスの確認も完了した。
やばい
時間がない
今すぐ脱出しないと行けないのだがシュトラウスがビリアス教会に操られていないか確認するのにずいぶん時間がかかってしまった。
俺はスキル「ジャンパー」を使ってすぐさまこの場から逃げようとする。
ただ...
バァン
移動スキルが弾かれる感覚がした。
やはりここまで読まれているとは
それに時間が停止している中でそもそもスキルを使用することができないのかも知れない。
完全にそこまで考えていなかった。
こうなると本当の時間勝負
ここで思いつかなかったら俺達は死ぬということだ。
俺はスキル「小説家」を使う。
そして俺の前で疑問の顔を浮かべながら立っているシュトラウス
「おい」
「俺はどうすればいい」
シュトラウスは混乱していた。
シュトラウスも他人任せじゃいられないらしい。
「シュトラウス」
「俺は今、ここを脱出すための方法を必死に考えてる」
「だから俺がここを脱出する方法を考えられるまでなるべく時間を作ってくれ」
「わかった」
シュトラウスは深く頷いた。
「後、」
「なんだ」
「誰かが俺のスキル「時間停止」を見抜いている可能性がある」
「これ時間が止まっているのか」
「それならさっき使おうとしていた転移系の魔法やスキルは使えないな」
やはりそうだったようだ。
「それはわかってる」
「だからそういうやつがいないか監視してほしいんだ」
「そういうスキルとか魔法持ってるならありがたい」
「とにかくそういうやつをなるべく排除してくれ」
シュトラウスは今の俺より圧倒的に強い。
少なくとも今の俺よりは頼りになるだろう。
こんなやつと友達になれてよかった。
「わかった」
「あともう1つ約束がある」
「.........」
「わかった」
シュトラウスはすぐさまにここから移動しようとしていた。
「そういうことか」
俺は1つの脱出方法を見つけた。
だから言わないといけないことがある。
「まってくれ」
「最後に1つ」
シュトラウスは俺の声を聞き俺の方に顔を向けた。
「死んでもいい」
「絶対に俺を守りきれ」
「俺はお前が死んでも脱出できるようにしている」
「だから」
「死んでも俺を守りきれ」
シュトラウスはニヤリと笑った。
「わかったよ」
「友達なんだから一度死ぬくらい許してやるよ」
「これでお前貸し1な」
いやこれからお前の命を俺が助けるんだろうが...
「だまれ」
「お前も助けてもらうんだろうが」
そういえばそうだったという顔をしながら俺を見つめる。
「そういえばそうだな」
そう言いながらシュトラウスはここを去っていった。
さっき俺はシュトラウスに「俺はお前が死んでも脱出できるようにしている」と言った。
そう俺は1つの脱出方法を思いついた。
シュトラウスが死んでしまっても、生きていても俺が生きていれば脱出できる大胆な脱出方法を
ノヴァに指示された俺はすぐさまに俺のスキル
スキル「天魔展開」を起動する。
このスキルの特徴は一定時間中、俺と相手の魔素量とパワーを逆にすることができるスキルだ。
それ以外にも効果がある。
スキル「天魔展開」では特定の範囲のすべての情報を確認することができる。
この効果のおかげで俺は相手がどれだけ巧妙なスキルや魔法を使っていたとしても必ず情報を得ることができるのだ。
ただこのスキルの弱点ももちろんある。
1つ目は魔素量も多く使用すること。
このスキルはあまりにもチートすぎるため魔素量を多く使用する。
そのため使える回数には限りがあるのだ。
だから日々、俺はスキルに頼らないために魔素量やパワーを増やすことや魔法を使う特訓を必死に頑張ってきた。
そして2つ目はスキル「天魔展開」で特定の範囲のすべての情報を確認する場合
とてつもない情報を脳の中に流すため負荷が大きくかかることについてだ。
それについてはスキルを手に入れて79年ほどたった今も悩み続けている。
つまり俺のスキルも短期決戦に適しているというわけだ。
ここは俺の根性の勝負
何があってもノヴァがスキルを作り出し、ここから脱出できるまであいつを守り切る。
スキル「天魔展開」
ドわぁーー
俺の脳内に大量の情報が入ってくる。
それを全て認識し俺の知識として手に入れる。
どんどん範囲を広げていく
あいつのスキルを無効化したやつ
あいつのスキルを無効化したやつ
あいつのスキルを無効化したやつ
とにかく動いている人をひたすら探す。
いた
俺は1人だけこのスキルを無効化している人を見つけた。
こいつは
うそだろ...
まじかよ...
やはり無効化できたのは強いやつなのは間違いないと思ってはいたのだが
まさかこいつだとは...
これは厄介なことになる。
その正体は帝王「ダミアン」だった。
俺は今ひたすら頭を回転し続けている。
後少しで、
もう少しで俺のスキルが完成する。
その時だった。
「おーい」
「1つわかったことがある」
「1人だけ動いているやつがいたんだ」
「名前は帝王「ダミアン」らしい」
やっ
やばいっ
俺に声をかけてきたということは
つまり
こいつは...
シュトラウスじゃない
俺はすぐにこの場から逃げようとした。
「へぇ、逃げるんだ」
やばっ
い
そいつは俺の後ろに立っていた。
こいつが帝王「ダミアン」
手紙で言っていたあのエルフの帝王「バトゥカ」を倒したと手紙に書かれていた人間
まさかここで会ってしまうとは
えっ
いや
早すぎだって
はっ
反応できない
俺が考えている隙を狙って来たのだろう
気づいたら彼の剣が俺の頭の目の前にあった。
「ノヴァ」
「グサッ」
俺の前には刺されたシュトラウスがいた。
「ここからは俺が時間を稼ぐ」
「いいからさっさと逃げろ」
「お、おう」
俺はすぐにここを出た。
もうすぐスキルが完成するっていうのに
あとちょっと
あとちょっと
俺の頭に焦りがよぎる。
よしっ
できt
俺の目の前に剣があった。
もう俺の目の前に剣がある。
間に合え
間に合え
刺される
死ぬ
死んじまう
スキル「時空間移動」
俺はなんとかスキルを使用することができた。
さて
俺のスキルは間に合ったのだろうか
今いる空間はスキル「時空間移動」で移動したあの時なのだろうか
それとも
すでに死んでしまってあの世なのか
これは五分五分だろう。
本当にどっちかわからない。
ただ
せっかく異世界転生をしたんだ。
まだ死にたくない。
これからもシュトラウスと遊んだり、家でゆっくり本に読んだり、
まだやりたいことがいっぱいある。
死にたくない
死にたくない
恐る恐るまぶたを開ける
「ごめんごめん」
「こういう事したくなっちゃうんだよね」
「おい」
「大丈夫かノヴァ」
「おーい」
「ノヴァ」
「ノーヴァーー」
俺の目の前にいたのはあの馬鹿らしい顔をしたシュトラウスだった。
次の話でおそらくビリアス教会の秘密についてわかると思います




