3 街を助けたのに、捕まりました!?(改訂版)
夏休みが終わってしまうー
夏休みが終わってしまったら、投稿ペース落ちるかもしれません。
今回、文が所々おかしいかも知れません。
俺は眠たい目を擦りながら、テントを撤去していた。久しぶりの睡眠で、頭がリフレッシュしている。でも相変わらず、腹の虫はなっている。
テントを撤去し終えた俺は、露店でパンを売っている店で黒パンを買った。値段は、銅貨3枚で黒パン3つ。原材料が、そんなに安いのか?
「か、固い。でも美味しい」
フランスパン並に固いけど、3日ぶりのご飯とゆうことで美味しく感じた。多少はお腹が膨れた。
日が昇りきっている頃に俺はギルドの前にやってきた。初依頼、頑張らないと。
ーーリゴーン、リゴーン
急に、中央の鐘が鳴った。ギルドを覗いてみると、みんな顔が真っ青だ。
「あの、すいません」
ギルドの中にいた、男冒険者に話を聞いてみた。
「こ、この、鐘の鳴らし方は魔族が来た鳴らし方だ。速く地下に逃げるぞ!」
話し終わると、一目散に逃げていく男冒険者とは反対側に行って、俺はマップで魔族の出現ポイントまで走った。同時進行で、操作を使ってレベルとHP、MPを元通りにしておいた。
出現ポイントに着くとそこは、悲惨な状態だった。民間人が、真っ二つになっていたり、四肢が無くなっていたりと吐き気を催すものだった。
冒険者は誰もいない。冒険者達のレベルが知りたくなってきた。
中級魔族は、食虫植物のウツボカズラに触手を生やした見た目だ。正直キモイ。
現実拡張を使って魔族のレベルとHP、MPを確認した。
中級魔族
レベル 47
HP 40000
MP 6000
······弱過ぎ!
こうもみんな逃げるから、もっと強いのかと思ったが······正直ガッカリだ。
今更だが俺はあることに気づいた。俺は、戦う手段が無い。
中級魔族はバッチリ俺を見ていて攻撃してくる構えだ。
仕方ない。あれをやるか。
俺は、手頃な瓦礫を魔族に向かって投げた。
ーーGYOROAAAA
そんなに痛かったのか?
魔族が叫んでいるうちに、武器屋の剣を拾って投げる。
ステータス補正でもかかっているのか、投擲すると凄く速い。
HPは、ほとんど削れてないが頑張れば倒せるだろう。そうのうち、領軍も来るだろうしね。
魔族も無抵抗じゃないので触手で攻撃してくる。
ーー速い。
回避が一瞬遅れて、触手が肋を掠める。
痛い、掠めた程度なのに激痛が全身を駆け巡る。
状態異常 毒
触手に毒付いてんのかよ!麻痺じゃないだけマジだけど。
全部の触手に、毒付いてそうだな。一つ一つの触手が毒じゃなかったらやだな。
ーーGALYAAAAAAAA
魔族のMPが、ごっそり消えた。
吠えてんのか、詠唱してるのか見分けがつかんが、MPが減少したから詠唱だろう。
瞬間、地面から無数の触手が生えてきた。粘液でも付いてるのか、ヌルヌルしている。
「キモッ!」
咄嗟に、空中に回避をしていたからノーダメージだけど、誰かに見られていたら洒落にならない。
よし、上手くいくかどうか分からないけど使おう。上手くいかなかったら、この街が消える程度だから大丈夫だろう。
俺は、自身のステータスの種族を魔神にした。
瞬間魔法を解き中級魔族は動かなくなり、その場にひれ伏した。
おお、これは便利だ。
「この街から出ていけ!」
俺はそう言い放った。すると中級魔族は、ダラダラと体液か粘液みたいなものを垂らしながら消えていった。
「二度と来ないでねー」
俺は、ステータスを表示して種族を人間に戻した。魔神に種族設定をしていると、固有スキルがでて名前は、《 星落とし》と言う。何が出来るかと言うと、名前の通り星を落とします。
小休憩をしていたら、領軍が来た。
「おい、お前!中級魔族はどこに行った!」
「何かに怯えて、逃げていきましたよ」
「魔族がか?」
「はい」
珍しいのか?いや、そうか。ゴロゴロと魔神がいるわけ無いしな。
「実はな私には真偽スキルがあってな、スキルが反応してるんだ」
「はぁ」
「お前、嘘ついてるよな?」
そんなスキルあるのか!それじゃあ、シラを切れ無いじゃないか!
「お前を捕虜する。後で、じっくりと話を聞かせてもらうぞ」
周りは、既に領軍が槍を構えて逃げられないようにしている。
万事休すか。ジャンプして逃走も考えたが、ギルドで依頼をこなせなくなるのが嫌なので止めた。
俺は、大人しく捕まった。
最悪なことに、手を後ろにやらされ魔封じの手錠をかけられた。
何が最悪だと言うと、ステータス画面は俺の前にしか現れない。
はぁーこんなことなら、逃げればよかった。今すぐ、手錠壊して逃げようかな?
あ、キャンプセット空き地に置いたままだ。
結局連行されました。
▷
牢屋にぶち込まれて、ゴロゴロしていると、
「取り調べは、明日から行う」
不意に話しかけてくる女団長さんがいた。せっかくだから話すか。
「何時からですか?12時以降がいいです」
「うだうだ言うな!こっちだって、街の復興があるのだぞ!」
怒らなくてもいいじゃないですか。
「で、何時からですか?」
「チッ、9時からだ」
舌打ち聞こえてますよ。もう少し隠す努力をしてくださいよ。こっちも機嫌が悪くなる。
時間を伝えたら、女団長さんはどっかに行ってしまった。
「あー早くここから出たいなー」
小声で呟いた。昼だけど寝るか。
一応、もう1話投稿する予定です。
誤字、脱字あったら報告お願いします。
感想も受け付けてます。