33話 便利屋
セリフの割り振り
サタン>サ「
あすたきさんちん>あ「
女神>め「
みずきちゃん>み「
プミィ>プ「
いよかん>い「
ぷにっ ぷにっ ぷにっ ぷにっ ぷにっ ぷにっ ぱかっ
あ「お、開けたね」
サ「‥‥‥罠は特になさそうやね。それじゃあ中身を確認しに行きますか」
め「どんなのが入ってたら嬉しいかな?」
サ「やっぱりさんちんはフライドチキンが入ってたら嬉しいんじゃない?」
あ「そんなの入ってたら絶対腐ってるでしょ!無意味なフードロス過ぎて考えたやつ絞め殺しかねませんよあたし!」
め「サッちゃんはどんなのがいい?」
サ「そうですね‥‥‥こっちを視認するだけでどんな奴でも絶対服従してくれるような物だったら嬉しいですね。今後の面倒がなくなりそうで」
あ「流石にチートすぎるでしょ、それ」
サ「こっちはこの世界の管理をしなきゃならんのだからそれぐらいあってもいいと思うんだがなー。女神様は何がいいですか?」
め「衣服が透けて見える眼鏡」
サ「うん。発想がエロガキですね」
サ「おっと、宝箱に到着。さーて、どんなお宝が入ってるかなー?」
みんなで宝箱の中を覗き込む。
め「‥‥‥三色団子の‥‥‥アクセサリー?」
サ「ちょっとどんなものか調べてみますか。えーと‥‥‥『だんごのアクセ』。これを身につけた状態で1歩歩くと経験値が1入る」
サ「‥‥‥ゴミだな」
め「ゴミだね」
あ「はー、つっかえ」
み「時間を返してほしい」
サ「こんなのレベルの低い序盤にしか役に立たんだろ。今のレベルだと1上げるのに何百万歩歩かされるかわかったもんじゃねえよ」
あ「しかもあたしら長距離を移動する時、基本歩かないしね」
め「どーする?これ」
サ「うーん、見た目自体は悪くないしプミィちゃんにあげようか。一応この中で一番レベルが低いだろうし‥‥‥プミィちゃん、ちょっとじっとしててね」
プ「はーい!」
サタンは屈んでプミィちゃんの髪にアクセサリーをつけた。
サ「これでよしっと」
プ「わー、ありがとーサタンおねーちゃん!」
サ「いいってことよ!とってもかわゆいぞプミィちゃん!」
い「ええ、とても良くお似合いです魔王様」
プ「えへへー////」
サ「さて、愛くるしい存在を目の当たりにしたところで上に参りますか!‥‥‥ということでみずきちゃん、巨大化してみんなを乗せて上まで行ってちょーだい♪」
み「おかしい‥‥‥アタイも愛くるしい存在として華々しくデビューを飾ったはずなのに気付けばただの便利屋扱い‥‥‥何故このようなことになってしまったのだろうか‥‥‥」
サ「己の高すぎるスペックを呪うがいい」
め「でも、こんなにひとの役に立てる立派な娘に育ってくれて嬉しい!お母さん、貴方を産んで良かった!」
み「ママ‥‥‥!」
サ「何平気で嘘ついてるんですか!それだと女神様がモンスターの苗床にされたと思われるじゃないですか!!全世界34人の女神様のファンが黙ってはいませんよ!!!」
あ「絶妙に少ないのなんなんすか?それよりも、早くしないと本当に日が暮れちゃいますよ?」
サ「やっべ、みずきちゃん!考えるのは後にして早くわたしたちを上へ!」
み「風花ちゃんがみずきのこと好きだったなんて‥‥‥今まで友達としてしか見てなかったからどうすればいいかなんてわからないよ!‥‥‥断る?でも風花ちゃんを傷つけて今までの関係を壊したくないし‥‥‥」
サ「何考えてんだテメー!さっさとしろ!」
み「短気は損気だぜ、おじょーさん☆‥‥‥ってことでみんな乗ってー」
ずもも ぺちゃー
みずきちゃんはちょっと大きくなったあと、みんなが乗りやすいようにつぶれて平たくなった。
ぷにょ ぷにょ ぷにょ ぷにょ ぷにょ
プ「うわー!やわらかーい!」
い「これは気持ちいいですね」
あ「これで寝たら最高だろーなー」
め「ウォーターベッドにも勝てるんじゃない?」
サ「スライム風呂よりスライムベッドのほうが断然儲かるでしょこれ」
み「ふひひ、女の子の体の感触きもちいいすらー♡」
サ「なんで急に同人エロゲーのモンスターみてーなセリフ吐いてんだよ!やっぱこんなやつに商売なんてさせちゃだめだな」
み「お前みたいなのがやれてるのに?」
サ「あ!?」
あ「流石みずきちゃん。痛い所突いてくるぜ」
め「非の打ち所のない、完璧な論破だね」
サ「時間がないってさっきから言ってるでしょ!!!頼むから早く上に行ってくれよ!!!!!!」
み「じゃあ‥‥‥今日寝る時ママといっしょにぎゅっとしてくれる?」
サ「へーへー、わかったわかった」
め「あまえんぼさんめ♪」
み「よーし!いっくよー!」
ずももももももももももももももも
みずきちゃんは更に巨大化してスロープを足場にしながらどんどん上に上っていった。
二分後
め「あ!天井に明るくなってるところ発見!」
サ「みずきちゃん!みんなをあそこに!」
み「承知!」
みずきちゃんは出口の近くのスロープ上にみんなを降ろした。
みゅんみゅんみゅんみゅんみゅんみゅんみゅん
みんなの近くのスロープに手を置き、みずきちゃんは元のサイズに戻った。
サ「よし!それじゃあ出口にレッツゴー!」
広い空間を上がって出口を抜けると、そこは小島の中央にある山の頂上だった。
め「頂上だーーーー!!!」
サ「まあ、位置的にここに出ますよね」
プ「たっかーい!」
い「‥‥‥綺麗な景色ですね」
あ「いやー見事なオーシャンビューで‥‥‥なにあれ?」
さんちんが周りを見渡していると頂上の端に山とビジネスホテルが描かれた顔はめパネルが設置されているのを見つけた。
サ「制作サイドの悪ふざけで置いたんだろーけど、海があんな状態だったから今まで誰にも気付いてもらえなかったの哀れだな」
あ「というか、やどかり描けよ!なんでビジネスホテルのほうピックアップしてんだよ!スポンサーか!?」
め「まーまーさんちゃん。せっかくだしみんなで写真撮ろうよ♪」
あ「まー、ここまで来たしね」
サ「よっしゃ!撮りますか!山のほうの顔出しはプミィちゃん、ビジネスホテルの顔出しはみずきちゃんで。あ、ふたりとも高さ足りなさそーだからみずきちゃんなんとかしてね♪あと‥‥‥ハイみずきちゃん、デジタルカメラ!シャッターはここね。伸ばした体の先に口が作れるんだから目も作れるでしょ!それじゃあよろしくね♪」
み「ただ写真を撮るだけなのに馬鹿ほど負担でかくて笑えてくるわ」
み「準備はいーい?それでは撮りまちゅよー!乳首の数はー?」
サあめみプ「「「「「にーーー!」」」」」 い「よーーん!」
サあめみプ「「「「「!?」」」」」
パシャ!
い「‥‥‥ジョークです」
め「びっくりしたー」
サ「そうだよなー、風呂場ではちゃんとふたつだったもんなー」
あ「みんな思わずいよちゃんのほう向いちゃってるけどどーする?撮り直す?」
い「これはこれで趣深くてよろしいのではないでしょうか」
サ「すげぇしてやったり感のある顔してはるわ」
め「ところで日が大分傾いてきてるけど」
サ「やばいっぴ!みずきちゃん!本日最後のお願い!全員が掴まれる大きさのハンググライダーになって!」
み「ご期待に沿えるよう努力します!」
もにゅもにゅもにゅもにゅもにゅん
み「はい、できあがり♪」
サ「さんきゅー!えーっと、わたしらが来たほうは‥‥‥」
あ「てんちょー!あっち!あたしらのジェットスキーが見えた!」
サ「でかしたさんちん!じゃあみんな!この持ち手のところ持ってあっちに向かって走って飛ぶよ!みずきちゃんはみんなの胴体を吊り上げてハンググライダーの制御をしてね!」
み「あいよ!」
サ「それじゃあ3、2、1、GO!!!!!」
ズダダダダダダダダダ ダン!
ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオ!
あ「すげええええええええ!飛んでるーーーーーーー!」
め「はやーーーーーーーーい!」
プ「たのしーーーーーーー!」
サ「そういや、わたしもハンググライダー初めてだったーーーーー!」
い「自分の力以外で飛ぶのも悪くないですね」
サ「そういえばこのひと最初森の外まで飛んできてたーーーー!」
み「なるべく浜辺の近くで着水でいいよね?」
サ「よろしくお頼み申し上げまーーーーーーーす!!!!」
み「間もなく着水するよー!速度を落とすけどみんな気を付けてねー!」
ニャッ バーン!
あ「ぷはっ!やっぱり着水音おかしいって!!!」
サ「あんまり気にしてると将来垂れるぞ」
あ「それはみんなそうなるだろーが!!!!!!!‥‥‥あ」
め「ん?‥‥‥‥‥‥シャーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
女神様は威嚇した。
現時点での保有している天界力(とその他)
サタン[43511](399兆9482億8521万4495円)
女神[2]
あすたきさんちん[100008]
風花ちゃん
この異世界のスライムのみずきちゃんは適当な名前を出しただけだと思っているようだが、実は元となった天界のみずきちゃんの幼稚園の頃の一番の仲良しが風花ちゃんという娘だった。
なお、風花ちゃんはよくみずきちゃんに抱き着いてくんくんしているところを多くのひとが目撃している。




