ここまでの主な登場人物
・平田 嶺
物語の主人公である25歳の男性です。
元々は都内の小さなメーカーで修理担当として勤務していましたが、上司による理不尽ないじめや不正の濡れ衣を着せられそうになったことが原因で心身ともに疲弊し、会社を辞めました。
その後、祖母が遺した犬山市の山奥にある家(限界集落の跡地)に引きこもります。
そこで偶然見つけた古い石仏を祀ったことがきっかけで、永禄三年(西暦1560年)の尾張国と現代を自由に行き来できる能力に目覚めました。
元修理工の知識を活かしたDIYや機械の扱いに長けており、永禄時代の廃村を拠点として、現代の道具や知識を持ち込んで村を発展させていきます。
当初は精神修行の真似事として始めた修験者の格好で行動していましたが、後に還俗した商人として活動の幅を広げます。
恋愛経験ゼロの「ヘタレ主人公」で、茜と澄田からの積極的なアプローチに常に戸惑っています。
しかし、その誠実な人柄と行動力で、次第に周囲の人々を惹きつけていきます。
・大峰 茜
嶺の幼馴染で、一つ年上の綺麗なお姉さんです。
地元の農協に勤めており、引きこもりがちだった嶺が農業を始めるきっかけを作るなど、公私にわたって彼を支えます。
嶺のタイムスリップの秘密を最初に知った共犯者の一人であり、歴史やラノベ好きという一面もあって、彼の冒険に積極的に関わってきます。
嶺に好意を寄せており、大胆なアプローチで彼を翻弄します。
元夫の浮気が原因で離婚した過去があります。
後に澄田とは、嶺を一人前の男に育てるための「対ヘタレ主人公共同戦線」を結成するという奇妙な同盟関係になります。
・澄田 幸代
嶺の家の麓にあるコンビニで働くアルバイトの女子高生(後に大学生)です。
当初は修験者の格好で頻繁に通販商品を受け取りに来る嶺を「新手のコスプレーヤー」と怪しんでいました。
嶺の秘密を知ってからは、ラノベ好きのオタク女子という本性を現し、彼の冒険に目を輝かせて参加します。
大学では日本の歴史や文化人類学を専攻しており、その豊富な知識を活かして、永禄時代での活動における参謀役として活躍します。
クールで毒舌なツンデレですが、根は優しく、嶺のことを心配しています。
永禄時代の移住者たち
・大森 拓也
嶺の大学時代の後輩で、元ホームセンター店員です。
住む場所を失いかけていたところを嶺に助けられ、彼の家で同居を始めます。嶺の秘密を知ると、現代の世に未練がなかったことから、恋人の詩織と共に永禄時代への完全移住を決意しました。
明るいお調子者で、ラノベのような「現代知識無双」に憧れていますが、元ホームセンター店員のDIYスキルと持ち前の行動力で、廃村の生活基盤を着実に築き上げていきます。
商才にも長けており、村の生産物を清州などで売りさばく大番頭的な役割も担います。
・母栖 詩織
大森の彼女で、心優しく素直な女性です。
大森と共に永禄時代へ移住し、彼の「戦国スローライフ」を献身的に支えます。
戦乱で親を失った兄妹(茂助と彩)を保護した際には、自ら母親代わりになることを決意するなど、深い愛情の持ち主です。
手先が器用で、澄田の指導のもとで始めた陶器作りに才能を開花させ、村の新たな特産品を生み出しました。
戦国時代の人物
・武井 夕庵
織田信長の側近中の側近で、外交や内政を担う切れ者です。
清州の町で商人の姿をしていた嶺の才覚を見抜き、彼を信長に引き合わせる重要な役割を果たします。
嶺が献上した砂糖や良銭に驚き、津島での販路を紹介するなど、嶺たちの後援者となります。
・織田 信長
永禄三年(1560年)当時、尾張をほぼ統一した戦国大名です。
武井夕庵らの紹介で嶺と謁見し、彼が献上した砂糖や銭を高く評価します。
嶺たちの村の生産力と財力に価値を見出し、村の庇護と商いの自由を認める朱印状を与え、来る犬山城攻めへの協力を約束させました。
・茂助と彩
戦乱(乱取り)で親を失い、山中を彷徨っていたところを大森と詩織に保護された兄妹です。 その後、村の新たな家族として迎え入れられ、詩織からひらがなを教わるなど、少しずつ心の傷を癒していきます。




